最新大学受験・教育ニュース

2019/04/05
文科省、大学入試で差別禁止ルール化 全学部で来年度から適用へ
文部科学省は5日、大学入試で性別や年齢などの属性を理由に不利な扱いをしたり、成績順に従わず特定の受験生を合格させたりすることを禁止する方針を明らかにした。東京医科大など10大学の医学部の不正・不適切入試が判明し、それ以外の学部も含めて明確なルール化が必要と判断。大学や高校から意見を聞いたうえで6月に通知する大学入学者選抜実施要項に盛り込み、来年度の入試から適用する。

 大学入試は実施要項で「公正かつ妥当な方法」で行うとされているが、具体的なルールは定められていなかった。有識者会議がまとめた報告によると、主に合理的な理由なく「性別、年齢、出身地などの属性で取り扱いの差異を設けること」「成績順を飛ばして特定の受験生を合格させること」を禁じる。

 また、恣意(しい)的な合否判定を防ぐため、教授会や入試委員会などの合議制の会議で決め、資料には判定に不要な氏名や年齢、性別、出身校などの情報を掲載しないこととした。一方で、一部の私立大で設けられている同窓生の子供の特別枠については「さまざまな意見があることを踏まえ、より丁寧な説明が必要」とするにとどめた。

 違反した場合のペナルティーは規定していないが、文科省が入試の公正性が害されたと判断した場合は調査し、必要に応じて指導する。

 文科省は昨年12月に公表した医学部入試問題の最終まとめで「全ての学部で公正な入試のあり方を検討する必要がある」と指摘。これを受け、1月に有識者会議(座長=岡本和夫・大学改革支援・学位授与機構顧問)を設置して議論した。【伊澤拓也】
[Yahoo News 4/5(金) 10:16配信 ]
2019/04/04
私大生の仕送り額、過去最低8万3,100円…9割以上の家庭「負担重い」
私立大学学生への仕送り額が、月額8万3,100円と過去最低を記録したことが2019年4月3日、東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査結果から明らかになった。一方、入学費用の借入額は過去最高の199万円となり、9割以上の家庭が費用負担を「重い」とした。

 東京私大教連は1都9県(東京、千葉、埼玉、神奈川、群馬、茨城、栃木、山梨、長野、新潟)の私立大学などの教職員組合で構成する連合体。「私立大学新入生の家計負担調査2018年度」は2018年5〜7月、2018年度に首都圏の私立大学に入学した新入生の家庭を対象に実施し、4,181人の有効回答数を得た。

 仕送り額の平均は、入学直後の新生活や教材の準備で出費がかさむ「5月」が前年度比1,800円減の9万9,700円、出費が落ち着く「6月以降(月平均)」が前年度比3,000円減の8万3,100円。「6月以降」の仕送り額は、1986年度の集計開始以来、もっとも低い水準となり、過去最高だった1994年の12万4,900円との比較では4万1,800円(33.5%)もの減少となっている。

 一方、「家賃」の平均は、前年度比1,200円増の6万2,800円。「6月以降」の仕送り額に占める家賃の割合は75.6%にのぼり、仕送り額から家賃を除いた生活費は2万300円、1日あたり換算で677円と、過去もっとも低い水準となっている。

 入学費用を借入した家庭は17.0%。住居別では、自宅外通学者20.0%、自宅通学者15.0%。借入額の全体平均は、前年度比1万9,000円増の199万4,000円。住居別では、自宅外通学者238万2,000円、自宅通学者165万9,000円。自宅外通学者の借入額は、前年度から4万3,000円増加し、過去最高額となった。

 受験から入学までの費用の「負担感」については、9割を超える家庭が「重い」と回答。入学費用を借入した家庭に限ると、99.4%が「重い」と感じており、負担の大きさを示す結果となっている。

 このほか、「受験から入学までの費用」は、自宅外通学者が前年度比4,400円増の218万1,818円、自宅通学者が前年度比1,400円増の156万4,418円。「受験から入学までの費用」のうち、初年度納付金の割合が自宅外通学者で61.1%、自宅通学者で85.2%を占めている。

