最新大学受験・教育ニュース

2017/10/26
【大学受験2018】H30年度国公立大学入学者選抜試験、169大学592学部で実施
 文部科学省は10月25日、平成30年度(2018年度)国公立大学入学者選抜について発表した。入学者選抜を実施するのは国公立全体169大学592学部。国公立全体で12万5,591人を募集する。AO入試は国公立大学全体の50.3%、推薦は95.9%で実施する。

 文部科学省は毎年秋ごろ、国公立大学の入学者選抜について各大学が7月末までに公表した入学者選抜要項などに基づき、その概要を取りまとめて公表している。10月25日には平成30年度における国公立大学入学者選抜に関する概要を公開。入学者選抜を実施する大学・学部数や募集人員、AO入試や推薦入試を実施する大学・学部数などについてまとめた。

平成30年度 国公立大学入学者選抜の実施大学・学部数と募集人員

 平成30年度の入学者選抜は、国立82大学399学部、公立87大学193学部の計169大学592学部で実施する。前年度(平成29年度)入学者選抜を実施した168大学579学部から1大学13学部増。募集人員は国立9万5,327人、公立3万264人、計12万5,591人。

平成30年度 国公立大学入学者選抜の選抜方法別実施状況

 国公立大学入学者選抜の選抜方法は「一般入試」「AO入試」「推薦入試」「帰国子女入試」「社会人入試」など、全7方式に分かれる。AO入試とは、詳細な書類審査と面接を組み合わせ、入学志願者の能力や適性、学習に対する意欲などを総合的に判定する入試方式のこと。推薦入試は、出身の高等学校長の推薦に基づき、原則として学力検査を免除し、調査書をおもな資料として入学可否を判定する入試方法を指す。

平成30年度国公立大学入学者選抜 AO入試の実施大学・学部数

 アドミッションオフィス入試(AO入試)を実施する大学を見ると、実施大学・学部数は国公立全体の50.3%にあたる85大学240学部。内訳は国立56大学192学部、公立29大学48学部。国立大学は全体の68.3%、公立大学は全体の33.3%にあたり、いずれも前年度(平成29年度)の国立大学64.6%、公立大学30.2%より上昇している。

 AO入試を実施する学部数は増加傾向にある。平成16年度からの実施状況を見ると、国公立大学全体では平成16年度18.6%の実施率だったのが、平成30年度には50.3%に達した。特に、学部数の伸びを見ると、公立大学は平成16年度に6.8%だったところ、平成30年度には24.9%まで上昇した。

 平成30年度入学者選抜から新たにAO入試を実施する大学・学部は、北海道大学(総合入試/文系、総合入試/理系)、千葉大学(法政経、工、園芸)、豊橋技術科学大学(工)、広島大学(情報科、法)、香川大学(創造工)、九州大学(共創)、首都大学東京(人文社会、経済経営、理)、横浜市立大学(データサイエンス)、都留文科大学(教養)など。

平成30年度国公立大学入学者選抜 推薦入試の実施大学・学部数

 推薦入試を実施する大学・学部数はそれぞれ、国立77大学286学部、公立85大学181学部、計162大学467学部。国公立全体では95.9%、学部全体では78.9%が推薦入試を実施している。

 平成30年度入学者選抜から新たに推薦入試を実施する大学・学部は、東京医科歯科大学(歯)、一橋大学(経済、法、社会)、岡山大学(教育)、広島大学(経済、薬、生物生産)、九州大学(共創)、首都大学東京(人文社会、法、経済経営、理)、横浜市立大学(データサイエンス)など。

平成30年度 国公立大学入学者選抜の日程

 国公立大学入学者選抜の一般入試受験生は今後、平成30年1月13日(土)・14日(日)に大学入試センター試験を受験する。個別学力検査は、1月22日(月)から31日(水)までに出願を受け付ける。前期日程試験は2月25日(日)から、後期日程試験は3月12日(月)以降に実施する。公立大学のみ、中期試験を3月8日(木)以降に実施予定。

 合格発表はそれぞれ、前期日程のうち国立大学が3月6日(火)から10日(土)まで、公立大学が3月1日(木)から10日(土)まで。後期日程は3月20日(火)から24日(土)までに発表する。中期日程の合格発表は3月20日(火)から23日(金)まで。

