最新大学受験・教育ニュース

2017/05/31
どの大学? めい大・ひろ大・か大・しん大
 旺文社の受験ポータルサイト「大学受験 パスナビ」では、略称を聞いて思いつく大学の正式名称について、Webサイトでアンケートを実施した。「めい大」といえばどこかという質問では、名古屋大と明治大にほぼ二分され、僅差だった。

 パスナビのアンケート「パスナビ投票」では、「めい大」「ひろ大」「か大」「しん大」という4つの略称を聞き、それぞれ思いついた大学の正式名称を記入してもらう形で回答を集めた。4月28日から5月19日にかけて実施し、回答数は514件。

 「めい大」と言えばどこかとの質問の回答では、名古屋大学が43.6%、明治大学が43.4%となり、ほぼ同数。なし・無記入は7.6%で、2校で回答の9割近くを占めた。

 「ひろ大」といえばでは、広島大学76.1%となり、続く弘前大学7.6%に大差を付けた。なし・無記入は15.0%だった。

 「か大」といえばでは、鹿児島大学が17.7%、香川大学が11.9%、神奈川大学が2.3%の順だったが、もっとも多い回答は、なし・無記入61.1%だった。

 「しん大」といえばでは、信州大学48.1%がもっとも多く、神戸大学24.1%、新潟大学5.1%と続く。なし・無記入は20.2%だった。

 また、旺文社教育情報センターでは、アンケート結果を回答者の地元別に比較している。全体では回答を二分した「めい大」だが、地元が愛知県の回答者では「名古屋大学」が91.7%と圧倒的。地元が東京都の回答者では「明治大学」が52.5%と半数を超えたという。

 アンケート上位の大学は、大都市圏を地元とする人から多くの回答を得る傾向があった。一方、「ひろ大」の弘前大学、「か大」の香川大学、「しん大」の新潟大学などは、それぞれの地元やその周辺の地域から多くの回答を集めていた。

 パスナビ投票の集計結果はWebサイト「パスナビ」、地域性と比較した結果は、Webサイト「旺文社教育情報センター」にて確認できる。

[リセマム 5/31(水) 14:15配信]
2017/05/30
【大学受験2018】上智・ICUなど、東京キリスト教6大学進学相談会…大阪ほか
 東京の私立大学6校による「東京キリスト教6大学進学相談会」が、7月2日大阪の上智大学・大阪サテライトキャンパスにて開催される。入場無料で事前予約不要、入退場自由。9月23日には静岡で、10月22日には熊本での開催も予定されている。


 東京キリスト教6大学進学相談会は、首都圏以外の高校生や保護者に進路選択の一助となる情報を提供することを目的に、キリスト教に基づく教育を実践している東京の私立大学6校が合同で開催する進学イベント。

 参加校は、青山学院大学、国際基督教大学、上智大学、東京女子大学、明治学院大学、立教大学。当日は、各大学の入試担当者が個別相談に応じるほか、各大学の説明会を実施。各大学説明会は席に限りがあり先着順での参加となる。

 また、6大学をより身近に感じてもらえるよう、今回から各大学の在学生による個別相談企画を新たに開催する。受験生時代の勉強方法や東京での生活など、受験生・高校生が気になるポイントについて直接現役大学生から話を聞くことができる。在学生による個別相談は静岡会場でも実施予定。来場者には各大学のオリジナルグッズやバックのプレゼントも用意されている。

◆東京キリスト教6大学進学相談会
対象:受験生、高校1・2年生、保護者、高校教員
参加費:無料
申込み:不要、入退場自由
【大阪会場】
日時:2017年7月2日(日)11:00〜17:00
会場:上智大学 大阪サテライトキャンパス
【静岡会場】
日時:2017年9月23日(土・祝)13:00〜18:00
会場:ニッセイ静岡駅前ビル 2階会議室A・B
【熊本会場】
日時:2017年10月22日(日)11:00〜16:00
会場:熊本市国際交流会館 4階 第1・第3会議室

[リセマム 5/29(月) 14:15配信]
2017/05/29
小3〜6で外国語活動 次期指導要領の移行措置公表 「漢字」や「領土」など先行実施
 文部科学省は26日、小中学校の次期学習指導要領を平成32年度以降に円滑に全面実施するため、30年度からの移行措置の内容を公表した。英語の「聞く・話す」中心の外国語活動を小学3〜6年で実施し、「総合的な学習の時間」の一部を使用可能とする。5、6年では次期指導要領で正式な教科となる英語の内容の一部も扱う。国語の漢字や社会の領土など、次期指導要領の一部先行実施も盛り込んだ。増加する授業時間の確保や、移行期間中の入試への対応が課題となりそうだ。

