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中途半端じゃ大学入試は勝てない!本気で勉強して、ガッツリ成績を上げてみないか?!
 塾長!2020年度からセンター試験が廃止されるって本当ですか?
 うん、文部科学省の中央教育審議会が、--昨年、戦後教育の大改革として、「高校学校教育-大学教育-大学入学者選抜の一体的改革について」という答申を出したんだが、これまで答申が覆ったことはないので、センター試験を廃止して全く新しい大学入試制度に変わるのは決定だろうね。
 2020年度からって言うと、現在の中学2年生からですよね?じゃあ、僕ら高校生は関係ないんですよね?
 いやいや、それは違うな。2020年度を意識して、お茶の水女子大学などが出題形式・内容を変えることを決めているし、どんどんこのような大学が増えるとみられている。特に、来年の入試からは特に英語の出題が大きく変わる可能性があるよ。現行センター試験も傾向を変えてくる可能性は大ありだから、高校生だからといってうかうかできないよ。
 えーっ、大変だあ!でも、センター試験をやめてどんな試験になるんですか?
 知識量を中心とした「知識の暗記・再現」と言われる現在の大学入試から、「思考力・判断力・表現力等を含む生きる力」を問うような「21世紀型の学力」を評価する大学入試に変えようとしているんだよ。本当に大学で学べる力があるか、それを社会で生かせるかを問う「適性力」テストって感じかな。
 なんか難しすぎてよく分からないですよね。具体的にどう変わろうとしているんですか?
 入試改革は4つの柱から出来ているんだ。 まず、センター試験は廃止。代わりに二つの試験が行われるんだよ。ひとつは、「高等学校基礎学力テスト」だ。これは、高校教育の基礎的学習の達成度を把握する試験で、もうひとつは、今のセンター試験に変わる2次試験レベルの難易度の「大学入学希望者学力評価テスト」だ。どちらも高校二年の段階から実施されるが、年間に複数回実施することも検討されているよ。 また、どちらも1点刻みでなく、15点程度の幅の学力レベルとして評価するようだ。
 第二は、国公立大学の2次試験の変更だ。それぞれの大学が、「こんな生徒に来て欲しい」というアドミッション・ポリシーに合う学生を大学側が選抜していく方式にしようということだね。出題も「問題発見・問題解決」型といわれる深い思考力、判断力、応用力を問う対応の出題になりそうだ。例えば、大学の講義などを聴かせて、その内容に関して質問していくようなこと、これは、もうICU(国際基督教大学)では実施済みなんだよ。
 三番目は、現行のAO入試・推薦入試をやめようということだ。一般入試では入れそうもない学力の生徒が簡単に合格してしまうのは問題があると言うことだね。実際、難関の医学部だって、数学や理科が不十分な生徒だって合格しているしね。基本的には一般入試一本になるんだよ。
 最後に、これが一番大きな改革だが、英語は外部の英語検定試験、例えばTOEFLなんかを利用して、英語の4技能の「読む・書く・聞く・話す」のすべてを試す試験に変えようとしているんだよ。これまでの筆記試験ではなくパソコンに向かってネイティブと会話するとか、自分の考えをキーボードから英文で入力して送信するとか、これまでの受験光景ががらっと変わることが予想されるな。ふーーっ、話してみて改めて大変な改革であることが実感されるな。
 本当に何もかにもが変わるんですね。でも、受験生の立場から言えば、こんな新しい試験に臨むためにはどう対策すれば良いのか、見当もつかないですよ。
 入試が勝者と敗者を選別する競争試験である以上、必ず勝つための対策はある。ただし、受験指導に当たる者の指導力が根本から問われるね。高校間格差、中央と地方の格差、お金をかけられるかどうか、など「不公平」入試が強まるのは避けられないね。首都圏の中高一貫校などは万全の対策で臨んでくるはずだ。
 大学を目指すには、まずどこから始めたら良いでしょうか?
 まず、何のための大学進学なのか、何を学び、それを社会でどう実現していくのかをはっきり持つ必要があるね。ここがしっかりしてないと、おそらく、大学受験はもちろん、その対策にもついて行けないんじゃないか。
 塾長が普段からお話になっている「ノブレス・オブリージュ(能力ある者の社会的義務)」が問われる時代になるんですね!
 君が勉強している東進も「独立自尊の社会と世界に貢献する人財」の育成を早くから打ち出していて、第一ゼミナールの基本精神と合致していると思う。
 入試対策ではやはり英語をどうするかが大きな問題ですよね?
 それは間違いない!出来るだけ早くから「読む・書く・聞く・話す」学習を始めることだ。ただネイティブとお遊びのような英会話レッスンをするのが対策ではなく、入試では、相手と英語で意見を戦わせることが求められるから、いろいろな社会問題や生き方などについて普段から考え、意見を持つべきだろうし、それを英語で表現できるようにしなければならないな。
 数学とか理科は新制度入試ではどう変わると思いますか?
 例えば、数学で習う微積分は、ニュートンが宇宙の運行ルールを解明しようとして確立したように、元々数学と理科には深い関係がある。恐らく、試験は数学と理科を融合した「自然科学」として一部の問題が出題されることになるよ。
 うひゃー、数学と理科のように、ひょっとして国語も英語と融合されるんですか?
 多分、そうなるんじゃないか。国語と英語を合わせた「言語」という新しい教科が出来るという話も出ているしね。
 では、塾長、第一ゼミナールはこの入試変革にどう立ち向かうんですか?
 入試改革の具体案がまだ明らかになっていないところも多いので、常に情報の収集と分析に努めたいね。 英語については、ネイティブによる直接指導も導入したいし、一部はもう始まっている東進の「4技能」英語が2020年目指してスタートするはずだし、「高校生のための英語スピーキング講座」はすでに始まっているよ。この講座は、高校生はもちろんだが、中学生でもう始めているのもいるよ。
 数学と理科はいくら新制度入試と言ったって、まずは基礎・基本をしっかり作った上で、応用力の養成と融合問題にも挑戦させたいな。 あと、個別大学入試や私大入試が「脱ペーパーテスト」を目指すはずなので、予想されるディベート、レポート、論文、面接などにも対処していきたいな。
 これから、ますます学習塾・予備校の役割は大きくなる?
 高校などの公的教育機関と自分たちは対立関係にあるはずもなく、お互いに協力して新制度入試に臨む必要があると思うな。特に、首都圏などの中高一貫校が圧倒的に有利になると思うし、地方だからといって彼らに負けるのは癪じゃないか。第一ゼミナール・東進衛星予備校としては、「教育の機会均等」を全力で目指したいね。