最新大学受験・教育ニュース

2018/05/07
【大学受験】弱点と課題を発見、東進「全国統一高校生テスト」6/17
 東進は2018年6月17日、高校生対象の模試「全国統一高校生テスト」を実施する。テストは、受験学年部門・高2生部門・高1生部門の3部門。受験学年部門を受験した高校生のうち、成績優秀者は7月16日に行われる決勝大会に招待される。参加無料。事前予約制。

 東進が実施する「全国統一高校生テスト」は、学力を測るだけではなく学力を伸ばすための模試。自分の得点率と2017年度第1志望校合格者の同時期の得点率を比較することで、自分の弱点ややるべき課題が明確になり、学力を伸ばすヒントが得られるという。

 試験実施後は、東進の講師陣による合格指導解説授業を受講できる。映像授業の個別受講のため、自分のスケジュールにあわせて日程・科目を選択可能。受講を希望する場合は、受験校舎にて申し込むこと。

 なお、試験実施後は当日に解答解説集がWebサイトで提供され、7日後には個人成績表が返却されるため、すぐに復習に役立てることができる。結果の一部は、4日後にWebサイトで確認できる。8日後より、Webサイトにて復習ツール(講評・リスニング音声)も公開される。

 テストは、全学年対象の「受験学年部門」のほか、今回から新設された高2生対象の「高2生部門」、高1生対象の「高1生部門」の3部門で実施。受験学年部門での成績優秀者を対象に、7月16日に行われる決勝大会に招待する。決勝大会成績優秀者には表彰状を授与し、東進ドットコム上で公表する。

 さらに、決勝大会の成績をもとに候補者を選抜し、人物評価面接で資格に足りると判断された生徒は、「米国大学留学支援制度」の対象者として認定され、最大28万ドル(約3,000万円、年間7万ドル×4年分)の奨学金が給付される。

 参加費は無料。申込みは、東進のWebサイト「東進ドットコム」内申込フォームにて受け付けている。

◆全国統一高校生テスト
日時:2018年6月17日(日)
会場:東進ハイスクール・東進衛星予備校各校舎、東進公認会場、早稲田塾各校舎
対象:高3生・高2生・高1生
参加費:無料
申込方法:東進のWebサイト「東進ドットコム」内申込フォームから申し込む

[リセマム 5/7(月) 13:15配信]
2018/05/01
英検新方式は「英検2020」名称決定、2019年度スタート
 日本英語検定協会は2018年4月27日、実用英語技能検定(英検)の新方式の名称を発表した。公開会場実施(仮称)は「英検2020 2days S-Interview」、1日完結型(仮称)は「英検2020 1days S-CBT」。2019年度より実施する。

 文部科学省は2017年7月、2020年度より実施する「大学入学共通テスト」の英語試験において、「4技能評価を導入し、外部の資格・検定試験を活用すること」を発表した。日本英語検定協会は2017年12月、成績提供システムへの参加を大学入試センターに申請。2018年3月、英検CBT、TEAP、CBT、IELTS(Academic Module)のほか、新方式である英検(公開会場実施、1日完結型)が成績提供システムの参加要件を満たすと確認された。

 新方式の「英検2020 2days S-Interview(英検2020 S-Interview)」「英検2020 1days S-CBT(英検2020 1day)」は、いずれも入試を控える受験生を対象としており、合否に関わらず4技能すべてを測定する。2019年度より実施され、日程や運営、会場数など詳細は、決定次第発表する予定。

 また、成績提供システムの参加要件を満たさないとされた従来型の英検について、日本英語検定協会は「今までどおり引き続き利用できる」との声明を発表。2020年度までと、「共通テスト」が施行されたあとも、「成績提供システム」を介さないAO入試や個別入試において、公開会場や準会場で受験可能な従来の英検はそのまま利用が継続、もしくは拡大するものと思われるとしている。

[リセマム 5/1(火) 11:15配信]
2018/04/29
本当に人気の私大は? 「実志願者数」1位は明治、2位はわずかの差で…〈週刊朝日〉
 文系を中心に私立大の人気は高まっている。志願者が10万人を超えるところもあるが、これはのべの数字。併願をカウントしない「実志願者数」は、これまで非公表のところが多かった。本誌は主要私大に問い合わせ、今回初めてまとめた。私大の人気の“実力”を見ていこう。