 移行期間は小学校が31年度までの2年間、中学校が32年度までの3年間。指導内容に大きな変更がなく、教科書の対応が必要ない教科は、積極的に次期指導要領に基づく授業を先行実施する。

 小学校の外国語活動は新たに3、4年で年15こま(1こまは45分)実施。アルファベットの読み方を学び、短い話を聞いて内容を理解できるようにする。

 5、6年は現在の年35こまから年50こまに増やし、簡単な語句や基本的な表現で自分の考えを書かせるなどする。

 3〜6年では総授業時間数が年15こまずつ増えるが、現在以上の授業時間数を確保するのが難しい学校のため、年70こま実施している総合的な学習の時間を、年15こま以内で外国語活動に振り替え可能とする。

 国語、算数・数学、理科、社会は、学年ごとに次期指導要領の一部を先行実施する特例を提示。国語で都道府県名に使う漢字の学習が追加されたり、小学校の社会で竹島(島根県)と尖閣諸島(沖縄県)を「固有の領土」として学んだりする。

 小学校の音楽や体育、中学校の音楽や英語などは30年度から次期指導要領での授業を可能とする。

[産経ニュース 2017.5.27 11:01更新]
2017/05/26
【大学受験2018】国際教養大が全国説明会、すべて英語の授業を体験
 国際教養大学は、札幌、仙台、福岡、大阪、名古屋、東京の6都市で学校説明会「Experience AIU」を6月〜7月に開催。在学生や卒業生の視点で、AIUの学びを紹介する。大学最大の特徴である「すべて英語による授業」を体験できる。参加には事前予約が必要。

「Experience AIU(エクスペリエンス・エー・アイ・ユー)」は、毎年夏に開催する大学説明会。大学紹介DVDの上映、在学生・卒業生の体験談、大学の特色や多様な入試制度について説明する。

 そのほか、カリキュラムのすべてを英語で実施する大学の特色を体験できる「すべて英語による授業」を行い、大学の雰囲気を味わえる。

 参加には事前申込が必要。希望者はWebサイトから申し込む。先着順のため、定員になった場合は受付けを終了する。定員に空きがある場合に限り、当日参加も受け付ける。すでに定員になった会場もあるので、応募の際は確認すること。各会場では、大学院の個別相談会も開催する。

 また、同大学ではオープンキャンパスを7月16日と9月17日に、キャンパス見学会を5月28日、8月20日、11月12日に行う。

◆大学説明会「Experience AIU」
【仙台】
日時:2017年6月4日(日)13:00〜15:00
場所:河合塾仙台校
【福岡】
日時:2017年6月17日(土)13:00〜15:00
場所:代々木ゼミナール福岡校
【大阪】
日時:2017年6月18日(日)14:00〜16:00
場所:代々木ゼミナール大阪南校
【名古屋】
日時:2017年7月1日(土)10:00〜12:00、14:00〜16:00
場所:代々木ゼミナール名古屋校
【東京】
日時:2017年7月2日(日)10:00〜12:00、14:00〜16:00
場所:代々木ゼミナール本部校
※札幌(6月3日開催)会場と、大阪会場の午前の部は満席となっている

[リセマム 5/24(水) 17:15配信]
2017/05/25
指定国立大学って何? 東大など7大学が応募

文部科学省は、ハーバード大学にも負けないような世界レベルの大学づくりを目指して、昨年末に「指定国立大学法人」を公募しました。これに対して、東京大学をはじめ7国立大学が応募をしています。旧帝大系では東大・京大など本州の5大学が応募しましたが、北海道大学と九州大学は応募を見送りました。文科省は今年夏ごろまでに指定国立大学法人を指定する予定です。指定国立大学法人とは、どんな大学なのでしょうか。
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ハーバード大とも戦える大学を目指して

グローバル化時代の国際競争で日本が生き残るためには、大学の国際競争力を上げることが欠かせません。文科省は、国公私立大学全体を対象にした「スーパーグローバル大学」の指定などを行っていますが、やや力不足である感は拭えません。