[リセマム 10/25(水) 20:34配信]
2017/10/24
【大学受験2018】英語外部検定利用状況、推薦・AO利用率は335大学
 旺文社教育情報センターは、「推薦・AO編 平成30年度(2018年度)入試 英語外部検定利用状況」をWebサイトに公開。44%の大学が英語外部検定を利用しており、3年連続で増加していることがわかった。検定採用率は「英検」97.0%が最多。

 「推薦・AO編 平成30年度入試 英語外部検定利用状況」は、旺文社教育情報センターが平成30年度入試における利用動向について、過去の調査結果と比較してまとめたもの。

 平成30年度入試で英語の外部検定を導入した大学は、762大学中335大学で44%。宮城教育大学(教育学部)や埼玉医科大学(全学部)、東京理科大学(経済・工・理工・薬学部)などが新たに取り入れており、前年度(平成29年度)の314大学から21大学増となった。旺文社によると、英語の外部検定を導入する大学は、調査を開始した平成28年度から3年連続で増加傾向にある。

 英語の外部検定の採用率は、英検が97.0%ともっとも高く、ついでTOEICの83.6%、TOEFL iBTの78.0%、GTEC for Studentsの54.8%。そのほか、TEAP(40.8%)は2年連続で採用率を伸ばしており、IELTS(51.6%)もTEAPに続いて採用率が伸びているという。

 英語の外部検定の利用方法では、推薦が「出願資格」46.8%、「評価加点」25.6%など、AOが「出願資格」62.7%、「判定優遇・合否参考」17.8%など。推薦・AOともに「出願資格」として利用が最多だが、推薦はAOに比べると、受験生に「評価加点」するため外部検定を利用する傾向がみられた。

 外部検定を利用する推薦・AOで求められる英語レベル(英検級換算)をみると、大学全体では「準2級」44.7%、「2級」36.5%、「3-5級」9.5%、「準1級」8.8%、「1級」0.4%の割合。国立大学に限ると、「2級」43.2%、「準2級」28.1%となっており、中級にあたる英検2級レベルの利用が拡大している。

 このほか、旺文社教育情報センターによる「英語外部検定利用状況」では、学問系統別の外部検定利用学科数や求められる英語力についても解説。文系、理系問わずすべての学問系統で利用が増加しており、特に理系の「工学」やそのほかの系統である「看護・医療・栄養学」「体育・健康科学」の増加率にも注目するようアドバイスしている。系統による差はあるものの、「すべての学問系統で外部検定利用が増えてきていることは大学入試における英語力の重要度を表していることに間違いない」とまとめている。

 レポートは旺文社教育情報センターのWebサイト「旺文社教育情報センター 大学進学INFORMATION」内の「入試情報」で閲覧できる。

[リセマム 10/23(月) 14:45配信]
2017/10/23
既に始まる大学入試の英語「資格・検定試験」活用

現在の中学校3年生以降が受験する大学入学者選抜の改革をめぐっては、大学入試センター試験を改めた「大学入学共通テスト」で、英語に実用英語技能検定(英検)やGTECなど民間の資格・検定試験を活用して「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能評価を導入することが注目されています。ただ、4技能評価は既に個別入試では始まっており、今後ますます広がっていきそうです。
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出願資格や得点換算に

文部科学省のまとめによると、2015年度入試で、英語の資格・検定を活用している大学は36.3%と、既に3校に1校以上を占めています。設置者別では、国立28.0%、公立22.6%、私立39.5%。入試形態別に見ると、一般入試は5.9%とまだ少ないものの、推薦入試では27.6%、AO入試では19.3%でした。
その後も有力大学で、活用が相次いでいます。立教大学は、2016年度入試から全学部の一般入試に「グローバル方式」を導入しました。GTECなど指定する6種類の資格・検定について、国際的な基準であるCEFRセファール(ヨーロッパ言語共通参照枠)の6段階のうち、B1レベル以上に相当するスコアを、出願資格として求めています。
B1とは「自立した言語使用者」に何とか達している人のことで、標準的な話し方であれば身近な話題の主要点を理解でき、筋の通った簡単な文章を作ることができる程度を指します。これに達していれば、英語以外に学部が指定する2教科を受験できる仕組みです。2018年度入試からは、一部の学部で出願資格をB2(抽象的な話題でも議論できるなど、自立した言語使用者の上級レベル)に引き上げるほか、大学入試センター試験利用入試にも、スコアによって得点の85%ないし95%に換算できる制度を導入します。
関西学院大学も、2016年度のセンター試験利用入試から、「英語検定試験活用型」を導入しています。指定8種類のいずれかでB2以上のスコアがあれば、センター試験の英語の受験が不要となります。