「近年、私立大の志願者数は大きく膨らんでいた」

 こういうのは大学通信の安田賢治常務だ。今年の入試におけるのべ志願者数では、近畿大が15万人を突破。法政、明治、早稲田、東洋、日本の各大学が10万人を超えている。

 大学通信によると近畿大の15万人超えは18歳人口が約205万人とピークを迎えていた1992年の早稲田大以来。その当時でも10万人超えは早稲田、明治、日本の3大学だけだった。

「少子化で18歳人口は約118万人まで減った。それにもかかわらず私立大の志願者数は12年連続で増加してきた」(安田氏)

 背景には、私立大が併願制度を充実させてきたことがある。かつての大学入試は、学部・学科ごとに1回しか受けられない「一発勝負」だった。今では大学入試センター試験の結果を使った「センター利用入試」や、一度の試験で複数の学部の合否を判定する「統一入試」が広まった。「試験日自由選択制度」によって、同じ学部・学科を複数回受けることもできる。

 受験料は1回あたり3万5千円ほどで何回も受けると負担が重いが、「併願割引」を導入しているところも。受験生にとってはチャンスが増え、実力を発揮しやすくなる利点がある。

 大学側にとっても併願によってのべ志願者数が増えれば、自校の人気をアピールできる。こうして併願制度の充実を巡る大学間の競争が激しくなっていた。大学関係者からは「いまののべ志願者数は実態を表していない」という声もある。

 そこで編集部では主な私立大について、併願の数を含まない「実志願者数」を調べた。実志願者数の定義は文末に示している。同志社大は定義と異なる数字のため「非公表」とした。

 実志願者数の順位では明治大が6.1万人でトップ。わずかな差で法政大が続き、その後は日本、早稲田、東洋の各大学だ。

 実志願者が最も増加したのは前年比123%の成城大。入学センターの担当者は増加の要因についてこう語る。

「受験生を確保するために広報活動に力を入れている。高校の担当者と直接会うと相手の印象に残る。北海道や福岡の高校を訪ねるなど、地道に取り組んでいる」

 その次は同117%の大東文化大。看護や歴史文化、社会の各学科を新設したことも影響した。

「新設学科の頭文字をとって、『大東文化大学に「カ・レ・シ」ができます』とテレビなどで広報したことも受験生に受け入れられた」(入試広報課の担当者)

 前年比115%の東京都市大では学内に「入学センター」を設置するなど、広報活動に取り組んだ。

「支持を受け続けるためには、大学の軸となる教育と研究が、土台として安定していることが前提であり要」(担当者)

 ここ3年間の増加数で見ると、東洋大が8769人で最も多く、法政大が7564人と続く。両大学とも教育改革や広報に力を入れていることで知られる。東洋大の加藤建二入試部長はこう話す。

「実志願者数を伸ばすには、その大学に入りたいという学生を増やさないといけない。取り組みやビジョン、学生をどう育てているのかなど大学の中身が問われる」

 募集人員や学部数などは各大学で異なるため、実志願者数が多いところが少ないところより人気だとは、必ずしも言えない。慶應義塾大は早稲田大より少ないが、難易度では勝る学部もある。実志願者数は一つの目安として見てほしい。

 併願の状況を示す新たな指標として、のべ志願者数を実志願者数で割った「併願率」も出してみた。

 最も高かったのは千葉工業大の536%。学科併願の受験料を無料にし、複数試験日の併願料を割り引くなど、早くから制度改革に取り組んできた。

「理工系では機械工学とロボット工学など関連している学科が多い。それらを併願していくと高額な受験料になるので、負担を軽減してきた。併願制度を充実させることで、のべ志願者数だけでなく実志願者数も以前より増えています」(入試広報部の担当者)

 次いで高かったのは500%の近畿大だ。得意科目がある受験生が有利になる「高得点科目重視方式」や、一つの試験で学部内の学科を複数併願することができる「学部内併願方式」などがある。加藤公代広報室長はこう強調する。

「受験生にできるだけチャンスを与えるため、併願制度を充実させてきた。学部も全部で14あり、学部間の複数併願も多い。のべ志願者数だけでなく実志願者数も増えているので、これからも両方とも増えるように努力していきたい」

