最新大学受験・教育ニュース

2018/11/22
神戸大医学部推薦入試 出身地域で最大25点配点 募集要項に明記せず
神戸大医学部(神戸市中央区)は22日、推薦入試の地域特別枠で、募集要項に明記しないまま受験生の出身地域ごとに最大25点を段階的に配点していた、と発表した。1200点中、書類審査の100点で、但馬・西播磨25点▽北播磨・丹波・淡路20点▽阪神北・東播磨・中播磨10点▽神戸・阪神南0点−を配点していたという。
東京医科大の入試不正問題を受け、10月に行われた文部科学省の訪問調査で判明した。地域別配点は2015年度入試から行われていた。兵庫県内で医師、公的病院、病床数が不足している地域に重点的に配点したという。

 同大は同日、調査委員会を設置し、本年度入試の結果を精査。追加合格者があれば、本来必要なかった金銭負担などについて保障する方針という。
[Yahoo News 11/22(木) 16:25配信]
2018/11/21
英検、2019年度から従来型の検定料値上げ
日本英語検定協会(英検協会)は2018年11月20日、2019年度から従来型の実用英語技能検定(英検)の検定料を改定すると発表した。準会場5級を除き、すべての級で検定料を値上げする。

 英検協会によると、従来型の英検は近年、多くの大学や高校の入試に採用され、「英語能力を測定する英語学習者のための検定試験」というこれまでの位置付けから、新たに「入学試験」の要素が加わった。そのため、受験者は増加傾向にあり、会場借用単価や人件費、セキュリティー関連費用など、実施運営に関わる経費も増加しているという。

 今回の検定料改定については、「実施運営に関わる費用が割高になっている中、これまでは検定料を据え置いてまいりましたが、いよいよ価格に反映する必要性に迫られ、近年の受験者動向を勘案したうえで、来年度から検定料を改定させていただくことといたしました」と説明している。

 2019年度からの検定料は、公開会場が1級9,500円(現在8,400円)、準1級7,600円(現在6,900円)、2級6,500円(現在5,800円)、準2級5,900円(現在5,200円)、3級4,900円(現在3,800円)、4級3,600円(現在2,600円)、5級3,000円(現在2,500円)。

 準会場は2級5,500円(現在5,400円)、準2級4,900円(現在4,800円)、3級3,900円(現在3,400円)、4級2,600円(現在2,100円)、5級2,000円(変更なし)。値上げ幅は、公開会場で500〜1,100円、準会場で100〜500円となる。
[リセマム 2018.11.21 Wed 10:45]
2018/11/20
英検、11/11実施第2回二次試験の合否結果…11/20団体12時・個人15時公開
日本英語検定協会は2018年11月20日、Webサイトで「英検2018年度第2回検定二次試験」B日程の合否結果閲覧サービスを開始する。団体向けは正午、個人(英ナビ!会員)向けは午後1時、個人(ログインサービス)向けは午後3時以降に公開される。

 二次試験B日程は、1級〜3級の一次試験合格者と一次試験免除の出願者を対象に11月11日に本会場で行われた。1級の二次試験のみ札幌・仙台・横浜・東京・新潟・名古屋・京都・大阪・広島・福岡・那覇の11都市で実施した。4級と5級には二次試験はない。

 二次試験B日程の合否結果・成績表の閲覧は、団体向けには11月20日正午に開始。個人向けには、英検公式サービス「英ナビ!」会員に11月20日午後1時から先行公開。午後3時以降は、受験者ログインサービスからも閲覧できる。

 二次試験の合否結果は、試験結果ページより個人・団体別にログインして閲覧できる。閲覧には、本人確認票と個人成績表に記載されている英検IDとパスワードが必要となる。なお、11月4日実施の二次試験A日程の合否結果・成績表の閲覧は11月13日より公開している。合否結果の公開は、11月30日午後5時まで。

 「英ナビ!」の会員登録は無料。英語学習に役立つ機能や最新情報などを提供しており、事前に会員登録するとスムーズに合否結果を閲覧できる。

 2018年度第3回検定は、受付期間が11月30日〜12月26日(書店は12月19日締切)、一次試験が2019年1月27日(本会場)、二次試験が2月24日(A日程)と3月3日(B日程)に実施される。
[リセマム 2018.11.20 Tue 10:45 ]
2018/11/19
【大学受験2019】京都大学特色入試、出願倍率は農学部資源生物科学科7.7倍
京都大学は2018年11月16日、2019年度特色入試の出願受付状況(最終)を発表した。最終出願倍率は、総合人間学部が7.0倍、文学部が5.6倍、経済学部が3.8倍、医学部医学科が2.8倍、薬学部薬学科が1.7倍、工学部地球工学科が4.7倍、農学部資源生物科学科が7.7倍など。

