最新大学受験・教育ニュース

2018/03/23
大学入学共通テストのガイドライン案、旺文社が解説
 旺文社教育情報センターは平成30年3月12日、大学入学共通テストについて国立大学協会が提示した「ガイドライン(案)」に関する解説を公表した。英語の外部検定や、国語と数学の記述式についてまとめている。

 国立大学協会は、平成29年11月10日に「平成32年度以降の国立大学の入学者選抜制度―国立大学協会の基本方針―」を公表。すべての国立大学は「一般選抜」の第1次試験として原則5教科7科目を課すことや、国語と数学に関しては、記述式問題を含む問題を「一般選抜」の全受験生に課すなどの方針を示した。平成30年3月8日の総会で大学入学共通テストの「ガイドライン(案)」について協議を行い、利用方法などを盛り込んだ。

 ガイドライン(案)では、英語の外部検定として、利用できる検定と利用方法の概要が示された。旺文社は「出願資格は英検準2級、2級なら10点加点、準1級なら20点加点」といったように「出願資格」「加点」の両方が利用されれば、わかりやすく取得レベルに応じて優遇されると解説している。

 国語の記述式問題は、加点の配点を各大学に委ね、国立大学協会は具体例を別途示すとしている。しかし、マーク式の満点を超えて加点がなされるようであれば、大学によって国語全体の満点が変わってくることから、「入試システムは複雑になる」と旺文社は指摘。

 数学について、ガイドライン(案)では「記述式問題にも配点がなされる」とされている。大学入試センターは、数学の記述式が素点か段階別か明らかにしていないが、旺文社は「素点になるのが濃厚だろう」としている。

 国立大学協会のガイドラインは、平成30年4月以降に最終決定し公表される見込み。このガイドラインをもとに各国立大学は年度末に向けて予告を出していくと推測される。

[リセマム 3/22(木) 19:15配信]
2018/03/22
【高校受験2018】北海道公立高入試2次募集、全日制142校で4,102人
 北海道教育委員会は平成30年3月20日、平成30年度(2018年度)公立高等学校入学者選抜第2次募集について発表した。全日制142校で4,102人、定時制37校で1,178人募集する。

 平成30年度(2018年度)北海道公立高等学校入学者選抜では、合格者の数が募集人員に満たないときや、入学予定者の数が募集人員に満たないときに第2次募集を行う。全日制は142校で第2次募集を行い、4,102人募集する。また、定時制は37校で第2次募集を行い、1,178人募集する。

 全日制における各学校の募集人数は、石狩学区が札幌東陵(普通)49人、北広島西(普通)47人、札幌東豊(普通)45人などで計485人。そのほか、深川西(普通)84人、弟子屈(普通)54人、根室(普通)45人、札幌啓北商業(未来商学)22人など。

 第2次募集の出願受付期間は、3月22日(木)〜3月23日(金)午後4時30分。全日制は、3月6日に実施した学力検査の成績や作文、面接などをもとに合否を判定し、3月28日(水)までに合格発表をする。

[リセマム 3/22(木) 11:50配信]
2018/03/20
医師国家試験の合格者、初の9000人超 - 厚労省公表、合格率は90.1%
 第112回医師国家試験の合格者は9024人で、1946年に試験が開始されて以降、初めて9000人を超えたことが19日、厚生労働省が行った合格発表で分かった。合格率は90.1%で、前回から1.4ポイント上昇した。【松村秀士】

 今回の医師国試は、2月10、11の両日に実施された。1万10人が受験し、前回より491人増の9024人が合格した。合格者を男女別で見ると、男性が5958人(合格率89.1%)、女性が3066人(同92.2%)。新卒者は、8330人(前回比226人増)が合格し、合格率は93.3%(同1.5ポイント増)だった。

 医師国試をめぐっては、第112回から出題数が従来よりも100問減り、試験期間も3日間から2日間に短縮された。合格基準も一部変更となった。これまで必修問題以外の一般問題と臨床実地問題は、それぞれ合格基準を設定していたが、今回の試験からは一般問題と臨床実地問題の得点を合わせたものが合格基準となった。

■合格者の喜びの声と抱負

 合格発表会場となった厚労省の講堂には、多数の受験者やその家族・友人らが集まり、合否を確認する姿が見られた。

 高校2年のころに医師になることを決めた相田翠さん(25)は、「自信が持てる問題が少なかったので、受かっていてほっとしている」と一安心の様子だ。今後については、「医療の現場にもAI(人工知能)などが取り入れられると思うが、コミュニケーションなど人間でないとできない分野は残ると思うので、患者が気軽に話しやすい医師になりたい」と将来を見据えていた。