 今回の調査結果について、東京私大教連は「私大生を抱える各家庭の学費等の負担はもはや限界にきていることが明らかになっている。経済的な理由によって私立大学への進学をあきらめる若者を生まないために、私立大学への補助金の大幅な増額によって学費負担を軽減し、奨学金制度を抜本的に拡充することが必要不可欠」とコメントしている。
[リセマム 2019.4.4 Thu 11:15]
2019/04/03
【大学受験】2019年度個別学力検査、71.9%の大学が試験問題「すべて公表」
文部科学省は2019年4月2日、「大学入学者選抜におけるミスの防止等に係る取組みの実施状況」を公表した。個別学力検査問題をすべて公表する大学は、2018年度の64.5%から2019年度は71.9%に上昇。2019年度選抜実施要項では、試験問題や解答は原則公表と記している。

 大学入学者選抜におけるミスの防止等に係る取組みの実施状況は、国公私立大学・短期大学の個別学力検査における試験問題と解答の公表状況をまとめたもの。調査実施月は2018年8月で、個別学力検査を実施すると回答のあった大学の回答を母数として算出。2018年度入学者選抜は1,032大学(国立大学79大学、公立大学80大学、私立大学578大学、公立短大12大学、私立短大283大学)、2019年度入学者選抜は1,028大学(国立大学79大学、公立大学80大学、私立大学579大学、公立短大11大学、私立短大279大学)となっている。

 2018年度個別学力検査における「試験問題」の公表は、「すべて公表」64.5%、「一部公表」29.7%、「すべて非公表」5.5%。「すべて公表」とした割合は、国公立大学で91.2%、私立大学で58.7%、短大で61.7%と多くの大学が公表していた。

 一方、試験問題の「解答」の公表は、「すべて公表」37.3%、「一部公表」23.6%、「すべて非公表」37.0%。国公立大学は「すべて非公表」49.1%がもっとも多く、「すべて公表」39.0%を上回った。私立大学は「すべて公表」が38.6%で、「すべて非公表」30.4%の方が少ない。短大は43.4%が「非公表」としている。

 2019年度個別学力検査における「試験問題」の公表(予定)について、「すべて公表」71.9%、「一部公表」17.0%、「すべて非公表」1.8%のほか、9.1%が「検討中」と回答。「すべて公表」とした割合は、国公立大学で95.0%、私立大学で67.9%、短大で67.2%。2018年度より「すべて公表」の割合が上昇している。

 試験問題の「解答」の公表(予定)は、「すべて公表」57.2%、「一部公表」14.8%、「すべて非公表」4.8%のほか、22.3%が「検討中」と回答。国公立大学は「すべて公表」の割合が大きく上昇し、2018年度比42.8ポイント増の81.8%となった。また、「すべて非公表」は0%という結果だった。私立大学でも「すべて公表」が55.6%に増え、「すべて非公表」は2.6%と減少。短大も「すべて公表」が46.9%に増加した。

 公表の方法についても調査を実施。2019年度入学者選抜の予定について、国立大学は試験問題を「大学窓口での閲覧」「公表を前提とした民間企業や報道機関等への提供」、解答を「大学ホームページ」「大学窓口での閲覧」の予定とする大学が多い。私立大学と短大は試験問題・解答ともに「大学で発行する問題・解答集」「説明会等での提供」の予定が多かった。
[リセマム 2019.4.3 Wed 13:15 ]
2019/04/02
約20年ぶりの見直し、全国1,283校で新しい教職課程スタート
文部科学省は2019年3月29日、Webサイトに2019年度より始まる新しい教職課程についての説明を掲載。4月1日施行の教育職員免許法改正に伴い、全国の1,283校の大学等において、小学校の外国語(英語)教育やICTを用いた指導法など、履修内容を充実した教職課程が実施される。

 教員養成については、「必要単位数が法律に規定されており、新たな教育課題が生じても速やかな単位数の変更が困難」「学校現場の状況の変化や教育を巡る環境の変化に対応した教職課程になっていない」などの課題があった。

 文部科学省は、中央教育審議会による答申「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について」(2015年12月発表)を経て、教育職員免許法と同法施行規則を改正。教職課程の科目区分の大くくり化、新たな教育課題などに対応するための履修内容の充実、教職課程コアカリキュラムの作成を掲げ、教員免許状を取得させる大学の課程「教職課程」で履修すべき事項について約20年ぶりの全面的見直しを実施した。