入学後にはより高いレベルを要求

国立大学も負けてはいません。
鹿児島大学は2017年度から、推薦入試2(センター試験を課す)と一般入試で、8種類の資格・検定で過去3年間にB2以上のスコアを取得した受験生に、センター試験の英語の得点を満点とみなす優遇制度を設けます(ただし、センター試験の英語の受験は必要)。
筑波大学は、まず2017年度の医学類の推薦入試から、B1以上のスコアを総合評価に反映する方式を始め、2018年度には全学類の推薦入試に拡大。2020年度からは、一般入試にも導入します。
こうした大学では、入学後にも、より高いレベルのスコア取得を必須化したり、奨励したりしているところが少なくありません。入学時に一定程度の4技能が身に付いていれば、それを前提に、入学後の教育を行うことができます。大学の卒業生に、英語を使って仕事ができるようになることが求められる中、グローバル化への対応に力を入れる大学ほど、入学者選抜でも高い4技能を求める傾向が強まることは、間違いありません。

[ベネッセ教育情報サイト 10/23(月) 12:02配信]
2017/10/21
ロボットは人間に勝てるのか? 生活の一部になるロボットの未来とは〈dot.〉
 人間がよりよく生きるために、いまロボットはますます不可欠な存在になっている。急速に進化するロボット開発の最前線をさぐってみよう。毎月話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』に掲載された、ITジャーナリスト・神崎洋治さん監修の解説を紹介しよう。

■体だけでなく頭脳も大きく進化

 今年7月末、ロボットによるサッカーの国際大会「ロボカップ」が名古屋市で行われ、約40カ国から3千人が競技に参加、10万人の観客が訪れたよ。この大会は、ロボットや人工知能(AI)の研究に関わる専門家が「2050年までに、人間に勝つロボットのサッカーチームをつくる」という構想のもとにスタートし、毎年世界各地で開催され、今年で20年を迎えた。

 ロボットは人間が操縦して動かすのではなく、各チームの人工知能が状況を判断してシュートやパス回しをし、ロボット同士がなるべくぶつからないように動いたり、戦術を立てたりする。こんなふうに「体」だけでなく「頭脳」も大きく進化している。

■産業や暮らしに役立つロボットを

 ロボカップの本当の狙いは、サッカーをするロボットを開発し、それによって生み出された技術を、産業や暮らしに生かすことにある。

 いま多くの企業や大学が、ロボット開発に力を入れている。競技を通じて生まれた新しいロボットの技術を、私たちの暮らしに役立つように実用化することによって、ロボットはより身近で欠かせない存在になっていくよ。

■1人1台ロボット時代!? ロボットが生活の一部に

<ロボホン>
 昨年、シャープが発売したロボット型携帯電話。通話やメールはもちろん、歌やダンス、写真撮影、プロジェクター投影など、さまざまな機能付き

<宅配ロボットが走行スタート>
 人手不足が問題になっている業界では、いち早く「物流支援ロボット」が登場。配達員不足の解消や、高齢者の買い物の補助などに役立ちそうだね。

 宅配ずしチェーン「銀のさら」は、一部の私有地の歩道を自動走行するロボット CarriRo Deliveryの実証実験を開始。運ばれたすしはスマートフォンで扉のロックを解除して取り出す

ヤマト運輸とIT会社のDeNAが一部地域でテスト走行中の「ロボネコヤマト」は、宅配ボックス付きの自動運転車(現在は有人)。利用者は希望の時間と場所で荷物を受け取れる

■ロボットと人工知能は何が違うの?