 高校生の時に母親が病気で亡くなったのをきっかけに、終末期の患者に寄り添える医師になろうと決めた吉田茂文さん(30)は、合格を確認して「これまでの努力が報われて、素直にうれしい」と喜びをかみ締めていた。吉田さんは、「医師になるのなら手広くやりたいので、総合内科に進みたいし、リハにも興味がある。今後の高齢化にも目を向ける医師になりたい」と意欲を示した。

 「小さいころからの夢がかなった」と合格の喜びをあらわにした関谷葵さん(26)は将来、高齢者医療の分野で働きたいと考えている。関谷さんは、「今の日本では高齢者に対する目は、あまり温かいものではないように感じるので、温かい目が向けられるような流れをつくりたい」と力強く語った。

 東京の4年制大学(文系)を卒業後、地元で地方公務員になった渡辺慎太郎さん(31)は、専門知識を身に付けて独自性のある仕事をしてみたいと次第に思うようになった。そのため、働きながら医学部入学のための受験勉強を開始。3年ほどで公務員を辞めて、大学の医学部に入学した。合格を確認した渡辺さんは、「アレルギーの分野や免疫内科に進みたい。まずは、標準的なことがきちんとできる一人前の医師になるのが目標」と話した。

[CB news 3/19(月) 20:30配信]
2018/03/19
大学への入学費用、幾ら掛かる?

国立大学の入試も前期試験の入学手続きが終了し、進学先を確定させた受験生も多いことでしょう。一方で保護者が頭を悩ませたのは、入学に必要な費用の確保ではなかったでしょうか。大学など高等教育に掛かる費用が高騰していることは、社会的な問題にもなっています。現状と課題を考察してみましょう。
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減らしても平均85万円、高校から7年間で935万円余り

「国の教育ローン」で知られる日本政策金融公庫は毎年、教育費負担の実態調査を行っています。最新の2017年度結果(昨年9〜10月にインターネット上で実施)によると、受験費用や入学しなかった学校への納付金も含めた「入学費用」の合計は、大学の場合、平均85万2,000円でした。前年度(98万円)に比べ13万円近く下がっています。
しかし、大学全体で納付金が大幅に下がったという話は聞きません。それでも私立大学理系(120万1,000円→87万円)や同文系(95万9,000円→92万9,000円)だけでなく、国公立大学(79万7,000円→69万2,000円)でも10万円以上の減少です。少しでも受験・入学費用を抑えようという家庭の涙ぐましい努力がうかがえます。

高校入学から大学卒業までに必要な費用は、平均935万3,000円にもなります。前年度(975万円)に比べれば40万円近く減っていますが、それでも7年間で900万円を超えるのは、なかなか大変です。しかも私大理系なら1,045万9,000円(同1,147万1,000円)にもなります。
そうした在学費用が世帯年収に占める割合は、年収200万円以上400万円未満の世帯で35.1%(同36.6%)、400万円以上600万円未満で20.2%(同21.7%)、600万円以上800万円未満で17.2%(同17.0%)、800万円以上で12.7%(同12.3%)と、低〜中所得層では若干下がったものの負担感は相変わらずで、中〜高所得層も横ばいか若干上がっているという結果です。

バイトも増やせないなかで仕送りが年52万円余り減

さらに深刻なのが、自宅外生の場合です。1年間の仕送り額は平均93万円(月額7万7,000円)で、前年度の年額145万1,000円(同12万1,000円)より52万円余りも減っています。
そうなると奨学金やアルバイトで補うしかありませんが、教育費の捻出方法を3つまで選んでもらったところ、「奨学金を受けている」が19.0%(前年度17.7%)と増えた一方、「子供(在学者本人)がアルバイトをしている」は19.4%(同19.6%)とほぼ変わっていません。

保護者の学生時代と違って、今や出席はもとより授業以外の勉強や学外での活動に時間を割く必要が格段に増しています。
バイトに精を出し過ぎると進級や卒業が危うくなるばかりか、就職時にも評価が低くなって内定が得られない……といった事態さえ心配されます。
そんななかで高騰する教育費や生活費を奨学金で賄おうとすると、卒業後に返還の重い負担がのしかかります。2017年度から年収に応じて返還額が変わる「所得連動返還方式」を選べるようになりましたし、引き続き返還期限猶予制度なども活用できますが、それも「返しやすくなった」というだけで、負担自体が軽減されたわけではありません。
政府が検討している高等教育の無償化も、対象は「真に必要な」子どもたちに限られ、その範囲も不透明です。家計負担に多くを依存する教育費の在り方そのものも議論する必要があるのではないでしょうか。

