最新大学受験・教育ニュース

2018/10/23
【大学受験2019】進研模試「合格可能性偏差値」9月版
ベネッセマナビジョンは2018年10月22日、高校3年生・高卒生対象の模試「第1回ベネッセ・駿台マーク模試・9月」データと2018年度入試結果に基づいた「合格可能性判定基準」を公表した。合格可能性80%以上の偏差値は、東京大学は文科一類が77、理科三類が77。

 合格可能性判定基準は、進研模試(第1回ベネッセ・駿台マーク模試・9月)のデータと2018年度入試結果、2019年度入試科目データをもとに分析したもの。合格可能性をA(80%以上)からE(20%未満)の5段階判定で示している。志望校のセンター試験の配点で集計した判定「1次傾斜」と、各志望校のセンター目標点を900点に換算した点数「センター目標点」を各大学の試験ごとに掲載。大学間や学部・学科間の難易度の目安にできる。

 合格可能性80%以上の偏差値を見ていくと、東京大学は文科一類(77)、文科二類(76)、文科三類(76)、理科一類(74)、理科二類(74)、理科三類(77)。

 京都大学は、文・前(75)、法・前(76)、法・後(79)、経済・前(75)、教育・前(73)、総合人間・前(74)、理・前(72)、工・前(70)、医・前(75)、薬・前(72)、農・前(69)。

 慶應義塾大学は、文(75)、法(77)、総合政策(75)、経済(76)、商(74)、理工(69)、環境情報(70)、医(76)、薬(70)、看護医療(67)。

 早稲田大学は、文(74)、文化構想(74)、法(75)、政治経済(76)、商(75)、社会科学(75)、教育(72)、人間科学(70)、国際教養(75)、基幹理工(69)、創造理工(68)、先進理工(70)、スポーツ(69)。

 また、表中の大学名をクリックすると大学の紹介ページが表示され、大学の特色や入試科目、学費、奨学金など受験に必要な情報も確認できる。
[リセマム 2018.10.22 Mon 14:45]
2018/10/22
国立大学の機能最大化、改革推進補助金に東大など7件が選定
文部科学省は2018年10月19日、2018年度国立大学改革強化推進補助金の選定結果を発表した。選定されたのは、東京大学など7件の事業。今年度から、学長のリーダーシップによる明確な経営構想に基づくスピード感ある取り組みに対して、集中的・重点的支援を行う。

 国立大学経営改革促進事業は、国立大学の経営改革の実装を実現・加速し、国立大学のモデルとなり得る意欲的で先進的な取組みに対する支援を行うもの。学長のリーダーシップによるガバナンスを強化し、学長裁量経費とマッチングすることで、外部人材登用などによる経営力の強化、教育研究の質の向上、イノベーション創出など、エビデンスに基づくスピード感ある改革を実行する大学の取組みを支援する。2018年度新規事業として予算40億円を計上しており、ガバナンス改革を通じて国立大学の機能の最大化を目指す。

 2018年6月14日から7月27日までに各国立大学法人から申請を受け付けたところ、「地域イノベーションの創出等に取り組む国立大学法人」に6件、「世界最高水準の教育研究の展開が見込まれる国立大学法人」に14件の事業の申請があった。「国立大学改革強化推進補助金に関する検討会」における審査を踏まえ、7件の事業が選定された。

 「地域イノベーションの創出等に取り組む国立大学法人」の採択事業は、小樽商科大学、帯広畜産大学、北見工業大学による「北海道内国立大学法人の経営改革の推進」、名古屋大学(岐阜大学)による「マルチ・キャンパスシステムなど新たな国立大学モデルの構築」の2件。
「世界最高水準の教育研究の展開が見込まれる国立大学法人」の採択事業は、東北大学による「創造と変革を先導する大学〜世界から尊敬される三十傑大学を目指して〜」、東京大学による「社会変革の駆動を実現するための安定的かつ自立的な経営基盤の獲得」など6件。うち1件は、「地域イノベーションの創出等に取り組む国立大学法人」に採択された名古屋大学(岐阜大学)の事業が重複して選ばれている。

 文部科学省Webサイトでは、各事業の概要と計画調書を公開。たとえば東京大学は、「国立大学発産官学民同時改革を駆動する仕組みの構築」に取り組む。データ活用による社会課題解決型研究の推進、海外著名研究者招聘による研究活性化、地域の特長を生かしたデータ活用型産業の創出など、「国立大学経営改革促進事業」を活用し、東京大学が先導して実施するという。