このため、政府の産業競争力会議は、世界と競争できる国内トップクラスの国立大学を指定して、世界水準の実力を持つ大学をつくることを提言しました。これを受けて文科省は、国立大学法人法改正案を国会に提出しました。

同改正法は、2016(平成28)年5月に国会で成立し、17(同29)年4月から施行されることになったため、それに合わせて文科省は、世界で競争できる国立大学として「指定国立大学法人」の公募を2016(平成28)年11月から開始。2017(平成29)年4月までに東京大学など7大学が応募しました。

応募した大学が少ないように見えますが、これは応募条件がとても厳しかったためです。「国際的な競争環境の中で、世界の有力大学と伍していくことを求める」ため、「研究力」「社会との連携」「国際協働」の3分野ごとに、被引用論文数の割合、外国人留学生や日本人派遣学生の割合などの項目が設定されており、しかも各分野で少なくとも1つ以上の項目が「国内10位以内」に入っていなければならないとされています。つまり、国内トップテンの国立大学の中から指定国立大学法人を指定するというわけです。このため当初から、旧帝大クラスの国立大学しか応募できないと言われていました。

北大・九大の代わりに東工大・一橋大が

しかし旧帝大系大学のうち実際に応募したのは、東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学の5大学で、同じ旧帝大でも北海道大学と九州大学は応募を見送りました。これは大学の国際化などの面で応募基準を満たせなかったためと思われます。また旧帝大系以外では、東京工業大学のほかに、文系大学である一橋大学が応募しているのが注目されます。

指定国立大学法人に指定されれば、給与基準などの規制が緩和され、世界的な外国人研究者などを高給で雇うことができるようになる他、自己収入を収益性の高い金融商品などに投資したり、大学の土地を第三者に貸し付けたりすることなどができるようになります。

一方、これらの措置には「大学としてのメリットがない」という声も一部にあり、大学関係者の中には、指定国立大学法人の制度を冷めた目で見る向きもあるようです。
ただし、「指定国立大学法人」に指定されれば、「世界で競争できる大学」として国に格付けされたことを意味します。大学進学者の大学選びなど受験地図にも、少なからぬ影響を及ぼしそうです。

※第3期中期目標期間における指定国立大学法人の申請状況について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/04/1384521.htm

[ベネッセ 教育情報サイト 5/25(木) 10:00配信]
2017/05/24
【大学受験】模擬授業や研究室ツアー、青学のリケジョイベント6/10
 青山学院大学は6月10日、理工系、数学・情報系分野に興味のある女子中高生と保護者を対象とした「Aoyama Rikei Girls フェア」を相模原キャンパスで開催する。事前申込制となっており、Webサイトより申込みを受け付けている。

「Aoyama Rikei Girls フェア」は、理工学部や社会情報学部の紹介や、模擬授業、研究室ツアーなどが体験できるイベント。理工学部は経営システム工学科の野中朋美先生による「身近なサービスを経営システム工学で考える 〜レストランサービスにおける生産性と顧客・従業員満足」、社会情報学部は社会情報学科の吉田葵先生による「社会情報体験演習:はじめよう!プログラミング×ものづくり」の模擬授業が行われる。また、プログラムの最後には「Rikei Girlsカフェ」と題し、先輩Rikei Girlsのキャンパスライフについて直接話を聞くことができる。

 保護者には、子どもが模擬授業や研究室ツアーに参加している間、在学生による学生生活の紹介やキャンパスツアー、教員との懇談会などが予定されている。

 理工系、数学・情報系分野に興味のある女子中高生と保護者が対象。定員は300名となっており、Webサイトより事前申込みを受け付けている。プログラムは学部ごとに異なるので、申込みの際に参加を希望する学部を登録する。

◆Aoyama Rikei Girls フェア
日時:2017年6月10日(土)14:00〜(受付13:00〜)
場所:相模原キャンパス(神奈川県相模原市中央区淵野辺5-10-1)
対象:理工系、数学・情報系分野に興味のある女子中高生と保護者
定員:300名
申込方法:Webサイトより受け付けている
※申込みの際に、参加を希望する学部を登録する

[リセマム 5/23(火) 14:45配信]
2017/05/23
女性アナ出身校ランキング 最強はあの大学だった〈dot.〉
 女性アナウンサーはミスコン出身者が多く、どうしてもタレント扱いされる。だが、難関の採用試験を通り、テレビ局で厳しい研修を受けているので、アナウンサーとしての技量は優れている。「大学ランキング」(朝日新聞出版)では、全国16社の現役アナウンサーの出身大学を独自に集計。最新刊「大学ランキング2018」から、上位20を紹介する。