[ベネッセ教育情報サイト 3/19(月) 10:20配信]
2018/03/17
「大学進学」も大きな投資。春休みは親子でオープンキャンパスに行こう

オープンキャンパスは、大学等が施設内を公開し、キャンパスツアーや模擬講義などを通じて、入学希望者に学校への関心を深めてもらおうとする入学を促進するためのイベントです。

生徒だけではなく保護者の参加も当たり前になってきています。

生(ナマ)の大学等を知るには、オープンキャンパスに参加するのが一番です。何百万円も投資する高等教育。子ども任せにせず、保護者も子どもと一緒に参加しましょう。
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大学等の進学は大きな投資

大学等の進学は大きな投資です。入学金、授業料、施設設備費といった初年度納付金は、文科系学部で約115万円程度、理工系学部では約150万円かかります。芸術系や医学系はもっとかかります。

これだけお金をかけるのですから、キャンパス内の環境、キャンパス周辺の環境、どのような学生が学んでいるのか、どのような講義が行われているのか、就職支援状況はどうかなど詳しく知っておくのは当然です。

自動車や住宅を購入するときと同じです。自動車や住宅を購入するときにパンフレットで詳しく調べたり、自動車であれば試乗、住宅であれば見学しますよね。

しかし、大学等の学費となると子ども任せにして、保護者が大学等について詳しく知らないまま、お金を出し、あるいは奨学金を利用することに同意します。

保護者が高校生のときと現在では、入試制度、大学等進学率、初年度納付金を支払う時期、就職支援など大きく変わっています。

保護者もオープンキャンパスに参加して大学等の最新情報を得て、投資にふさわしい学校かどうか子どもにアドバイスしましょう。
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オープンキャンパス参加のメリット

キャンパス内の環境、キャンパス周辺の環境、どのような学生が学んでいるのか、どのような講義が行われているのか、就職支援状況はどうか、大学等独自の奨学金などの情報を得ることができます。

子どもにとっては、志望校のオープンキャンパスに参加することで、この学校に進学したいと思いが強くなればモチベーションがアップし、勉強に身が入ることでしょう。

また、受験対策講座もありますから、入試等の傾向がわかり、メリハリがきいた勉強につながるかもしれません。

保護者にとっては就職支援の状況や学費の支援制度、学食でどのような食事が提供されているのか、どのような学生が学んでいるのか、学校周辺の環境などが関心ごとではないでしょうか。

オープンキャンパスに参加することによって生の情報が得られます。保護者向けのイベントや相談会に参加しましょう。

このように、子どもと保護者では関心事が違いますので、参加する前にお互いのチェックポイントについて話し合っておきましょう。

オープンキャンパスに参加するだけでも、得られるものは少なくありませんが、より有意義にするために、事前に参加する大学等についてパンフレットなどで事前学習したうえで、確認したいこと、参加したいイベントを決めておきましょう。

オープンキャンパス参加の留意点

多くの大学では、学生によるキャンパスツアーを実施しています。大学等のキャンパスは広いので、歩きやすい服装と靴にしましょう。

また、メモを取ったり、大学の資料をもらったりするので、手で持ち歩くのは大変です。大きめのリュックや、肩から下げられるカバンにしましょう。

大学によっては事前予約が必要なところもあります。人気の大学等は入場を制限する場合もありますので、必ず大学のホームページで事前に確認しましょう。

キャンパスを案内してくれる学生や模擬講義を行う先生はエース級です。オープンキャンパスはあくまで入学促進イベントであることを忘れないようにしましょう。

[ファイナンシャルフィールド 3/17(土) 9:20配信]
2018/03/16
<北海道>受験生ドキドキ…公立高校合格発表
 受験生ドキドキの瞬間です。道内の公立高校の合格発表がおこなわれました。
 道内の公立高校では、16日午前10時ちょうどに合格者の番号が一斉に張り出されました。札幌南高校では、緊張した面持ちで自分の番号を探す受験生の姿が見られました。道内では全日制と定時制あわせておよそ3万1300人が歓喜の声をあげました。公立高校の2次募集の発表は20日の予定です。

[HTBニュース 3/16(金) 12:17配信]
2018/03/15
大学入学共通テスト、試行調査「英語」問題・正答率速報を公表
 大学入試センターは平成30年3月14日、「大学入学共通テスト」の導入に向けた試行調査(プレテスト)の外国語科「英語」について、問題や正答率の速報を公表した。筆記(リーディング)はすべて英語で出題され、リスニングは読み上げ回数が異なる2種類の問題が実施された。