 そのほか、Webサイトにて、国立大学改革強化推進補助金に関する検討会による申請に対する所見(採択事業分・不採択事業分)なども公開している。
[リセマム 2018.10.22 Mon 14:15 ]
2018/10/19
子育て世帯、理想の年収は1,029万円…現実との差は274万円
子育て世帯が理想とする世帯年収は1,029万円で、現実との差は274万円にのぼることが2018年10月18日、明治安田生命保険相互会社の調査結果から明らかになった。子育てにかかる費用は平均月額3万9,240円、子育てにおいて不足している金額は平均月額2万3,982円であった。

 「子育てに関するアンケート調査」は2018年4月12日〜16日、全国の0〜6歳の子どもがいる既婚男女を対象に明治安田生命保険相互会社がインターネットで実施。1,100人から回答を得た。

 子育て中の夫婦が育児をするにあたって理想とする世帯年収は、1,029万円(夫759万円+妻270万円)。現実の平均世帯年収755万円(夫606万円+妻149万円)との差は、274万円にのぼった。男女別の回答をみると、女性よりも男性の方が、自分自身の年収の理想と現実に開きがあった。

 2018年の配偶者控除額の改正により、控除の対象となる女性の年収が103万円から150万円に引き上げられるなど、女性の働き方改革が推進されつつあるが、いまだに配偶者控除を意識した働き方やパートタイマーにとどまる女性が多い実態も浮き彫りとなっている。

 子育てにかかる費用は、平均月額3万9,240円。女性は、20〜34歳が2万9,714円、35〜39歳が3万6,585円、40〜44歳が4万887円、45〜59歳が4万1,870円と、親の年齢が上がるほど子育て費用が高くなる傾向がみられた。

 子育てにおいて足りないと思う金額は、平均月額2万3,982円。子育てで負担が大きいと感じる費用は、「保育園・幼稚園代」が61.0%ともっとも多く、「習い事やお稽古事の費用」41.6%、「食費」25.8%と続いた。

 子育て費用を確保するために必要なことは、「自身の収入」が79.0%と最多で、ついで「公的な支給」67.5%、「計画的な教育資金の積み立て」65.6%など。男女別でみると、「配偶者の収入がもっと必要」との回答は、男性45.6%に対し、女性は70.9%に達した。

 このほか、子どもがいる男女に「さらに子どもが欲しいかどうか」をたずねた結果は、「さらに欲しい」23.4%、「さらに欲しいが難しいと思う」36.5%、「欲しいと思わない」40.2%だった。「さらに欲しい」という回答は、2人目が41.7%いる一方、3人目以上は低く、3人目13.3%、4人目以上10.7%にとどまった。

 「欲しいと思わない」と回答した人の理由をみると、「今の人数で十分だから」が71.5%ともっとも多かった。「欲しいが難しいと思う」と回答した人の理由は、「教育費がかかるから」54.6%、「生活費がかかるから」52.4%と、経済的要因が上位に並んだ。
[リセマム 2018.10.19 Fri 13:45 ]
2018/10/18
公平・公正な医学部入試の在り方を検討…全国医学部長病院長会議
全国医学部長病院長会議(AJMC)は2018年10月13日、「大学医学部入学試験制度検討小委員会」を新設し、第1回委員会を開催した。国民に理解をされる公正・公平な医学部入試を実現するため、自立的に検討を行うのが目的。

 平成30年度(2018年実施)の東京医科大学の入試において、長い間女性の受験者などに対して一律で不正な点数操作を行っていたことが明らかになった。このことがきっかけとなり、文部科学省が実施した調査において、東京医科大学以外の複数の大学においても不適切な事案があることも判明している。

 全国の国公私立大学医科大学長、医学部長、附属病院長からなる全国医学部長病院長会議では、「大学医学部入学試験制度検討小委員会」(委員長・嘉山孝正山形大学参与)を新設。現在実施されている文部科学省での追加調査も含め、実態を把握するとともに、性別、浪人年数、内部進学、地域枠など、さまざまな入学枠に関する公平性の考え方や、募集要項など受験生への事前の情報提供の在り方などについて、大学の自浄作用のひとつとして、国民に理解をされる公正・公平な入試制度を実現するため自立的に検討を行うとしている。

 2018年10月13日に第1回委員会を開催。今後、速やかに全国医学部長病院長会議としての入試の在り方の考え方および規範を示し、年度内には議論を取りまとめる予定という。
[リセマム 2018.10.15 Mon 13:15]
2018/10/17
【大学受験2019】医学部面接タブーとは?現役医師による2次試験対策11/10
城南進学研究社が運営する医学部受験専門塾「城南医志塾」は2018年11月10日、医学部2次試験対策公開ガイダンス“顧問医師が語る、医学部面接のタブー「言ってはいけない、このヒトコト」”を開催する。参加無料。定員は先着順で30名。城南医志塾の通塾生以外も参加可能。