「ロボット」という言葉の語源は、チェコの作家カレル・チャペックが、未来を描いた作品(1920年)で初めて使用した「強制的な労働」を意味する「robota」だといわれている。その後も、ロボットは「人間の代わりに働く役立つ機械」という意味合いで使われている。

「人工知能」は英語でArtificial Intelligence(AI)といい、人工的につくられた、人間が持つような知能のこと。ロボットの身体ではなく、ロボットを動かすプログラムに当たる。

【メモ】
経済産業省のロボット政策研究会はロボットを、センサーなどで感じ取り、自分で動くことができる機械と定義していますが、これに当てはまらないロボットもたくさんあります。

※月刊ジュニアエラ 2017年10月号より

[AREA dot. 10/21(土) 11:30配信]
2017/10/20
AO・推薦入試、難関大学でも増えている?
AO・推薦入試といえば、今やすっかり受験生に身近な入試形態ですが、大学入試改革では「学力不問入試」などと言われる実態を受けて学力評価が求められる一方、受験生の多様な能力を評価する入試方式として期待もされるという、二面性を持っています。
しかし実は、既に難関大学でも導入が進んでおり、しかも一般入試と同等か、それ以上にハードなものも少なくありません。一般入試とは一味違う、多様な入試の具体例を見ていきましょう。

きめ細かな選抜で多様な入学生を求める

難関大学の多様な入試といえば、2016年度に東京大学が「推薦入試」を、京都大学が「特色入試」を導入したことが、大きな話題となりました。
東大は1校から男女各1人に推薦人数を限り、科学オリンピックをはじめとした世界・全国レベルの大会・コンクールや語学の資格・検定試験の高成績者など、学部によって推薦要件が指定されているその上に、大学入試センター試験で8割以上の得点を取ることが必須です。一方、京大は、学部によって「学力型AO」型、「推薦」型、「後期日程」型があり、センター試験(医学部医学科を除く)で高い学力を求めることはもちろん、入学後に何をしたいかを詳細に記入させる「学びの設計書」など多くの書類を提出させ、丁寧な選考を実施します。

今春の17年度入試でも、ユニークな方式の導入が続きました。大阪大学の「世界適塾入試」は、AO入試、推薦入試、国際科学オリンピック入試の総称。お茶の水女子大学の「新フンボルト入試」は2日間の「プレゼミナール」を受けてもらって第1次選考を行った後、第2次選考として2日間の「図書館入試」(レポート作成+グループ討論・面接)や「実験室入試」(実際に実験して発表)を課しました。

私立大学では、早稲田大学が、17年度から一部の学部で「一般入試(英語4技能テスト利用型)」や「公募制学校推薦入試(FACT選抜)」を実施した他、18年度からは地元地域への貢献に高い意識を持つ人材を対象とした学部横断型の「地域貢献型人材発掘入試」を導入することにしています。
慶應義塾大学は湘南藤沢キャンパスのAO入試が有名ですが、日吉・三田キャンパスの法学部も、従来の「FIT(AO)入試」をA方式と位置付け、18年度から地域ブロック枠のB方式を新設します。
他にも、金沢大学が18年度から入学時に所属学類を決めない「文系一括、理系一括」入試を導入したり、東京医科歯科大学と東京外国語大学が19年度から共同入試を導入したりするなど、改革は目白押しです。

高い学力と強い意欲が必須

こうした難関大学の推薦・AOでは、しっかりとした学力とともに、その大学で学びたいという強い学習意欲を持った入学生を選抜したいという点で共通しています。
国立大学の中でもいち早くAO入試を実施した東北大学は、一般入試のために勉強することを前提に、第一志望の受験生に優先的なチャンスを与えるものと位置付けています。世界的な研究大学として、志願者の多い東北地方の高校全体に対するメッセージを込めてのことです。

国立大学協会はAO・推薦をはじめ多様な形態の入試の定員を3割にする方針を掲げています。AOは「総合型選抜」、推薦は「学校推薦型選抜」と名称が変わり、実施時期なども見直されますが、「大学入学共通テスト」の導入に伴って、さらに広がっていくことでしょう。

[ベネッセ教育情報サイト 10/20(金) 12:03配信]
2017/10/19
熊本大、鹿児島大…世界的な医学教育レベルで全国でも注目の医学部に〈dot.〉
 医学部「熱」を帯びる九州・沖縄地方。医学部を持つ大学数は11で、うち8大学が国立大だ。週刊朝日ムック「医学部に入る 2018」では、これら九州の国立大を取材。ここでは、熊本大と鹿児島大の取り組みを紹介する。