 試行調査の「英語」は平成30年2月13日〜3月3日、全国158校の高校と中等教育校が高校2年生を対象に実施し、6,303人が受験した。同時期に視覚特別支援学校の生徒を対象に点字問題の試行調査も実施している。

 試験は、筆記(リーディング)とリスニングで構成。試験時間は、筆記80分、リスニング30分。リスニングは、読み上げ回数がすべて2回の「バージョンA」と1回読みの問題と2回読みの問題が混在する「バージョンB」の2種類で実施された。

 筆記は、すべての問題を英語で出題。Webサイトや新聞記事を題材とした問題などがあり、必要な情報を読み取る力や要約する力などが問われた。問題ごとの正答率は、3月8日時点の速報値で93.1%〜6.2%。

 リスニングは、対話や議論を聞かせる問題などが出題され、必要な情報を把握し、要点を整理、判断する力などが求められた。問題ごとの正答率は、3月8日時点の速報値で92.5%〜3.2%。バージョンAとバージョンBの正答率に10ポイント以上差が出る問題もあった。

 大学入試センターでは、今回出題した構成や問題が、平成32年度からの大学入学共通テストにそのまま受け継がれるのではなく、試行調査の解答状況など分析を踏まえて検討するとしている。平成30年度は、大学入学共通テストの試験会場となる大学を実施会場として、実施運営などを含めた総合的な検討を行う予定だという。

 なお、試行調査の問題や正答表などは、大学入試センターのWebサイトで公開している。

[リセマム 3/15(木) 10:45配信]
2018/03/14
2018年伸びた高校は? 東大・京大合格者〈週刊朝日〉
 東京大と京都大の合格発表が3月10日にあり、合わせて約5700人が喜びの春を迎えた。今年の全体の動向や出身高校ごとの合格者数を分析した。

 東大の入学試験(前期日程)の合格者は、正午ごろに発表された。今年の合格者は3014人(現役は66.8%)だった。

 本郷キャンパスでは、受験番号を確かめようと、多くの受験生らが集まった。

「どうしても受かりたいと思って浪人しました。番号があったときはグッとこらえたのですが、母や祖母に電話で報告したら、思わず泣いてしまいました」

 理Iに合格した男子(19)は涙を拭いながらこう答えた。ほかにもスマホで保護者に報告する姿があちこちで見られた。

 今年は合格者の平均点が理系で大きく下がった。河合塾本郷校(東大専門特化校舎)の青木緑・校舎長はこう見る。

「数学は昨年までの2年間は、比較的簡単な問題でした。今年は難しくなり、問題を見極める力が問われました。現代文でも差がつきやすいような問題になっていました」

 東大では女子や地方出身の合格者が少ないことが、課題となっている。前期の合格者のうち女子の割合は18.3%で、昨年より1.0ポイント減った。

 東京を含む関東以外の地方の出身校の割合は39.9%で2.5ポイント減った。

 駿台教育研究所進学情報事業部長の石原賢一さんは、数学の難化の影響が考えられるという。

「地方の高校よりも、早くから受験勉強に取り組める東京の中高一貫校が有利だったのかもしれません」

 東大の福田裕穂副学長は10日の会見で、地方の女子らの獲得に力を入れていくと説明した。

「地方の優秀な女子が、地方の医学部に進学している。東大生を地方の母校に派遣して魅力を知ってもらう取り組みを、継続している」

 合格者を高校ごとに見ると、私立・開成(東京)が37年連続でトップ。麻布(東京)、栄光学園(神奈川)、桜蔭(東京)と私立の名門校が増加した。

 近年は公立の合格者も目立っている。公立で最多は都立・日比谷(東京)となりそうだ。ほかにも県立・岡崎(愛知)、都立・国立(東京)、県立・湘南(神奈川)などが多い。

 京大はどうだろうか。最も多かったのは府立・北野(大阪)で、34年ぶりにトップになりそうだ。

 私立・洛南(京都)、私立・西大和学園(奈良)が伸びた。県立・膳所(ぜぜ・滋賀)も上位で、東大に比べ公立が健闘している。

 週刊朝日は3月23日増大号(3月13日発売)で、発表直後の今年の東大・京大の合格者について、出身高校別の人数をお伝えしている。北海道、名古屋、大阪、九州など主要国公立大の前期日程の合格者数も速報している。(本誌・吉崎洋夫)

※週刊朝日 2018年3月23日号

[AREA dot. 3/14(水) 7:00配信]
2018/03/13
今後の大学入学者選抜にどう備える?

