最新大学受験・教育ニュース

2017/11/02
【大学受験2019】国公立大学入試の全体スケジュール、入試変更点も掲載
 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は11月1日、2019年度(平成30年度)入試全体スケジュールと国公立大入試変更点を掲載した。おもに2018年度に高校3年生(現2017年度の高校2年生)の生徒が対象の年度。

たとえば、筑波大学では医学部(医)の第1段階選抜の倍率を2018年度入試では5倍のところ、2.5倍へ変更。京都大学農学部は、特色入試の出願要件である英語外部試験で一定のスコアが必要になる。

 2017年10月現在の全体スケジュールによると、国公立大学は2018年7月31日までに選抜要項(日程・定員・出題科目・時間・配点など)を発表予定。10月上旬までに大学入試センター試験の出願が行われ、本試験は2019年1月19日・20日に実施される。2次(個別)試験の出願期間は1月28日〜2月6日。その後、2月13日までに第1段階選抜の結果発表(前期)があり、25日以降に前期日程試験を実施。3月1日〜10日(国立は6日から)に合格発表が行われる。

 国公立大学の入試変更点では、京都大学が農学部2学科の特色入試において、出願要件の英語外部試験でスコアの基準を設けた。資源生物科学では、TOEFL-iBT61点以上、TOEIC600点以上、英検2級以上のうち少なくとも1つの要件を満たし、成績書の原本を提出すること。同じく食品生物科学では、スコアの基準を設けるとともに「IELTS」を採用。TOEFL-iBT80点以上、TOEIC800点以上、IELTS(アカデミック・モジュール)でオーバーオール・バンドスコア6.0以上、英検準1級以上の合格のうち少なくとも1つの要件を満たす必要がある。

 また、北海道大学理学部(物理)がAO入試を廃止する。筑波大学も理工学部(社会工)のアドミッションセンター入試を廃止し、前期83名・推薦22名へと募集人員を変更。そのほか、医学部(医・前)は2段階選抜について、第1段階選抜の倍率を5倍から2.5倍に変更する。

 Kei-Netでは過去の入試結果データや大学別の学習対策なども掲載。高1・2年生向けに、教科別学習アドバイスも公開(全文閲覧には会員登録が必要)している。

[リセマム 11/2(木) 13:45配信]
2017/11/01
大学入学共通テスト、全容わかるのは1年前!?

2021(平成33)年度大学入学者選抜(現在の中学3年生が2020<平成32>年度中に受験)が、大きく変わります。大学入試センター試験に代わって、思考力・判断力・表現力を中心に問う「大学入学共通テスト」が導入され、それに伴って各大学の個別選抜も、より幅広い学力を多面的・総合的に評価して合否が決められることになります。
ただ、肝心の共通テストがどのようなものになるかは、1年前にならないと見えてこないかもしれません。作問や採点をどうするか、いまだに模索が続いているからです。
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作問や採点に依然として課題

共通テストは、引き続き大学入試センターが実施業務を担うことになっています。同センターは先頃、2017(平成29)年度のシンポジウム「大学入学者選抜の新展開―新共通テストの課題と個別選抜改革の方向性―」を開催し、その中で2017・2018(平成29・平成30)年度に行うプレテスト(試行テスト)を「試行調査」と呼ぶことにしたと明らかにしました。出題されたような問題が、本番でも出されるという誤解を避けるためだと説明しています。

共通テストをめぐっては、既に2016(平成28)年度の11月と2〜3月に国語と数学のモデル問題を大学1年生に解いてもらうモニター調査が行われています。
これを踏まえて2017(平成29)年11月には高校を会場として2年生以上約5万人を対象に、2018(平成30)年11月には大学を会場として対象も3年生約10万人に拡大して、6教科の試行調査を実施。2019(平成31)年度には出題教科・科目を正式に決めたうえで、本番を想定した「確認プレテスト」を実施することにしています。

シンポでは、同センターの担当者が現在、「創造性と持続可能性」を合言葉に作問の在り方を検討していること、まだ難易度のバランス調整や採点の体制に課題があることも明かしました。試行調査の間に、そうした課題も解決したい考えです。裏を返せば、まだ作問の安定性が確保されていないということであり、本番に近いテストの全容が姿を現すのは、2019(平成31)年度のプレテストということになります。