 文部科学省Webサイトの「平成31年度(2019年度)から新しい教職課程が始まります」では、法令改正の概要、教職課程の審査・認定について説明。教職課程に新たに加えた内容の例として、小学校の外国語(英語)教育、ICTを用いた指導法、特別支援教育の充実、学校安全への対応、道徳教育の充実、チーム学校運営への対応などをあげている。

 教職課程の審査・認定では、法令改正に対応した授業科目や専任教員などの体制を整えているかどうかについて、すべての教職課程(改正事項がない特別支援学校教諭免許状の課程を除く)を対象に、中央教育審議会が審査を実施。2018年度から、授業科目の審査において、「教職課程コアカリキュラム」「外国語(英語)コアカリキュラム」の内容が含まれているかどうかを確認したという。

 審査の結果、全国の大学・大学院・短期大学など1,283校を認定した。4月1日から、合計1万9,416の課程が新たな基準に基づき開始される予定。文部科学省Webサイトでは、2019年4月1日現在の教員免許状を取得できる大学が一覧でまとめられている。詳細は、直接各大学などに問い合わせること。

 今後は、2022年度末までに「総合的な学習の時間」「各教科の指導法(小学校外国語(英語))」の担当教員の教育研究業績の事後調査、「領域に関する専門的事項」の事後調査を行うという。
[リセマム 2019.4.1 Mon 10:45 ]
2019/03/29
【大学受験2021】京大、共通テスト「英語」に関する書類の様式案公表
京都大学は2019年3月27日、2021年度入学者選抜における大学入学共通テストの「英語」についての予告を発表した。英語認定試験の成績に代えて提出を認める「英語の言語運用能力に関する書類」の様式案を、PDF形式でWebサイトに掲載している。

 京都大学が2018年12月14日に発表した「2021年度入学者選抜における変更について(予告)」では、一般入試において、大学入学共通テストの外国語で英語を受験した出願者に対し、CEFR対照表のA2レベル以上に相当する英語力を求めるとし、英語認定試験の成績または在学するまたは卒業した高校の校長により同等の英語力があると認められることが明記された書類の提出を求めることとしている。

 このたび、英語認定試験の成績に代えて提出を認める「英語の言語運用能力に関する書類」の様式案が決定。京都大学Webサイトに「英語の言語運用能力に関する書類作成について(お願い)(案)」「英語言語運用能力証明書(案)」をPDF形式で掲載した。

 「英語の言語運用能力に関する書類作成について(お願い)(案)」では、京都大学に出願しようとする者から証明書の作成依頼があった際は、授業の学習状況や校内の考査・試験の結果などから総合的に評価し、規定のレベル以上の英語力が備わっていると判断する場合、所定の様式を用いて「英語言語運用能力証明書」を発行することとしている。英語力の確認については、高校の授業における英語の科目の教授および学習指導を担当する者など、個々の生徒の英語力について的確に把握および評価をする立場にある者が行うよう求めた。

 なお、様式案は今後、必要に応じて修正を行うこととし、確定した様式は2019年度内に発表するとしている。
[リセマム 2019.3.29 Fri 17:45]
2019/03/28
2018年度教科書検定、小学校は164点すべて合格…全国7会場で公開
文部科学省は2019年3月26日、2020年度から小・中学校で使用される教科用図書の検定結果を公表。小学校においては、検定申請件数164点すべてが合格となった。5月下旬より、全国7会場で教科用図書検定結果の公開を行う。

 2018年度の検定では、2020年度から小学校において使用される教科用図書および中学校において使用される教科用図書の検定を実施した。小学校においては全検定申請点数164点のすべてが合格。2020年度より教科化される外国語では、7点が合格している。また、中学校においては社会(歴史的分野)1点が申請を取り下げた。

 文部科学省では、国民の教科書に対する関心に応え、教科書への信頼を確保するとともに、教科書検定へのより一層の理解を得るため、2018年度の検定に係る検定関係資料を公開する。公開資料は、2020年度から使用される小学校用教科書に係る申請図書、調査意見書、判定案、検定意見書、修正表、見本、議事要旨および教科用図書検定基準など。