 併願率が最も低いのは126%の学習院大。センター利用入試などは導入していない。

「本学で問題作成から採点までを丁寧に行っている。入試では高校での学びがきちんと身についているかを確認し、その基礎を大学での学びにつなげようとしている」(広報担当者)

 駿台教育研究所進学情報事業部の石原賢一部長は、特定の学問領域を扱う単科大学よりも、学部が複数ある総合大学のほうが併願率が高まりやすいと指摘する。

「センター利用入試を導入していない大規模な大学では併願率は150%ぐらい、導入していれば200%ぐらいが目安になる。関西では、試験日自由選択制度や全学部統一入試などを取り入れている大学が多く、併願率が比較的高く出ている」(石原氏)

 実志願者数はこれまで、積極的には公表しない大学が目立っていた。実志願者数の定義が固まっておらず、「公表することで誤った認識を与える可能性がある」(関東の私大)ことなどが理由だ。それでも情報公開の一環として、公表に踏み切る大学は増えている。

駒澤大や国士舘大は、今回は非公表だが、来年度以降の公開を検討したいという。

 実際に何人が志願したのかは受験生だけでなく、親や関係者にとっても大きな関心事。今後は公表の流れが強まりそうだ。(本誌・吉崎洋夫)

*募集人員・のべ志願者数は大学通信調べ。主要な私立大学約100校を調査し、センター利用入試を含む一般入試のみのデータ(2部・夜間主コース等を含む)。数字は3月31日時点。実志願者数は主要な私立大に編集部が問い合わせた。センター利用入試を含む一般入試(2部・夜間主コース等を含む)について、同じ志願者は複数併願しても1人として集計した。併願率はのべ志願者数を実志願者数で割った。実志願倍率は実志願者数を募集人員で割った ※同志社大はセンター利用入試を含まない一般入試の実志願者数(25,800人、前年比102%)を公開した

※週刊朝日 2018年5月4−11日合併号
[AREAdot. 4/25(水) 7:00配信]
2018/04/28
<共通テスト>東大、民間試験使用へ 方針転換
 東京大学は27日、2020年度から始まる大学入学共通テストの英語で導入される民間資格・検定試験を、合否判定に使うことを明らかにした。福田裕穂副学長は3月の記者会見で「高校の授業が民間試験対策になる恐れがある」などとして合否判定に使わない方針を表明しており、事実上の方針転換となる。

 東大はホームページに「入学者選抜に関する考え方について」とする福田副学長の声明文を公表。声明文では「英語力の4技能(読む、書く、聞く、話す)を評価することは意義がある」とした上で、国立大学協会が3月に公表したガイドライン(指針)に沿って民間試験を活用し、効果を検証するとした。一方で「公平公正の観点から十分な検証が必要」とし、今後、学内にワーキンググループを設置してどの試験を対象とするかなど具体的な活用方法を検討すると記した。

 東大入試課は方針転換した理由について「国大協や他大学と協議した結果、民間試験への懸念がある程度解消された」と説明した。

 東大の方針は他大学に大きな影響を及ぼすため、今回の方針転換で民間試験の活用に向けた議論が加速しそうだ。国大協は「全ての国立大で統一した対応を取れることになり、受験生の混乱を招かずに済む」と歓迎している。【伊澤拓也】

[毎日新聞 4/27(金) 21:18配信]
2018/04/27
東京工業大学 すずかけ祭を開催
  ゴールデンウィークが明けた5月12日(土)と13日(日)、東京工業大学のすずかけ台キャンパスで学園祭「すずかけ祭」が行われる。大岡山キャンパスで10月に行われる工大祭と並ぶ大イベントだ。

50を越える研究室が参加する研究室公開や科学実験教室をはじめ、生命理工学系のオープンキャンパスも同時開催。工学系の人材不足が心配される今日、世界最先端の研究への感慨が、君と工学を結ぶ糸になるかもしれない。

<日程>

5月12日(土)・13日(日)10:00〜16:00

<会場>

東京工業大学 すずかけ台キャンパス

東京工業大学 すずかけ祭に関する詳細は、同大学のウェブページから。

〔2018/04/25 東進タイムズ〕

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2018/04/26
全国15万人以上の小学生が腕試し、四谷大塚「全国統一小学生テスト」
 四谷大塚は2018年6月3日、全国15万人以上の小学生が受験する「全国統一小学生テスト」を実施する。受験料は無料。申込みは、4月27日よりWebサイトにて受け付ける。なお、小学3〜6年生のテスト成績上位者は6月24日に行われる決勝大会に無料招待される。