肝心なのは「対策」より普段の授業

ただ本来は、もっと余裕を持って本番に臨むはずでした。文部科学省は2015(平成27)年1月の段階で、中央教育審議会の答申(2014<平成26>年12月)を受け、2017(平成29)年度に「高等学校基礎学力テスト」(現在の「高校生のための学びの基礎診断」)のプレテストを実施し、それを踏まえて2018(平成30)年度には「大学入学希望者学力評価テスト」(同共通テスト)のプレテストを実施し、満を持して2019(平成31)年度に基礎テストを、2020(平成32)年度に学力評価テストを導入する方針でした。

しかし二つの新テストの検討は、高大接続システム改革会議(2015<平成27>年3月〜2016<平成28>年3月)、文科省改革推進本部・高大接続改革チーム(2016<平成28>年4月から)を経て、基礎診断はセンターによる実施から民間テストの認定制度に、共通テストは複数回実施を諦めて記述式問題を導入するなど中教審答申とは大きく形が変わり、それに伴って当然、準備も遅れています。それでも東京五輪・パラリンピックが開催される2020(平成32)年を「ターゲットイヤー」にして諸改革をそろえるという政府方針を踏まえたスケジュールに、変更はありません。

そうなると、どんな問題がどのくらい出るかを見てから「共通テスト対策」をしようとしても、間に合いません。高校はもとより、中学校や小学校の時代から、普段の授業の中で思考力・判断力・表現力をしっかり身に付けていくことが求められます。実はそうした授業の改善も、高大接続改革の狙いなのです。 

※大学入試センター シンポジウム2017
http://www.dnc.ac.jp/news/20170929-01.html


[11/1(水) 10:00配信 ベネッセ教育情報サイト]
2017/10/31
大学入学者選抜改革推進委託事業、5件を選定
 文部科学省は10月30日、高大接続改革に向けた「大学入学者選抜改革推進委託事業」の選定結果を発表した。理数分野は広島大学を代表とする事業、情報分野は大阪大学を代表とする事業など、計5件が選定された。

 大学入学者選抜改革推進委託事業は、個別大学の入試で「思考力・判断力・表現力」や「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」に関する評価がより重視されることとなるよう、代表大学と連携大学がコンソーシアムを組んで評価手法の開発に取り組み、その成果を全国の大学に普及させる事業。各大学の入試改革の推進が目的。

 選定の結果、21大学等(国立大学13、私立大学6、独立行政法人1、学会1)による5件の事業が選ばれた。人文社会分野(国語科)は北海道大学、人文社会分野(地理歴史科・公民科)は早稲田大学、理数分野は広島大学、情報分野は大阪大学、主体性等分野は関西学院大学を代表とする事業が選ばれており、連携大学とともに事業を実施する。なお、主体性等分野では、面接や書類審査など、教科・科目によらない評価手法を調査研究する。

◆「大学入学者選抜改革推進委託事業」選定事業
【人文社会分野(国語科)】
代表大学:北海道大学
連携大学:東北大学、九州大学、長崎大学、大学入試センター
事業名:個別学力試験「国語」が測定する資質・能力の分析・評価手法に関する研究〜記述式問題を中心に〜

【人文社会分野(地理歴史科・公民科)】
代表大学:早稲田大学
連携大学:東京大学、一橋大学、同志社大学、関西学院大学
事業名:高大接続改革に資する、思考力・判断力・表現力等を問う新たな入学者選抜(地理歴史科・公民科)における評価手法の調査研究

【理数分野】
代表大学:広島大学
連携大学:北海道大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、京都工芸繊維大学、九州大学、東京理科大学、早稲田大学
事業名:高大での教育改革を目指した理数分野における入学者選抜改革

【情報分野】
代表大学:大阪大学
連携大学:東京大学、情報処理学会
事業名:情報学的アプローチによる「情報科」大学入学者選抜における評価手法の研究開発

【主体性等分野】
代表大学:関西学院大学
連携大学:大阪大学、大阪教育大学、神戸大学、早稲田大学、同志社大学、立命館大学、関西大学
事業名:各大学の入学者選抜改革における課題の調査分析および分析結果を踏まえた改革の促進方策に関する調査研究と「主体性等」をより適切に評価する面接や書類審査等教科・科目によらない評価手法の調査研究


「リセマム 10/31(火) 19:45配信」
2017/10/28
東京大学「家族でナットク! 理系最前線シンポジウム2017」を開催
東京大学では、社会で活躍している先輩リケジョの講演、在学女子学生による大学生活を紹介するシンポジウムを実施する。テーマとなるのは、農学・生命科学分野の研究最前線。

保護者と一緒に参加できて、講演終了後は大学生、大学院生、大学教員と気軽に話せる懇談会もある。理系の世界に進むとどんな楽しいことが待っているのか、聞いて話してナットクしよう!