 東京都では教科書研究センター5階第4会議室にて5月28日〜6月20日の期間に開催。そのほか、山形県、山梨県、福井県、大阪府、岡山県、福岡県で6月〜7月にかけて開催する。開場時間帯や休館日は会場によって異なり、詳細は後日掲載される予定。

 各会場の公開期間終了後は、国立教育政策研究所教育図書館、教科書研究センター教科書図書館にて引き続き通年公開を実施する予定。なお、教科書検定結果に関する情報と全教科の検定意見書は、文部科学省Webサイトに順次掲載される。

◆2019年度の教科用図書検定結果の公開
【東京都】
場所:教科書研究センター5階 第4会議室(東京都江東区千石1-9-28)
期間:2019年5月28日(火)〜6月20日(木)
【山形県】
場所:山形県庁 1602会議室(山形県山形市松波2-8-1)
期間:2019年6月14日(金)〜6月26日(水)
【山梨県】
場所:やまなしプラザ オープンスクエア(山梨県甲府市丸の内1-6-1)
期間:2019年7月9日(火)〜7月18日(木)
【福井県】
場所:福井県文書館 研修室※福井県立図書館内(福井県福井市下馬51-11)
期間:2019年7月4日(木)〜7月17日(水)
【大阪府】
場所:大阪府教育センター本館1階 多目的室(大阪府大阪市住吉区苅田4-13-23)
期間:2019年6月27日(木)〜7月10日(水)
【岡山県】
場所:岡山県立図書館 多目的ホール(岡山県岡山市北区丸の内2-6-30)
期間:2019年6月25日(火)〜7月5日(金)
【福岡県】
場所:福岡県立図書館別館2階 研修室(福岡県福岡市東区箱崎1-41-12)
期間:2019年7月19日(金)〜7月30日(火)
[リセマム 2019.3.27 Wed 17:15]
2019/03/27
【大学受験2019】国公立大欠員補充2次募集、北海道教育大など3校で実施
河合塾は2019年3月26日、大学入試情報サイトKei-Netに2019年度の「国公立大 欠員補充2次募集実施大学」を掲載した。北海道教育大学、静岡大学、筑波技術大学の3校で欠員補充2次募集を実施する。

 Kei-Netに掲載された「国公立大 欠員補充2次募集実施大学」は、2019年3月26日時点で欠員補充2次募集を発表している大学をまとめたもの。一覧では、募集している学部(学科)名、募集人員、出願期間、センター試験、個別学力検査を確認できる。

 北海道教育大学は、教育学部教員養成課程旭川校の芸術・保健体育教育専攻美術分野で3名を募集する。出願は3月28日午前9時から午後5時まで、持参のみで受け付ける。

 静岡大学は、人文社会科学部(夜間主コース)法学科で7名を募集する。出願は3月28日午前9時から午後4時、3月29日午前9時から正午まで、持参のみで受け付ける。出願には学校長の推薦が必要。また、入学後にも就労(アルバイトを含む)しながら勉学することを確約できる人を対象としており、確約書が必要となる。

 筑波技術大学は、産業技術学部産業情報学科情報科学専攻で2名、産業技術学部産業情報学科システム工学専攻で2名、保健科学部保健学科鍼灸学専攻で13名、保健科学部保健学科理学療法専攻で1名を募集する。出願は3月28日から4月1日まで、郵送と持参にて受け付ける。郵送の場合は4月1日午後4時30分必着、持参の場合は午前9時から午後5時(最終日は午後4時30分)まで受け付ける。ただし、産業技術学部は聴覚障害者、保健科学部は視覚障害者が対象。

 Kei-Netでは、国公立大 欠員補充2次募集のセンター試験科目や個別学力検査についても確認できる。なお、詳細は各大学のWebサイトで確認すること。
[リセマム 2019.3.27 Wed 11:45 ]
2019/03/26
薬剤師国家試験2019、合格率1位は「九州大学」95.35%
厚生労働省は2019年3月25日、第104回薬剤師国家試験の合格発表を行った。合格率は70.91%と前年(2018年)より0.33ポイント増加。新卒の合格率は85.50%だった。合格率を大学別にみると、「九州大学」が95.35%ともっとも高かった。