2021年1月には大学入試センター試験が「大学入学共通テスト」に替わるなどの大改革が待っていますが、1月のセンター試験の地理Bで教科書に載っていない「ムーミン」の出題が話題になったように、思考力などを問う改革の先取りは既に始まっていると見ることもできます。今後の大学入学者選抜に、どう備えたらよいのでしょうか。
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「出題教科・科目」から「資質・能力」ベースに

来るべき入学者選抜改革は、高校教育や大学教育と三位一体になった「高大接続改革」の一環として構想されました。また、高大接続改革の論議は、学習指導要領の改訂論議と両輪で進められたことも見逃せません。
さらに、学習指導要領の改訂は、学校教育法に定められた「学力の3要素」(<1>知識・技能<2>思考力・判断力・表現力<3>主体的に学習に取り組む態度)をさらに進めて、どの校種や教科等にも共通する三つの柱(<1>知識・技能<2>思考力・判断力・表現力等<3>学びに向かう力・人間性等)で資質・能力を伸ばしていこう……という考え方に基づいて行われました。
とりわけ入学者選抜改革は、知識・技能を高校までにしっかり身に付けさせながら、共通テストでは知識・技能を活用した思考力・判断力・表現力を主に問うこととし、個別大学では「主体的に学習に取り組む態度」を高校・大学向けに「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」(主体性・多様性・協働性)と言い換えたうえで、3要素すべてを評価し、その大学のポリシー(方針)にふさわしい学生を選抜することを目指しています。
従来の大学入試といえば、どの教科・科目を課せば優秀な受験生を多数集められるかという観点から検討されてきたきらいがあります。しかし今後は、教科を超えた資質・能力をベースとして、出題教科・科目や配点比率、提出書類が再検討されることになります。
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教科横断的な視点も重要

そうなると高校の勉強も、各教科・科目だけの知識として覚えるだけではいけません。
たとえば新指導要領では、地理歴史科で世界史と日本史を統合した「歴史総合」を新設します。両者を一体で捉えたうえで、近代化・大衆化・グローバル化というキーワードから<逆向き>に歴史を学ぶ切り口にしようとしています。
これにより、従来なら世界史は世界史の知識として、日本史は日本史の知識としてバラバラに暗記すれば「入試対策」になっていた学習の仕方は、根本的な転換を迫られることになります。

しかし歴史学習を通した思考力・判断力・表現力の育成は、現行指導要領でも求められていることですから、今の入試でも、世界史と日本史を関連付けて思考力を問う設問が可能なはずです。そのような先取りが、地理で学んだ地理的な見方・考え方をもとに思考力を働かせて論理的に解答を導き出す「ムーミン問題」として現れたのだと言うことができます。
今後の高校の授業でも、各教科・科目で学んだことを他教科・科目と関連付け、教科横断的な視点で自分なりに課題を発見して解決しようとする積極的な姿勢も求められることでしょう。それがひいては、入学者選抜で問われる思考力・判断力・表現力等や主体性・多様性・協働性の「対策」にもなるのです。

[ベネッセ教育情報サイト 3/13(火) 10:20配信]
2018/03/12
【大学受験2018】東大に3,014人合格、最高・最低・平均点公表
 東京大学は平成30年3月10日、平成30年度前期日程試験の合格者を発表した。募集人員2,960人に対して9,675人が志願し、3,014人が合格した。合格者の受験番号と合格者の最高点・最低点・平均点は3月18日正午までWebサイトに掲載されている。 

東京大学の各科類の合格者数は、文科一類404人、文科二類361人、文科三類472人、理科一類1,130人、理科二類549人、理科三類98人の合計3,014人。合格者の受験番号は、平成30年3月10日正午から3月18日正午までWebサイトに掲載するほか、3月10日午後0時30分ごろから3月15日まで東京大学本郷キャンパス内に掲示する。また、合格者に対しては、電子郵便(レタックス)により「合格通知書」を送付する。

 このほか、合格者最高点と最低点、平均点が科類ごとに掲載されている。たとえば、第2次学力試験合格者の成績は、文科一類が最高点454.3111点、最低点354.9778点、平均点381.0984点。理科三類が最高点489.2889点、最低点392.3444点、平均点が418.3943点。なお、第2次学力試験の成績は、大学入試センター試験の成績(900点満点を110点に圧縮)と個別学力検査の成績(配点440点)を総合(550点満点)して算出している。

[リセマム 3/12(月) 12:15配信]

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