 「全国統一小学生テスト」は、全国15万人以上の小学生が受験するテスト。全国規模での自分の成績順位を知ることができるほか、連続受験すれば自分の学力の推移も確認できる。

 試験形式はマークシート形式(小学1・2年生のみ記述式)。各学年1学期までの教科書の内容に加え、応用力を試す問題が出題される。試験教科は小学1〜3年生が算数・国語の2教科、小学4〜6年生が算数・国語・理科・社会の4教科。ただし、小学4〜6年生は算数・国語・理科の3教科または算数・国語の2教科でも受験が可能。

 希望者には、試験実施前の対策授業・試験実施後の見直し勉強指導も行う。また、試験時間中、子どもの学習方法について伝える父母会も実施予定。これらの実施有無は会場により異なるため、受験希望校舎へ問合せが必要。また、小学1・2年生のテストの有無は、Webサイト内の受験申込画面公開後、会場ごとに確認できる。

 成績は、テスト実施の約10日後から受験会場より返却される。資料は、全国順位・都道府県別順位・偏差値・領域別成績などがわかる「個人成績表」、講評・解答解説・テスト結果分析などが確認できる「結果資料集」を返却する。

 テストで合格基準をクリアした子どもは、四谷大塚・四谷大塚NET加盟塾・四谷大塚YTnet提携塾への入塾資格を得ることができる。なお、小学3〜6年生の成績上位者は、6月24日に東京・御茶ノ水にて実施予定の決勝大会に無料招待される。ただし、小学3年生は算数・国語、小学4〜6年生は算数・国語・理科・社会を受験していることが条件である。

 全国統一小学生テストの申込みは、4月27日より四谷大塚のWebサイト「四谷大塚ドットコム」にて受け付ける。受験料は無料。

◆全国統一小学生テスト
日時:2018年6月3日(日)9:00〜(予定)
対象:小学1〜6年生
参加費:無料
申込方法:四谷大塚のWebサイト「四谷大塚ドットコム」から申し込む

[リセマム 4/25(水) 17:30配信]
2018/04/25
全国立大で検定と記述式を活用へ 共通テスト

2021年1月から大学入試センター試験に代わって実施される「大学入学共通テスト」では、国語と数学に記述式問題を導入するとともに、英語では筆記とリスニングの他、「聞く・読む・話す・書く」の4技能をすべて評価するため、大学入試センターが認定した外部の資格・検定試験(受験の年の4〜12月に2回まで)を併用することになっています。
結果をどう活用するかは各大学に委ねられていますが、国立大学協会(国大協)は、一般選抜で両方を全受験生に課すとするガイドラインを策定しました。他の公私立大学にも、大きな影響を与えるものと見られます。
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記述式は一般選抜の全受験生に

ガイドラインでは、まず資格・検定試験について、5教科7科目と同様、一般選抜の全受験生に課すことを確認。
具体的には、(1)一定水準以上の認定試験の結果を出願資格とする(2)CEFRによる対照表に基づき新テストの英語試験の得点に加点し、点数等の具体的な設定は各大学・学部等が主体的に定める……のいずれか、または両方を組み合わせて活用するとしています。

CEFRとは、「ヨーロッパ言語共通参照枠」のことです。外国語を教えたり学んだりする際にどれだけ使える力があるかを、A1〜C2の6段階で示したものです。Aは「基礎段階の言語使用者」、Bは「自立した言語使用者」、Cは「熟練した言語使用者」で、それぞれ1が下位、2が上位です。中央教育審議会は、2022年度までに中学校卒業段階でA1レベル相当以上、高校卒業段階でA2レベル相当(英検準2級等)以上を達成した生徒の割合を50%以上にすることを国の目標に盛り込むよう答申をまとめています。資格・検定試験のスコアを文部科学省が作成したCEFRと対照させることで、受験生がいろいろな資格・検定試験を受けていても、同一基準での活用が可能になるわけです。