 第104回薬剤師国家試験は、2月23日と24日に実施。出願者数1万5,796人、受験者数1万4,376人、合格者数1万194人、合格率70.91%で、前年(2018年実施第103回)の70.58%と比べ、0.33ポイント増加した。合格率を男女別にみると、男性が68.76%、女性が72.34%。合格率を設置主体別にみると、国立が85.40%、公立が88.15%、私立が69.85%。

 合格率を大学別にみると、「九州大学」が95.35%ともっとも高く、「金沢大学」95.24%、「名城大学」92.34%、「京都薬科大学」91.16%、「慶應義塾大学」90.70%が続いた。新卒合格率100.00%の大学は、九州大学と長崎大学、京都大学、東京大学の4大学。また、東北大学は既卒合格率が100.00%だった。

 合格者の受験番号は厚生労働省のWebサイトに掲載されている。

◆第104回薬剤師国家試験 大学別合格率 上位10大学
1位「九州大学」95.35%
2位「金沢大学」95.24%
3位「名城大学」92.34%
4位「京都薬科大学」91.16%
5位「慶應義塾大学」90.70%
6位「北海道大学」90.32%
7位「名古屋市立大学」89.77%
8位「静岡県立大学」88.78%
9位「東京理科大学」88.60%
10位「星薬科大学」88.51%
[リセマム 2019.3.25 Mon 15:21 ]
2019/03/25
【大学受験2021】北大医学部、AO入試で「コンピテンシー評価」を導入
北海道大学は2019年3月22日、医学部医学科における2021年度AO入試予告を公表した。2021年度入試以降は、医学部医学科AO入試に「コンピテンシー評価」を導入。第1次選考と第2次選考の評価対象出願書類、選抜方法、配点の変更を行う。

 北海道大学の2019年度入試(現行)では、第1次選考で調査書と個人評価書・自己推薦書・諸活動の記録を評価対象出願書類としてきたが、2021年度入試以降は調査書と「コンピテンシー評価」を評価対象出願書類などとする。第2次選考では、課題論文、面接のほか、「コンピテンシー評価」が実施される。

 北海道大学によると「コンピテンシー評価」とは、学習活動および諸活動について、高校などの教員が多段階評価のうえWebから入力したものに対して、医学部医学科が求める資質・能力をもった人物を選抜するという観点から、評価を行うものだという。なお、第1次選考の個人評価書は廃止されるが、自己推薦書と諸活動の記録については、第2次選考の面接に関する参考資料として、志願者に引き続き提出を求める。

 配点の変更も公表しており、2021年度入試以降は第1次選考の調査書が20点、コンピテンシー評価が80点。第2次選考の課題論文が40点、面接とコンピテンシー評価が60点となる。

 また、大学入学者選抜実施要項に規定されている入試名称が「アドミッション・オフィス入試(AO入試)」 から「総合型選抜」に変更されることに伴い、北海道大学AO入試の名称も変更する可能性があるという。
[リセマム 2019.3.25 Mon 11:45]
2019/03/23
看護師国家試験2019の学校別合格率、100%は48大学
厚生労働省が2019年3月22日に発表した第108回看護師国家試験の学校別合格者状況によると、新卒・既卒を合わせた合格率が100.0%となった4年制大学は、東京家政大学や大阪府立大学など48大学だった。

 第108回看護師国家試験は、2月17日に行われ、出願者数6万4,153人、受験者数6万3,603人、合格者数5万6,767人で、合格率は89.3%。このうち、新卒者の合格者数は5万5,216人で、合格率は94.7%だった。

 学校別合格者状況によると、合格率が100.0%であった4年制大学は48大学。このうち、合格者数が100人を超えた大学は、青森県立保健大学と日本赤十字秋田看護大学、東京家政大学、愛知医科大学、藤田医科大学、大阪府立大学、福岡大学、福岡女学院看護大学の8大学。

 そのほか、東京大学は85.7%、京都大学は95.4%の合格率だった。合格率が100.0%の短期大学(3年)は、松本短期大学の1大学。
[リセマム 2019.3.22 Fri 18:28 ]

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