 京都大学特色入試は2016年度から実施しており、2019年度で4年目を迎える。より多くの意欲ある受験生が特色入試に挑戦できるよう、2018年度からは全学部全学科で実施している。

 総合人間学部と文学部、経済学部、医学部医学科、薬学部、工学部、農学部は2018年11月1日から11月7日に出願を受け付けた。第1次選考結果発表は11月30日、第2次選考は12月15日(医学部医学科は16日も)、第2次選考結果発表は2019年1月11日、最終合格発表は2月13日(医学部医学科のみ1月21日)に実施する。ただし、総合人間学部、文学部、経済学部、医学部医学科、薬学部は、第2次選考合格発表と最終合格発表が同じ。工学部の情報学科以外の学科は、最終合格発表のみ行う(ただし、工業化学科は第1次選考結果発表あり)。

 最終出願倍率は、総合人間学部が7.0倍、文学部が5.6倍、経済学部が3.8倍、医学部医学科が2.8倍、薬学部の薬科学科が1.3倍、薬学科が1.7倍、工学部の地球工学科が4.7倍、建築学科が4.5倍、物理工学科が4.6倍、電気電子工学科が1.6倍、情報学科が2.7倍、工業化学科が0.7倍、農学部の資源生物科学科が7.7倍、応用生命科学科が2.0倍、地域環境工学科が2.3倍、食料・環境経済学科が4.7倍、森林科学科が6.3倍、食品生物科学科が2.0倍。

 そのほか、法学部は2019年1月28日から2月6日まで出願を受け付ける。
[リセマム 2018.11.19 Mon 14:15 ]
2018/11/16
高1対象、大学入学共通テスト対策講座・模試
河合塾は、高校1年生を対象とした「大学入学共通テスト対策講座」を2018年12月15日より全国37校舎で順次開始する。英語と数学、現代文の3教科、受講料は無料。また、東進は「共通テスト対応高1模試」を2019年2月10日に実施する。一般受験料は5,184円(税込)。

 河合塾「大学入学共通テスト対策講座」では、11月10日と11日に実施された大学入学共通テストの「試行調査(プレテスト)」の分析結果を踏まえ、最新の問題傾向や具体的な対策方法を伝える。また、受講者は試行調査から想定された予想問題に挑戦。保護者向け説明会も実施する。

 内容は、英語(リスニングあり)と数学、現代文の3教科。校舎によって1日1教科を実施する場合と、1日3教科を実施する場合がある。申込みは、受講希望校舎の窓口または受付センターの電話で受け付ける。東進「第2回 共通テスト対応高1模試」は、大学入学共通テストの「試行調査」の傾向を体験できる模擬試験。大学入学共通テストと同形式の「マーク+記述」形式で実施する。国語と数学Iでは、記述問題を出題する。

 模試は、英語(80分)と英語リスニング(30分)、国語(80分)、数学(80分)を実施。英語リスニングの後、個人マスター記入(20分)と昼食(50分)の時間が入る。東進に通っていない一般生の受験料は5,184円(税込)。
[リセマム 2018.11.16 Fri 13:15 ]
2018/11/15
シニア世代、孫のための出費は増加…年間平均は12万円以上
この1年間で孫のために使った金額は平均12万8,269円、2017年より1万2,210円増加していることが、ソニー生命保険の「シニアの生活意識調査2018」からわかった。また、孫に勉強を教えたいと考えるシニアは、女性より男性のほうが多かった。

 「シニアの生活意識調査」は、2018年で6回目の実施。2018年10月5日〜9日の5日間で調査が行われ、全国のシニア(50〜79歳)男女各500人(計1,000人)の有効回答を集計したもの。シニアの楽しみ、家族の関係、就労意向と学び直し意向、スマホ(スマートフォン)利用などを調査した。

 シニアの楽しみを聞いたところ、全体の1位は「旅行」47.9%、2位「テレビ/ドラマ」34.3%、3位「グルメ」30.5%など。男女別では、「旅行」「映画」「読書」の回答は男女差があまりなかったが、「テレビ/ドラマ」「グルメ」「健康」「ファッション」などは女性のほうが高い傾向にある。「子ども/孫」についても、男性15.4%に対して、女性26.2%だった。なお、「スポーツ」については、男性のほうが高くなっている。