 医学部一般入試において、2次試験に課される面接試験は学科試験に比べて重要視されない傾向にあると言われている。しかし、城南医志塾によると、1次試験で学科試験を合格したとしても、学科のように明確な正解のない面接試験での結果が大きく合格を左右するという。

 医学部2次試験対策公開ガイダンスでは、同じような受け答えをしても合格する人と不合格になる人の差はどこにあるのか、医学部は受験生にどのような回答を求めているのか、求められていない回答とはどのようなものか、といった疑問について、城南医志塾の顧問医師であり面接官としての経験も豊富な現役医師が詳しく語る。

 当日は顧問医師による講演の後、質疑応答を実施。全体終了後、希望者を対象に城南医志塾塾長による個別進路相談も行われる。対象は、医学部受験を考えているすべての生徒とその保護者。城南医志塾の通塾生でなくても参加可能。申込みは城南医志塾のWebサイトで受け付けている。
[リセマム 2018.10.15 Mon 12:45]
2018/10/16
医学部の不正入試、複数大学で事例あり…訪問調査より判明
文部科学省は2018年10月12日、東京医科大学の不正入試問題を受けて行われた訪問調査から、複数の大学で性別や浪人年数によって合格の取扱いに差があったことを報告。2018年10月12日開催の文部科学大臣定例記者会見で明らかにした。

 文部科学省では、東京医科大学の不正入試問題を受けて、医学部医学科を置く全国公私立大学を対象とした公正確保に関する緊急調査を実施。2018年9月にはその調査結果を公表しており、各大学から不適切な操作はないとの回答を得ていた。

 しかし、その後、女性受験生の合格率が男性受験生に比べて低い大学などを中心に訪問調査を追加して行ったところ、複数の大学において、募集要項などでの事前説明もなく男女や浪人年数によって取扱いに差を設けている、または特定の受験生を優先して合格させているように見受けられる事例が判明したという。

 柴山昌彦文部科学大臣によると、調査対象となった大学は約30校。取扱いに差を設けていた大学の個別名や大学数は調査中のため明らかにできないが、それらの大学に対して速やかに詳細な事実関係を確認して報告することを求めているという。

 今回の公表に至った理由について、入試の混乱を防ぐために前倒しで行ったと説明。募集要項に記されることもなく、性別や浪人年数によって差別するような事例があったことについて、各大学における再点検を促す考え。

 今後は男女の合格率の格差に関わりなく、医学部医学科を置くすべての大学に訪問調査を行う。そのため、緊急調査の最終的な結果は2018年中いっぱいを要すると述べている。ただし、受験生の混乱を避けるという考えから、10月中にはその時点でわかっている中間報告と各大学に対する注意喚起を行っていくという。
[リセマム 2018.10.15 Mon 11:45]
2018/10/15
昭和大、面接で得点操作…2浪以上を不当に差別
昭和大(東京)が今年の医学部一般入試の面接試験で、現役と1浪の受験生に一律に加算する得点操作を行っていたことが関係者の話でわかった。募集要項には記載されておらず、2浪以上の受験生が不当に差別されていたことになる。これとは別に、同大出身者の子弟も入試で優遇していたという。文部科学省もこうした事実を把握している。同大は15日夕に公表する。

 昭和大によると、今年の医学部の一般入試は2回にわけて行われ、英語・数学・理科(計400点満点)の1次試験と、小論文と面接の2次の得点を合算して合否を決定。今年の一般入試の受験者は5173人で、665人が2次に進み、310人が合格した。

 関係者によると、2次の面接試験は50点満点で、同大は、本来の得点に現役の受験生には10点、1浪には5点を加算する一方、2浪以上には加算していなかった。こうした操作は少なくとも数年前から行われていたとみられる。同大の募集要項に説明はなかったが、同大の内部資料には加算方法などが記載されていた。文科省も資料の存在を把握しているという。

 同大幹部の一人は「現役の受験生の方が伸びしろが大きく、医師としての育成を考えると、現役を取った方がいいという考えだった」と話している。
[Yahoonews 10/15(月) 15:20配信 ]
2018/10/09
経産省「未来の教室」第2次公募、採択第1報を発表
経済産業省「未来の教室」は2018年10月4日、委託事業者の第2次公募でMistletoe、タクトピア、立命館東京キャンパスを採択したと発表した。2次公募は現在審査中で、今後も採択された事業から順次発表される。