開催日時

2017年11月18日(土)14:00〜18:00

開催場所

東京大学農学部(弥生キャンパス)フードサイエンス棟 中島薫一郎記念ホール

対象者

受験生・中学生・高校生・保護者・教員

参加方法

ウェブページより要事前申込。参加費無料

プログラム
・14:00〜14:05 開会挨拶
・14:05〜14:35 基調講演「Diversity&Incursionと女性の活躍について」海老原育子(ジョンソン・エンドジョンソン株式会社 ビジョンケアカンパニー 代表取締役プレジデント)
・14:40〜15:10 講演「おいしさの科学」朝倉富子(東京大学大学院農学生命科学研究科・特任教授)
・15:10〜15:30 休憩
・15:30〜17:00 在学生による大学生活の紹介
・17:00〜17:05 閉会挨拶
・17:05〜18:00 懇談会
東京大学「家族でナットク! 理系最前線シンポジウム2017」に関する詳細は、同大学のウェブページから。

〔2017/10/25 東進タイムズ〕
2017/10/27
「志願者数が多い大学ランキング」TOP100
 2017年の一般入試の大きな特徴は、私立大学の志願者が激増したことだ。前年比で約8%増となり、しかも上位から中堅、下位まで、全体的に志願者が増えた。一方で国公立大学の志願者は6年連続減少となる0.2%減だった。ただ、内訳を見ると国立大が前年比0.9%減で、公立大は1.7%増。国立大に比べて、比較的入りやすい公立大の人気は高かった。


■2017年に私大志願者が急増した理由

 センター試験で総合型の平均点が理系で前年よりダウンし、文系でアップしたことが、文系学部の多い私大に受験生が流れた要因になったようだ。文系の人気が高く理系の人気が低い「文高理低」が続いている。私立大の学部系統別志願者状況を見ると、上位には観光、社会、経済、経営、教養、国際など文系学部が並び、いずれも10%を超える伸びとなった。
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 トップの観光は前年比87.8%の急増で、東洋大学が国際観光学部を新設したためとみられる。なお芸術、宗教は志願者が少なく、少々の増加でも伸び率が大きくなる傾向にある。

 さらに、文部科学省が進める大手私立大の定員厳格化を受け、受験生が併願校を増やしたようだ。地方創生の一環として実施しているもので、大都市圏の私立大が入学者を減らせば、地方の大学に進学する学生が増える、という考えだ。今まで定員の1.2倍まで認めていた入学者を2018年には1.1倍までにする。

 昨年、今年はその過渡期であり、入学者が減っているが、入学者を減らすのは合格者を減らすことに等しい。昨年は合格者を減らす大手私大が続出したため、一段と厳しくなると見越し併願校を増やした受験生が多かったことで、志願者数が伸びた。

 今年の志願者数トップは4年連続で近畿大学だ。14万人を超え、1992年に15万人超えとなった早稲田大学以来、25年ぶりの水準。前年比でも22.5%増と、2万7000人近く志願者が増えた。近畿大学は近年、総合社会や建築、国際と新学部を次々と設置したほか、クロマグロの完全養殖、ウナギ味のナマズなど、研究力の高さも魅力の一つになっている。現在、メインの東大阪キャンパスの整備を行っており、新図書館などが2020年に完成する見込み。改革力と広報力の高さには定評がある。

■法政大が2位、志願者数10万人超えは6校に

 2位は昨年の5位から躍進した法政大学。昨年初めて志願者が10万人を超えたが、今年はさらに約1万7000人増加し過去最多を更新した。国際文化学部がセンター試験利用入試を始めたほか、受験生に認知の進んだ英語の外部試験利用入試における志願者が増えた。六大学初の女性トップである田中優子総長が保護者に人気ということもあるようだ。