■卒業生の3分の2が定着 熊本大

 旧六医大のひとつである熊本大は、1871(明治4)年にできた官立の医学校が始まりだ。新設医大ができるまで、九大、長崎大、鹿児島大とともに、佐賀、大分、宮崎の関連病院に医師を派遣していた。

「本学の学生は、熊本出身者が約4割、熊本以外の九州出身者と九州以外の出身者がほぼ同数で約3割ずつです。熊本は政令指定都市で住みやすく、新幹線でも通えて交通の便もいいため、熊本を気に入る学生が多く、卒業生の約3分の2は熊本に残りますね」(尾池雄一医学科長)

 著名な卒業生には、水俣病研究の第一人者・原田正純医師、世界で初めてエイズ治療薬を開発した満屋裕明博士らがいる。

「エイズの研究が世界的に知られているため、入試の面接では多くの受験生が『エイズの研究』の話をしますが、健康寿命の延伸を図るための研究にも、力を入れています」(同)

 昨年設立した『健康長寿基盤研究センター』では、代謝・循環、がん、神経科学の3領域から研究を推進している。

 18年入試から熊本大はセンター試験の生物が「必須」から「選択」へと科目変更になる。

「高校時代に生物を学んでほしいとの思いで生物必須でしたが、物理と化学選択の成績優秀な生徒にも入学してほしいと考え、総合的に判断して変更しました」(同)

 九大の科目変更同様に、この判断が熊本大への志望動向を大きく変える可能性がある。受験生にとって吉と出るのか、いずれにせよハイレベルな争いになりそうだ。

■鹿児島大はイギリス流の医学教育がルーツ

 鹿児島大医学部は、1869(明治2)年、西郷隆盛や大久保利通らによって鹿児島に招聘されたイギリス人医師ウイリアム・ウイリスを校長として設立された西洋医学校がルーツ。実質的な前身は1943年に設立された県立鹿児島医学専門学校だ。

「一昨年から、診療参加型の臨床実習時間を世界水準まで増やした新カリキュラムを始めました。日本の医学教育レベルが世界水準を満たしていることを証明するために設立された日本医学教育評価機構(JACME)の医学教育分野別評価を、今年の6月に九州の医学部としては最初に受審しました」

 河野嘉文医学部長が、そう胸を張る。同大では、09年から医学教育カリキュラムの改革を検討し、改善にいち早く取り組んでいたという。

「鹿児島には離島があるため、南北600キロの広大な地域の医療と保健活動を担う医師育成の『地域医療プログラム』をさまざまな学年で取り入れています。6年の『離島・地域医療実習』は必修で、期間は1週間から4週間の間で選べます。地域の医療現場で患者・社会の多様性を理解し、社会のニーズに応える医療を学ぶコミュニティー基盤型教育は、国際的に大変重要視されています」(河野医学部長)

 離島へき地医療人育成センターでは、鹿児島大の学生だけではなく、全国の医学生、離島医療を志す医師に対して実習や研修を行っている。

 リハビリテーション医学、温泉治療学にも定評がある。1988年に国立大初のリハビリテーション医学講座が開設され、リハビリテーション専門医を育成している。片まひ回復のための運動療法などを行う「霧島リハビリテーションセンター」で、学生は2週間実習する。

 歴史と伝統ある医学部が多い九州からの「変革」は、始まったばかりだ。

(文/庄村敦子)

※週刊朝日ムック『医学部に入る 2018』から抜粋

[AREAdot. 10/19(木) 7:00配信]
2017/10/17
【大学受験2018】H30年度私大医学部の入学定員9,419名、うち地域枠は316名
 文部科学省は10月16日、平成30年度(2018年度)からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更認可申請一覧を公表した。平成30年度の医学部入学定員は9,419名、そのうち地域枠による定員は49大学316名。研究医枠と歯学部振替枠の増員はない。

 平成30年度の医学部入学定員は9,414名と、平成29年度の9,420人より1名減少。学則変更認可の申請を行ったのは、岩手医科大学、自治医科大学、埼玉医科大学、順天堂大学、日本医科大学、関西医科大学、兵庫医科大学の私立大学7校。平成29年度からの実質的な増加は12名で、地域枠による定員増316名の中に含まれる。