 孫がいるシニア(337人)に孫との関係を質問。この1年間で孫のためにお金を使ったことを聞いたところ、1位「おこづかい・お年玉・お祝い金」75.1%、2位「一緒に外食」53.1%、3位「おもちゃ・ゲーム」41.2%という結果だった。2017年調査と比べると、「一緒に外食」は9.4ポイント増、5位の「一緒に旅行・レジャー」30.0%も8.0ポイント増となった。そのほか、「ランドセル・机・文房具など学用品」は3.4ポイント減の12.8%となっている。

 孫のために使った金額の平均は12万8,269円で、2017年の調査より1万2,210円増加。もっとも多い回答は「5万円〜10万円未満」21.8%、ついで「10万円〜20万円未満」16.7%、「3万円〜5万円未満」15.7%、「2万円〜3万円未満」15.1%など。そのほか、「50万円以上」4.8%という回答もみられた。

 孫の教育について、孫の勉強の世話(勉強を教えること)をしたいかどうかを尋ねると、全体では「世話をしたい」28.8%、「世話をしたくない」48.1%、「わからない」23.1%の割合だった。男女別では、男性が「世話をしたい」36.1%、「世話をしたくない」36.1%、女性が「世話をしたい」22.3%、「世話をしたくない」58.7%。女性よりも男性のほうが「勉強を教えたい」と考える人が多いことがわかった。

 そのほか、学び直し意向があるシニアに今後学習したいことを質問したところ、「語学」53.2%、「歴史」36.0%、「パソコン・インターネット」30.5%などがあがっている。「プログラミング」については、男性の17.3%が学び直しの意向を示していた。
[リセマム 2018.11.15 Thu 13:45 ]
2018/11/14
英検、11/4実施第2回二次試験の合否結果…11/13団体12時・個人15時公開
日本英語検定協会は2018年11月13日、Webサイトで「英検2018年度第2回二次試験」の合否結果閲覧サービスを開始する。団体責任者向けは正午以降、個人(英ナビ!会員)向けは午後1時、個人(ログインサービス)向けは午後3時以降に公開予定。

 二次試験A日程は、1級〜3級の一次試験合格者および一次免除の出願者に対し、11月4日に本会場で実施。1級の二次試験のみ札幌・仙台・横浜・東京・新潟・名古屋・京都・大阪・広島・福岡・那覇の11都市の本会場で実施した。4級と5級には二次試験はない。

 英語学習応援Webサイト「英ナビ!」と連携した新しい合否結果閲覧サービスにより、「英ナビ!」会員向けには11月13日午後1時から先行公開する。サービス利用には、「英ナビ!」への会員登録が必要。事前に会員登録すると、スムーズに合否結果を閲覧できる。

 これまでと同様、団体向けは11月13日正午、受験者ログインサービスは午後3時以降に開始する。試験結果Webページより個人・団体別にログインして、二次試験の合否結果が閲覧できる。なお、11月11日実施の二次試験B日程の合否結果・成績表の閲覧は11月20日正午(団体)・午後1時(個人・英ナビ!会員)・午後3時(個人・ログインサービス)に開始予定。

 2018年度の実施予定について、第3回は受付期間が11月30日〜12月26日(書店は12月19日締切)、本会場での一次試験が2019年1月27日、二次試験が2月24日(A日程)と3月3日(B日程)。
[リセマム 2018.11.13 Tue 10:45]
2018/11/13
大学入学共通テストの試行調査終了…問題・正答や解説動画など公開
2020年度から導入する「大学入学共通テスト」の実施に向けて、大学入試センターは2018年11月10日と11日、全国の大学を会場に試行調査(プレテスト)を実施した。記述式問題をはじめ、実施した全6教科18科目の問題・正答、作問の狙いなどを公開している。

 大学入試センターでは、2020年度からの「大学入学共通テスト」導入に向け、試験問題の作成、記述式問題の採点体制などを分析・検証するため、2017年度(11月および2月)に高校などを会場に試行調査を実施。2018年度はさらに実際の試験実施体制に近い形として、大学入試センターを利用する全国の大学528か所を会場としてA日程とB日程(パターン1・2)で試行調査を実施し、約8万4,000人の高校生が受検した。

 実施したのは、6教科18科目。このうち、国語と数学Iでは、それぞれ小問3問の記述式問題が導入された。大学入試センターによると、国語の記述式問題では、これまで出題イメージに提示していない論理的な文章から出題。解答は、もっとも多い文字数で80〜120字程度となり、解答として求める要素を正答の条件などとして整理している。数学Iの記述式問題は、2017年度試行調査の正答率や無解答率を踏まえ、数式のみを記述させる問題や、短い文章で端的に記述させる問題を出題した。