 今年は早稲田大学(3位)、明治大学(4位)、日本大学(5位)、東洋大学(6位)までが10万人を超えた。志願者10万人超えが6校となったのは史上初。もっとも、6校の志願者を合計すると70万人を超えており、推定される今年の受験生数66万人を上回る。受験生の併願校がいかに多かったかがわかる。

 一方、国公立大トップは、2年連続で千葉大学(65位)。以下、神戸大学(72位)、北海道大学(76位)、東京大学(78位)の順だった。

 私立大のほうは、大手の合格者数絞り込みで難化傾向にあり、来年も合格者は減るとみられる。来年も文高理低が続くと、私立大志願者の増加傾向は続き、受験生にとってさらに厳しいものとなりそうだ。

ランキングは「週刊東洋経済臨時増刊 本当に強い大学2017」に掲載しているもので、3月31日時点で志願者数が判明している大学を対象としています。

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2017/10/26
【大学受験2018】H30年度国公立大学入学者選抜試験、169大学592学部で実施
 文部科学省は10月25日、平成30年度(2018年度)国公立大学入学者選抜について発表した。入学者選抜を実施するのは国公立全体169大学592学部。国公立全体で12万5,591人を募集する。AO入試は国公立大学全体の50.3%、推薦は95.9%で実施する。

 文部科学省は毎年秋ごろ、国公立大学の入学者選抜について各大学が7月末までに公表した入学者選抜要項などに基づき、その概要を取りまとめて公表している。10月25日には平成30年度における国公立大学入学者選抜に関する概要を公開。入学者選抜を実施する大学・学部数や募集人員、AO入試や推薦入試を実施する大学・学部数などについてまとめた。

平成30年度 国公立大学入学者選抜の実施大学・学部数と募集人員

 平成30年度の入学者選抜は、国立82大学399学部、公立87大学193学部の計169大学592学部で実施する。前年度(平成29年度)入学者選抜を実施した168大学579学部から1大学13学部増。募集人員は国立9万5,327人、公立3万264人、計12万5,591人。

平成30年度 国公立大学入学者選抜の選抜方法別実施状況

 国公立大学入学者選抜の選抜方法は「一般入試」「AO入試」「推薦入試」「帰国子女入試」「社会人入試」など、全7方式に分かれる。AO入試とは、詳細な書類審査と面接を組み合わせ、入学志願者の能力や適性、学習に対する意欲などを総合的に判定する入試方式のこと。推薦入試は、出身の高等学校長の推薦に基づき、原則として学力検査を免除し、調査書をおもな資料として入学可否を判定する入試方法を指す。

平成30年度国公立大学入学者選抜 AO入試の実施大学・学部数

 アドミッションオフィス入試(AO入試)を実施する大学を見ると、実施大学・学部数は国公立全体の50.3%にあたる85大学240学部。内訳は国立56大学192学部、公立29大学48学部。国立大学は全体の68.3%、公立大学は全体の33.3%にあたり、いずれも前年度(平成29年度)の国立大学64.6%、公立大学30.2%より上昇している。

 AO入試を実施する学部数は増加傾向にある。平成16年度からの実施状況を見ると、国公立大学全体では平成16年度18.6%の実施率だったのが、平成30年度には50.3%に達した。特に、学部数の伸びを見ると、公立大学は平成16年度に6.8%だったところ、平成30年度には24.9%まで上昇した。

 平成30年度入学者選抜から新たにAO入試を実施する大学・学部は、北海道大学(総合入試/文系、総合入試/理系)、千葉大学(法政経、工、園芸)、豊橋技術科学大学(工)、広島大学(情報科、法)、香川大学(創造工)、九州大学(共創)、首都大学東京(人文社会、経済経営、理)、横浜市立大学(データサイエンス)、都留文科大学(教養)など。

平成30年度国公立大学入学者選抜 推薦入試の実施大学・学部数

 推薦入試を実施する大学・学部数はそれぞれ、国立77大学286学部、公立85大学181学部、計162大学467学部。国公立全体では95.9%、学部全体では78.9%が推薦入試を実施している。

 平成30年度入学者選抜から新たに推薦入試を実施する大学・学部は、東京医科歯科大学(歯)、一橋大学(経済、法、社会)、岡山大学(教育)、広島大学(経済、薬、生物生産)、九州大学(共創)、首都大学東京(人文社会、法、経済経営、理)、横浜市立大学(データサイエンス)など。