 医学部の入学定員については、昭和57年と平成9年の閣議決定により7,625名まで抑制されてきたが、平成18年の「新医師確保総合対策」で医師不足が深刻な10県で各10名、平成19年の「緊急医師確保対策」により全都道府県について原則各5名の入学定員を増員。以降も「経済財政改革の基本方針2008」や「地域の医師確保の観点からの定員増(地域枠)」「研究医養成のための定員増(研究医枠)」「歯学部入学定員の削減を行う大学の特例による定員増(歯学部振替枠)」を実施してきた。平成19年度から平成30年度までに、臨時定員1,010名および恒久定員544名(新設による増員を除く)の計1,554名の増員が行われてきた。

 そのうち、「医師確保総合対策」と「緊急医師確保対策」による臨時定員317名については、平成29年度で終了するところだったが、平成31年度まで地域枠として再度の定員増を行うことが可能となった。平成30年度の地域枠では49大学316名増の予定で、そのうち再度の定員増によるものが304名、それ以外の定員増が4大学12名だった。

 地域枠の増員期間は平成31年度までの間となっているが、今後の取扱いは、その時点の医師養成数の将来の見通し、定着状況を踏まえて判断するという。

[リセマム 10/17(火) 13:15配信]
2017/10/14
国立大32〜35年度入試、「マーク式と民間」 英語は両方必須に
 平成32年度から現行の大学入試センター試験の後継として導入する「大学入学共通テスト」の英語について、国立大学協会の理事会が、35年度までマークシート式と、英検などの民間検定試験の両方を国立大全82校の受験生に課す方針を決めたことが13日、国大協への取材で分かった。来月の総会で正式決定する予定。

 一方、全国の私立大が加盟する日本私立大学連盟や日本私立大学協会、公立大でつくる公立大学協会は「大学ごとの判断に任せる」としている。

 文部科学省が今年7月に公表した共通テスト実施方針によると、英語では「読む、聞く、話す、書く」の4技能を評価するため、民間検定試験を導入する。ただ、32〜35年度は大学入試センターが作成するマーク式も併存させ、大学によっていずれかまたは両方を受験させる仕組みとした。

 36年度からは民間検定試験に全面移行する予定で、大学入試センターは本年度中に、英検などの中から、共通テストで利用できる民間検定試験を認定する。

 国大協によると12日の理事会で「受験生が混乱しないために各大学が足並みをそろえる必要がある」として、32〜35年度はマーク式と民間検定試験の両方を義務付ける方針で合意した。国大協の82校へのアンケートでもこの方針への賛成意見が多かったという。ただ、検定料など受験生の負担増を懸念する声もあり、国大協は今後、具体的な成績の利用方法などを検討する。

[産経新聞 10/14(土) 7:55配信]
2017/10/13
国公立大 新テスト移行期 英語の入試は“二刀流”
 国立大学の入試の英語の共通テストは、マークシート式と民間試験の両方を課す方針です。

 センター試験に代わり、2020年度から実施される「大学入学共通テスト」の英語は、2023年度までの4年間は移行期間で、今までのマークシート式と英検などの民間試験をどちらも受けられます。これに対して国立大学協会は、国立大学の受験生にマークシート式と民間試験の両方を課す方針を理事会で決めました。来月の総会で正式決定する予定です。国立大学ごとに条件が異なると、受験生が出願先を変えられなくなるなど混乱する恐れがありました。

[テレ朝ニュース 10/13(金) 18:12配信]
2017/10/11
中央大学 キャンパス見学会を実施
中央大学では、10月の毎週土曜日にキャンパス見学会を実施する。文系学部は多摩キャンパス、理系学部は後楽園キャンパスでの開催。中央大学を知りたいという高校生の要望に、さまざまな角度から応えてくれる。

見学会で中央大学に興味をもった人は、11月23日(木・祝)に行われる体験授業にもぜひ参加してみよう。キャンパスでは、大学生になった自分をシミュレーションするのもいいかもしれない。

日時
多摩キャンパス(文系)・10月14日(土)、10月21日(土)、10月28日(土)11:00〜13:00後楽園キャンパス(理系)・10月14日(土)12:00〜14:00
場所
多摩キャンパス(文系)・3号館1階3114号教室後楽園キャンパス(理系)・6号館3階6326教室
対象者

高校生、受験生、保護者(文系のみ)

参加方法

ウェブページより申し込み。参加費無料

中央大学 キャンパス見学会に関する詳細は、同大学のウェブページから。

〔2017/10/06 東進タイムズ〕

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