一方、国語の記述式問題は段階別で成績が表示されますが、国立大学ではこれを点数化し、マークシート式の得点に加点することを基本にするとしています。数学はもともとマークシート式問題と一体で出題されるため、同センターの配点に従います。

入学後にも必要な能力

ところで国大協の方針をめぐっては以前、資格・検定試験の配点を最大でも1割弱にするとの一部報道がありました。しかし最終的には先に見た通り、各大学の判断に委ねられています。

東京大学は、福田裕穂副学長(入試担当)が3月の記者会見で、資格・検定試験のスコア提出は求めるものの、合否判定には使わない考えを表明していました。ただ、これは国大協がガイドラインを公表する前です。

その東大も、4月から学生の「国際総合力」を伸長させるため、認定制度「Go Global Gateway」を始めました。五つの要素で構成される国際総合力の第1には「コミュニケーション能力」を挙げています。資格・検定試験で問われる4技能が、たとえ入試段階ではそれほど評価されなかったとしても、入学後に必要になってくることは間違いありません。
記述式も、大学教育で求められる思考力・判断力・表現力が備わっているかどうかを測るものです。配点などに惑わされず、今からしっかりと高校の授業で取り組みたいものです。

[ベネッセ教育情報サイト 4/25(水) 13:20配信]
2018/04/24
<変わる授業>どのような勉強をすればいい?

3月末、高校の新しい学習指導要領が改訂されました。実施されるのは2022年度の入学生(今年度の小学6年生)からです。
一方、高校1年生が大学を受験する2021年1月から大学入試センター試験に代わって実施される「大学入学共通テスト」は、新指導要領の趣旨を先取りするという位置付けもあります。今後の大学進学に向けて、どのような勉強をすればよいのでしょうか。
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学習・授業改善への「メッセージ」込められた問題

昨年11月に実施された共通テストの試行調査(プレテスト)問題について、3月に開かれた文部科学省・中教育審議会の各種会合では「生徒にかなり強いメッセージを与えているのではないか」「メッセージ性が高く、高校の先生方がみな自分事として授業に落とし込んでいる」などと評価する意見が相次いで出されました。
実際、大学入試センターが昨年9月に開催したシンポジウムでは、前職の文部科学省で指導要領の改訂に携わった大杉住子審議役が、入試で出題される問題には、大学の教育理念や大学入学時点で求める力はどのようなものかを、受験生や高校などの関係者に示す「メッセージ」だと説明していました。

もっとも今回の試行調査では、データ収集のため、あえて思い切った問題を出題したといいます。実際、正答率がずいぶん低かったため、今年11月の試行調査では、平均正答率が5割程度になるよう難易度を調整したい考えです。
それだけに今回の出題は、共通テストで問いたい学力は何かというメッセージが、ストレートに表れていると見ることができます。
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資料を読み取り、考える活動が不可欠

たとえば国語の記述式では、生徒会規約と、それに基づいて部活動委員会の議題を話し合う生徒の会話文、生徒にアンケートを取った高校新聞などの資料を示し、考えて答える問題が出されました。また数学では、高校の生徒会が文化祭でTシャツを販売して利益をボランティア団体に寄付するという場面を設定して、Tシャツの売上額を予測する二次関数を導き出して答えさせています。他の教科でも、資料やグラフから必要な情報を読み取って解答する問題を多用しています。

こうした問題は、小学6年生と中学3年生を対象に毎年実施している「全国学力・学習状況調査」(以下、全国学力調査)のB問題に、とてもよく似ています。知識だけでなく思考力・判断力・表現力を問う共通テストは、全国学力調査、あるいは代表的な国際学力調査PISA(生徒の学習到達度調査)の大学入試版を目指したとも言えるからです。

さらに新指導要領は、教科横断的に三つの柱(<1>知識・技能<2>思考力・判断力・表現力等<3>学びに向かう力・人間性等)で資質・能力を育成することを目指し、児童生徒の学習プロセスも意識して、各教科で学習内容を整理しています。授業に「主体的・対話的で深い学び」の導入を求めているのも、そうした資質・能力を育てる活動を豊富に実施するような授業改善を進めてもらうためです。
今回の試行調査には、実際の授業での学習プロセスを想定したような出題がうかがえます。今後ますます変わっていく授業に真剣に取り組むことこそが、そのまま入試対策にもなるのです。