平成30年度 国公立大学入学者選抜の日程

 国公立大学入学者選抜の一般入試受験生は今後、平成30年1月13日(土)・14日(日)に大学入試センター試験を受験する。個別学力検査は、1月22日(月)から31日(水)までに出願を受け付ける。前期日程試験は2月25日(日)から、後期日程試験は3月12日(月)以降に実施する。公立大学のみ、中期試験を3月8日(木)以降に実施予定。

 合格発表はそれぞれ、前期日程のうち国立大学が3月6日(火)から10日(土)まで、公立大学が3月1日(木)から10日(土)まで。後期日程は3月20日(火)から24日(土)までに発表する。中期日程の合格発表は3月20日(火)から23日(金)まで。

[リセマム 10/25(水) 20:34配信]
2017/10/24
【大学受験2018】英語外部検定利用状況、推薦・AO利用率は335大学
 旺文社教育情報センターは、「推薦・AO編 平成30年度(2018年度)入試 英語外部検定利用状況」をWebサイトに公開。44%の大学が英語外部検定を利用しており、3年連続で増加していることがわかった。検定採用率は「英検」97.0%が最多。

 「推薦・AO編 平成30年度入試 英語外部検定利用状況」は、旺文社教育情報センターが平成30年度入試における利用動向について、過去の調査結果と比較してまとめたもの。

 平成30年度入試で英語の外部検定を導入した大学は、762大学中335大学で44%。宮城教育大学(教育学部)や埼玉医科大学(全学部)、東京理科大学(経済・工・理工・薬学部)などが新たに取り入れており、前年度(平成29年度)の314大学から21大学増となった。旺文社によると、英語の外部検定を導入する大学は、調査を開始した平成28年度から3年連続で増加傾向にある。

 英語の外部検定の採用率は、英検が97.0%ともっとも高く、ついでTOEICの83.6%、TOEFL iBTの78.0%、GTEC for Studentsの54.8%。そのほか、TEAP(40.8%)は2年連続で採用率を伸ばしており、IELTS(51.6%)もTEAPに続いて採用率が伸びているという。

 英語の外部検定の利用方法では、推薦が「出願資格」46.8%、「評価加点」25.6%など、AOが「出願資格」62.7%、「判定優遇・合否参考」17.8%など。推薦・AOともに「出願資格」として利用が最多だが、推薦はAOに比べると、受験生に「評価加点」するため外部検定を利用する傾向がみられた。

 外部検定を利用する推薦・AOで求められる英語レベル(英検級換算)をみると、大学全体では「準2級」44.7%、「2級」36.5%、「3-5級」9.5%、「準1級」8.8%、「1級」0.4%の割合。国立大学に限ると、「2級」43.2%、「準2級」28.1%となっており、中級にあたる英検2級レベルの利用が拡大している。

 このほか、旺文社教育情報センターによる「英語外部検定利用状況」では、学問系統別の外部検定利用学科数や求められる英語力についても解説。文系、理系問わずすべての学問系統で利用が増加しており、特に理系の「工学」やそのほかの系統である「看護・医療・栄養学」「体育・健康科学」の増加率にも注目するようアドバイスしている。系統による差はあるものの、「すべての学問系統で外部検定利用が増えてきていることは大学入試における英語力の重要度を表していることに間違いない」とまとめている。

 レポートは旺文社教育情報センターのWebサイト「旺文社教育情報センター 大学進学INFORMATION」内の「入試情報」で閲覧できる。

[リセマム 10/23(月) 14:45配信]
2017/10/23
既に始まる大学入試の英語「資格・検定試験」活用

現在の中学校3年生以降が受験する大学入学者選抜の改革をめぐっては、大学入試センター試験を改めた「大学入学共通テスト」で、英語に実用英語技能検定(英検)やGTECなど民間の資格・検定試験を活用して「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能評価を導入することが注目されています。ただ、4技能評価は既に個別入試では始まっており、今後ますます広がっていきそうです。
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出願資格や得点換算に