 経済産業省「未来の教室」とEdTech研究会は6月に公表した第1次提言を踏まえ、「未来の教室」実現に向けて必要なサービス/プログラムについての実証を行っている。第1次公募は5月に公募、7月に採択発表が行われ、学研プラス、リバネス、Z会、パソナ、日本能率協会などが選ばれた。

 第2次公募では、第1次採択事業でカバーできていないテーマを優先して9月10日まで公募。「I.“いつでもどこでも”ワクワクに出会える『出会いのプログラム』」「II.産業界と連携したSTEM/STEAM(教科横断)プログラム」など、7つのテーマで公募が行われた。

 10月4日に発表された採択第1報では、「Mistletoe(V.学校マネジメント/教員の能力向上・意識改革プログラム)」「タクトピア(V.学校マネジメント/教員の能力向上・意識改革プログラム)」「立命館東京キャンパス(VII.受入先も共に成長できる社会課題を題材にしたチェンジ・メイカー育成プログラム)」が選ばれた。

 2018年10月4日現在、第2次公募は審査中であるため採択された事業から順次発表される。不採択通知は、すべての採択が確定した段階で実施予定だという。
[リセマム 2018.10.9 Tue 14:45 ]
2018/10/06
77大学の新入試「予告」速報…外検利用が多数
旺文社教育情報センターは2018年10月1日、2021年度入試改革について、国公私立77大学の「予告」速報を公表した。国立大学は共通テストで英語外部検定(外検)や記述式を利用する傾向にあるという。

 大学入試センター試験は2020年1月の実施を最後に廃止され、2021年1月に「大学入学共通テスト」が始まる。文部科学省の大学入学者選抜実施要項により、大学入試において大きな変更がある場合は原則として、2年程度前に予告を公表することとなっている。

 新入試について各大学の予告が出始めたことから、旺文社教育情報センターは、国立大学39大学と公立大学29大学、私立大学9大学の合計77大学について、「予告」速報を一覧表にまとめて紹介している。

 国立大学は、「一般選抜で英語外部検定を必須とする」という国立大学協会の方針に合わせている大学が多い。国立大学協会は英語外部検定の利用方法やレベルなども例示しているが、そこまで規定している大学は少ない。東京大学が9月25日に「CEFR対照表のA2レベル以上」という方針を公表したことにより、「英語外部検定の利用」「CEFR対照表のA2レベル以上」は一気に加速すると予想される。

 記述式試験について、国立大学協会は「国語は結果を点数化しマークシート式の得点に加点して活用する」「数学は従来のマークシート式と同様の取扱いとする」という方針を示している。北海道大学や筑波大学、埼玉大学、高崎経済大学、名古屋工業大学などは国立大学協会の方針に則り、「記述式を活用。国語は段階別を点数化して加点。数学はマークと同様の扱い」としている。

 各大学の内容はあくまでも予告であり、今後、変更する可能性もあるため、最新情報は各大学へ確認すること。
[リセマム 2018.10.3 Wed 18:15 ]
2018/10/04
受験生応援、海老名市が中3にインフルエンザ予防接種費助成
神奈川県海老名市は、受験を控えた中学3年生を応援するため「中学3年生応援インフルエンザ予防接種費助成」を実施する。助成の対象となる指定医療機関で、個人負担1,000円(1回の接種のみ対象)で予防接種を受けることができる。

 「中学3年生応援インフルエンザ予防接種費助成」は、海老名市立中学校に在籍する中学3年生または海老名市内に住民登録があり私学などへ通う中学3年生が対象。助成券(はがき)は、市立中学校の3年生には学校を通して、私学などの3年生には郵送で交付されている。

 接種期間は2018年10月1日〜12月31日。接種時には、「助成券(はがき)」「健康保険証」「母子健康手帳」を持参する。指定医療機関は、Webサイトに掲載されている「平成30年度海老名市中学3年生インフルエンザ予防接種実施指定医療機関一覧」で確認できる。予約が必要な医療機関もあるので、事前に確認が必要。

 厚生労働省によると、日本では例年12月〜3月がインフルエンザの流行シーズンと言われている。インフルエンザを予防するためには、「流行前のワクチン接種」「飛沫感染対策としての咳エチケット」「外出後の手洗いなど」「適度な湿度の保持」「十分な休養とバランスのとれた栄養摂取」「人混みや繁華街への外出を控える」が有効だという。
[リセマム 2018.10.4 Thu 10:45]

- Topics Board -