 英語の筆記(リーディング)は、2017年度試行調査結果を踏まえながら、引き続き「読むこと」の力を把握することを目的とした問題を出題。発音、アクセント、語句整序などの問題は出題しなかった。リスニングの読み上げ回数は、2017年度試行調査結果を踏まえながら、各問でどの程度の力を求めるかを整理したうえで、各問の難易度に応じて1回読みと2回読みを振り分けた。

 問題の分量や難易度と試験時間のバランスについては、2017年度の試行調査で指摘が多かった科目について特に留意。国語や生物では、文章量を2,000字程度減らし、物理や化学では数値計算を要する問題を精選するなど、改善を行った。

 大学入試センターでは、試行調査の問題と正答、作問の狙いなどを教科・科目別にWebサイトに公表。国語と数学の記述式問題については、正答例や正答の条件、段階別評価の基準などが参照できる確認表を掲載しているほか、解答結果の確認手順を解説する動画も公開している。

 今後は、2018年度中に試行調査の結果を公表予定。2019年度初頭に予定する「大学入学共通テスト実施大綱」の策定・公表を経て、2021年1月中旬に「大学入学共通テスト」を実施する。
[リセマム 2018.11.12 Mon 12:15 ]
2018/11/12
こぼす高3女子「複雑な問題多い」…プレテスト
大学入試センター試験に代わって2021年1月に始まる「大学入学共通テスト」に向けた試行調査(プレテスト)が10日始まり、国語や英語、世界史などが行われた。昨年11月に続き2回目の今回は、運営体制などを確認するため、2日間の日程で本番と同様に大学など延べ528校が会場となり、同1851校の高校2、3年生約8万4000人がテストに臨んだ。

 テストを受けた生徒からは、記述式問題の自己採点に対する不安が聞かれた。

 「正答の条件にあいまいな内容があった。これでは自己採点がやりにくい」

 東京大駒場キャンパスで受けた東京都内の私立高3年の女子(17)はこう訴えた。別の私立高2年の女子(16)も「自分ではつい甘く評価してしまう。実際はどれほど厳しく採点されるのか、不安です」と漏らした。

 入試センターは今回、問題の量を減らして難易度も下げたとしているが、センター試験や模擬試験との質、量の違いを指摘する声もあった。

 都立高2年の男子(16)は「国語の記述式問題は模試でも経験しているが、プレテストは問題の量が多くギリギリまでかかった」と疲れた表情で語った。私立高3年の女子(17)も「英語は長文が多く最後まで解けなかった。複数の資料の読み比べなど複雑な問題が多く、センター試験対策では通用しなかった」とこぼした。
[Yahoo News 11/12(月) 10:18配信]
2018/11/10
<政府>法科大学院定員を管理 負担軽減、5年コース新設へ
政府は、法曹(裁判官、検察官、弁護士)養成のための中核的教育機関である法科大学院の制度見直しの概要をまとめた。政府として入学総定員(今年度約2300人)の管理を行い、各大学院による定員変更を現行の届け出制から認可制に変更する。法学部進学者が学部3年、法科大学院2年の計5年で修了し司法試験を受験できる「法曹コース」創設と共に、法科大学院教育・司法試験連携法の改正案に盛り込む。遅くとも来年の通常国会に提出する。

 入学総定員について、法科大学院を所管する文部科学省は2020年度から、現行目標値より約200人少ない約2300人とする方針を決めており、先月の中央教育審議会大学分科会で了承された。

 政府は20年4月の改正連携法施行を目指しており、約2300人を当面維持する方向だ。

 連携法の改正で法科大学院が自由に定員を増やせないようにするほか、定員規模を決める際には、文科相が法曹需要などを的確に判断できるよう法相と協議する仕組みも規定する。

 法科大学院制度は04年度に始まった。しかし、修了者の司法試験合格率の低迷により、志願者は同年度の延べ7万2800人から今年度は延べ8058人にまで減少。法科大学院の募集停止も相次ぎ、来春募集するのは36校でピーク時の半数を下回った。入学定員充足率はここ数年、7割弱で推移している。
法曹コース導入は志願者減の要因の一つとなっている時間的・経済的負担の軽減策で、20年度開始を目指している。政府は法曹コース導入のほか、司法試験法を改正し、法科大学院の最終学年に在籍する学生も司法試験を受験できるようにする方向で、23年実施の司法試験からの適用を目指している。
[Yahoo news 11/10(土) 8:00配信]

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