文部科学省のまとめによると、2015年度入試で、英語の資格・検定を活用している大学は36.3%と、既に3校に1校以上を占めています。設置者別では、国立28.0%、公立22.6%、私立39.5%。入試形態別に見ると、一般入試は5.9%とまだ少ないものの、推薦入試では27.6%、AO入試では19.3%でした。
その後も有力大学で、活用が相次いでいます。立教大学は、2016年度入試から全学部の一般入試に「グローバル方式」を導入しました。GTECなど指定する6種類の資格・検定について、国際的な基準であるCEFRセファール(ヨーロッパ言語共通参照枠)の6段階のうち、B1レベル以上に相当するスコアを、出願資格として求めています。
B1とは「自立した言語使用者」に何とか達している人のことで、標準的な話し方であれば身近な話題の主要点を理解でき、筋の通った簡単な文章を作ることができる程度を指します。これに達していれば、英語以外に学部が指定する2教科を受験できる仕組みです。2018年度入試からは、一部の学部で出願資格をB2(抽象的な話題でも議論できるなど、自立した言語使用者の上級レベル)に引き上げるほか、大学入試センター試験利用入試にも、スコアによって得点の85%ないし95%に換算できる制度を導入します。
関西学院大学も、2016年度のセンター試験利用入試から、「英語検定試験活用型」を導入しています。指定8種類のいずれかでB2以上のスコアがあれば、センター試験の英語の受験が不要となります。

入学後にはより高いレベルを要求

国立大学も負けてはいません。
鹿児島大学は2017年度から、推薦入試2(センター試験を課す)と一般入試で、8種類の資格・検定で過去3年間にB2以上のスコアを取得した受験生に、センター試験の英語の得点を満点とみなす優遇制度を設けます(ただし、センター試験の英語の受験は必要)。
筑波大学は、まず2017年度の医学類の推薦入試から、B1以上のスコアを総合評価に反映する方式を始め、2018年度には全学類の推薦入試に拡大。2020年度からは、一般入試にも導入します。
こうした大学では、入学後にも、より高いレベルのスコア取得を必須化したり、奨励したりしているところが少なくありません。入学時に一定程度の4技能が身に付いていれば、それを前提に、入学後の教育を行うことができます。大学の卒業生に、英語を使って仕事ができるようになることが求められる中、グローバル化への対応に力を入れる大学ほど、入学者選抜でも高い4技能を求める傾向が強まることは、間違いありません。

[ベネッセ教育情報サイト 10/23(月) 12:02配信]
2017/10/21
ロボットは人間に勝てるのか? 生活の一部になるロボットの未来とは〈dot.〉
 人間がよりよく生きるために、いまロボットはますます不可欠な存在になっている。急速に進化するロボット開発の最前線をさぐってみよう。毎月話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』に掲載された、ITジャーナリスト・神崎洋治さん監修の解説を紹介しよう。

■体だけでなく頭脳も大きく進化

 今年7月末、ロボットによるサッカーの国際大会「ロボカップ」が名古屋市で行われ、約40カ国から3千人が競技に参加、10万人の観客が訪れたよ。この大会は、ロボットや人工知能(AI)の研究に関わる専門家が「2050年までに、人間に勝つロボットのサッカーチームをつくる」という構想のもとにスタートし、毎年世界各地で開催され、今年で20年を迎えた。

 ロボットは人間が操縦して動かすのではなく、各チームの人工知能が状況を判断してシュートやパス回しをし、ロボット同士がなるべくぶつからないように動いたり、戦術を立てたりする。こんなふうに「体」だけでなく「頭脳」も大きく進化している。

■産業や暮らしに役立つロボットを

 ロボカップの本当の狙いは、サッカーをするロボットを開発し、それによって生み出された技術を、産業や暮らしに生かすことにある。

 いま多くの企業や大学が、ロボット開発に力を入れている。競技を通じて生まれた新しいロボットの技術を、私たちの暮らしに役立つように実用化することによって、ロボットはより身近で欠かせない存在になっていくよ。

■1人1台ロボット時代!? ロボットが生活の一部に

<ロボホン>
 昨年、シャープが発売したロボット型携帯電話。通話やメールはもちろん、歌やダンス、写真撮影、プロジェクター投影など、さまざまな機能付き

<宅配ロボットが走行スタート>
 人手不足が問題になっている業界では、いち早く「物流支援ロボット」が登場。配達員不足の解消や、高齢者の買い物の補助などに役立ちそうだね。

 宅配ずしチェーン「銀のさら」は、一部の私有地の歩道を自動走行するロボット CarriRo Deliveryの実証実験を開始。運ばれたすしはスマートフォンで扉のロックを解除して取り出す

ヤマト運輸とIT会社のDeNAが一部地域でテスト走行中の「ロボネコヤマト」は、宅配ボックス付きの自動運転車(現在は有人)。利用者は希望の時間と場所で荷物を受け取れる

■ロボットと人工知能は何が違うの?