[ベネッセ教育情報サイト 4/23(月) 13:20配信]
2018/04/23
大阪大学 いちょう祭を開催
今年も学園祭の季節が始まろうとしている。口火を切るのは大阪大学のいちょう祭で、4月30日(月・祝)、5月1日(火)に豊中キャンパス・吹田キャンパスの両方で開催される。

学生が運営する120以上の企画に吉本お笑いライブ、各学部の研究室や研究所が企画するイベントを加えると、その数なんと約200! どのイベントに参加するか、事前にウェブページでプログラムをチェックして、憧れのキャンパスとお祭り気分を満喫しよう!

日程

4月30日(月)・5月1日(火)

会場

大阪府立大学 豊中キャンパス・吹田キャンパス

大阪大学 いちょう祭に関する詳細は、同大学のウェブページから。

〔2018/04/20 東進タイムズ〕
2018/04/22
進学校から附属校志向へ 高まる中学受験熱

中学入試の傾向として、相変わらず大学の附属校や系列校に志望者が集まる「附属志向」が続く一方、進学校は上位校に人気が集中しています。その背景と、新しい入試の形態について、森上教育研究所がお伝えします。
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引き続き附属校志向が強い一方、進学校は上位校に人気が集中

ここ数年の附属校志向と東京23区の私大定員抑制が影響し、中学受験、高校受験ともに附属校の偏差値は2〜3ポイント上昇。早慶、MARCHの附属校では近年でもっとも難しい受験となりました。
この附属校志向の一つの要因としては、進路保障が挙げられます。少子化により学校自体が少なくなっていく中で、偏差値上位の学校を選んでおけば安心という心理が保護者のかたには働きます。附属校というのは授業料が高い傾向がありますが、それと引き換えに進路保障があるという言い方もできるでしょう。

一方、進学校はどうかというと、こちらも上位校の一極集中の傾向が見えました。こちらの背景にあるのもやはり先行き不安で、大学入試改革での新テストに対応できるようなカリキュラムを教えてくれるような学校に我が子を入れたいという保護者のかたの思いがあります。
たとえば、東京では開成と麻布、神奈川では聖光学院と栄光学園、千葉では渋谷教育学園幕張、埼玉では栄東というように、確かなブランド力をもつ進学校に信頼が集まりました。
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入試のバリエーションも多様化、個性を生かせる選択肢が増加中

2017年は、多様な入試が増えた年でもありました。
たとえば、プログラミング入試、記述論述入試といったいわゆる“一芸入試”に加えて、算数のみの入試など一科目入試という方向も強まっています。
これらは「第一志望に入るための入試」といえるでしょう。というのも、一般入試では、4教科でまんべんなく一定の学力が求められますが、単科入試となると、その一分野を深く追及することができます。たとえば、(AL)入試では、プレゼンテーション能力が重視されます。プレゼンテーションを重視するということは、プレゼンテーションする対象について大変深く理解しなければなりません。4教科の勉強はあまり得意でないものもあるけど、その学校に入るためにプレゼンテーションの練習をする子やプレゼンテーションが好きな子が受験をすることになります。

こうした児童が入学すると、結果として生徒が多様化して、学校全体がいい方向にシフトすることができます。たとえば、桐蔭学園の場合は一般入試が8割、あとの2割をAL入試で取っています。AL入試で入った子は、他の子どもたちに比べて授業中の発言が非常に活発なため、クラス全体もそれにつられて、発言が活発になります。すると、中学を卒業する3年間の間に、誰が当てられてもプレゼンテーションできるというようになるというわけです。

このように、4教科の勉強が出遅れたり、自分が好きなところに没入したりするタイプのお子さまにとっては自分の個性や得意なことを生かすという進学の選択肢も出てきています。
子どもたちの能力には凹凸があるものですが、従来の受験では、「我が子は国語が得意なので、国語の試験は難しいところでもいいけれど、算数が苦手なので算数の試験は難しくない学校を選ぼう」というように、あくまで4教科の中で調整する形でやってきました。それが、一つのことを深く勉強して入試に臨み、苦手な科目、準備が整っていない科目は入学してから伸ばす、という選択肢が出てきました。

[ベネッセ教育情報サイト 4/21(土) 10:20配信]

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