「ロボット」という言葉の語源は、チェコの作家カレル・チャペックが、未来を描いた作品(1920年)で初めて使用した「強制的な労働」を意味する「robota」だといわれている。その後も、ロボットは「人間の代わりに働く役立つ機械」という意味合いで使われている。

「人工知能」は英語でArtificial Intelligence(AI)といい、人工的につくられた、人間が持つような知能のこと。ロボットの身体ではなく、ロボットを動かすプログラムに当たる。

【メモ】
経済産業省のロボット政策研究会はロボットを、センサーなどで感じ取り、自分で動くことができる機械と定義していますが、これに当てはまらないロボットもたくさんあります。

※月刊ジュニアエラ 2017年10月号より

[AREA dot. 10/21(土) 11:30配信]
2017/10/20
AO・推薦入試、難関大学でも増えている?
AO・推薦入試といえば、今やすっかり受験生に身近な入試形態ですが、大学入試改革では「学力不問入試」などと言われる実態を受けて学力評価が求められる一方、受験生の多様な能力を評価する入試方式として期待もされるという、二面性を持っています。
しかし実は、既に難関大学でも導入が進んでおり、しかも一般入試と同等か、それ以上にハードなものも少なくありません。一般入試とは一味違う、多様な入試の具体例を見ていきましょう。

きめ細かな選抜で多様な入学生を求める

難関大学の多様な入試といえば、2016年度に東京大学が「推薦入試」を、京都大学が「特色入試」を導入したことが、大きな話題となりました。
東大は1校から男女各1人に推薦人数を限り、科学オリンピックをはじめとした世界・全国レベルの大会・コンクールや語学の資格・検定試験の高成績者など、学部によって推薦要件が指定されているその上に、大学入試センター試験で8割以上の得点を取ることが必須です。一方、京大は、学部によって「学力型AO」型、「推薦」型、「後期日程」型があり、センター試験(医学部医学科を除く)で高い学力を求めることはもちろん、入学後に何をしたいかを詳細に記入させる「学びの設計書」など多くの書類を提出させ、丁寧な選考を実施します。

今春の17年度入試でも、ユニークな方式の導入が続きました。大阪大学の「世界適塾入試」は、AO入試、推薦入試、国際科学オリンピック入試の総称。お茶の水女子大学の「新フンボルト入試」は2日間の「プレゼミナール」を受けてもらって第1次選考を行った後、第2次選考として2日間の「図書館入試」(レポート作成+グループ討論・面接)や「実験室入試」(実際に実験して発表)を課しました。

私立大学では、早稲田大学が、17年度から一部の学部で「一般入試(英語4技能テスト利用型)」や「公募制学校推薦入試(FACT選抜)」を実施した他、18年度からは地元地域への貢献に高い意識を持つ人材を対象とした学部横断型の「地域貢献型人材発掘入試」を導入することにしています。
慶應義塾大学は湘南藤沢キャンパスのAO入試が有名ですが、日吉・三田キャンパスの法学部も、従来の「FIT(AO)入試」をA方式と位置付け、18年度から地域ブロック枠のB方式を新設します。
他にも、金沢大学が18年度から入学時に所属学類を決めない「文系一括、理系一括」入試を導入したり、東京医科歯科大学と東京外国語大学が19年度から共同入試を導入したりするなど、改革は目白押しです。

高い学力と強い意欲が必須

こうした難関大学の推薦・AOでは、しっかりとした学力とともに、その大学で学びたいという強い学習意欲を持った入学生を選抜したいという点で共通しています。
国立大学の中でもいち早くAO入試を実施した東北大学は、一般入試のために勉強することを前提に、第一志望の受験生に優先的なチャンスを与えるものと位置付けています。世界的な研究大学として、志願者の多い東北地方の高校全体に対するメッセージを込めてのことです。

国立大学協会はAO・推薦をはじめ多様な形態の入試の定員を3割にする方針を掲げています。AOは「総合型選抜」、推薦は「学校推薦型選抜」と名称が変わり、実施時期なども見直されますが、「大学入学共通テスト」の導入に伴って、さらに広がっていくことでしょう。

[ベネッセ教育情報サイト 10/20(金) 12:03配信]

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