 ランキング1位の慶應義塾大の学園祭で行われる「ミス慶應コンテスト」は女性アナの登竜門として有名だ。元アナウンサーを含めて調べてみると、ミスコンの優勝者として、1位の慶應義塾大にはTBSの青木裕子さん、小川知子さん、宇内梨沙さん、日本テレビの鈴江奈々さん、フジテレビの中野美奈子さん、小澤陽子さん、テレビ朝日の竹内由恵さんなどがいる。

 4位の青山学院大にもテレビ朝日の市川寛子さん、日本テレビの森麻季さん、フジテレビの梅津弥英子さんがいる。

 一方で、慶應義塾大卒でもミスコンのタイトルを持たずに、人気アナの座に上り詰めたのが水卜麻美さん(日本テレビ)だ。

 ほかにも、大学によってアナウンサーになるルートや採用される放送局に特徴がある。

 2位の早稲田大は、かつてアナウンス研究会、放送研究会などのサークル出身者が多かったが、いまは、個人で技量を磨いて、あるいは、テレビ局が運営するアナウンススクールに通って、採用された学生が増えている。

 3位の上智大はNHKが多い。国際放送に対応できるなど、ネイティブに近い語学力を評価されたからといわれる。さらに6位の東京大、8位のお茶の水女子大にもNHKが多く、同局のペーパー試験はむずかしく、受験に強い国立大学が集まったという見方がある。

 7位の法政大は自主マスコミ講座の出身者が多い。「自主マス」と称され、選考試験を行うほど人気が高い。アナウンサーになるには「自主マス」に入る。そのために法政に入学したという学生もいるほどだ。

 2000年代半ばまで、帰国学生でバイリンガルが多く採用された。しかし、いまはしっかりした日本語を話し、最低限の知識と教養を持った学生が評価のポイントになっている。

 ランキング上位校はキャビンアテンダント(CA)出身校の上位校と重なる。女子学生があこがれる対象として人気は不動だ。(小林哲夫)

[dot. 5/23(火) 7:00配信]

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2017/05/22
アナウンサー出身校ランキングトップ48校 第2の羽鳥慎一、富川悠太、武田真一を輩出する大学とは?〈dot.〉
「7時のニュースに◯◯さんが起用される」ことがニュースになるほど、アナウンサー職は注目されている。「大学ランキング」(朝日新聞出版)では、全国16社の現役アナウンサーの出身大学を独自に集計。最新刊「大学ランキング2018」から、上位30を紹介する。


 アナウンサー出身上位校は難易度の高い大学が多い。ランキングで1位に輝いた早稲田大の出身者は全国の主要な放送局で203人(2016年時点)が活躍し、一大勢力を築いていると言えるだろう。男性アナで圧倒的な人気を誇るフリーの羽鳥慎一さん(元日本テレビ)も早稲田大学政治経済学部卒だ。

 2位以降も、慶應義塾大、法政大……と私立大学がずらりと並ぶ。国公立大で唯一トップ10に入ったのが東京大(5位)だ。日本テレビの情報番組「ZIP!」で総合司会を務める桝太一アナは、東京大大学院卒。アサリの研究をしていた「理系男子」であることも有名だ。

 そのほか、NHKの武田真一アナは筑波大出身、「報道ステーション」(テレビ朝日)のメインキャスターを務める富川悠太アナは横浜国立大出身と、国立大勢も活躍している。

 もちろん、アナウンサーの採用試験で最優先されるのは学力ではなく、技量だろう。だが、アナウンサーに特化したコース、専攻を設ける大学はない。採用者が極端に少ないからだ。そこで、アナウンサー志望の学生たちはアナウンススクールに通い発声練習などをする。

 大学にすれば、アナウンサー誕生は喜ばしい。大学パンフレットにOB・OGのアナウンサーを登場させ、学生生活を振り返ってもらうのは、受験生に夢を与えてくれるからだろう。(文/教育ジャーナリスト・小林哲夫)

[dot. 5/22(月) 7:00配信]

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2017/05/19
獣医学部“京産大は新設できず” 「加計学園」の波紋
 安倍総理の友人が理事長を務める加計学園の獣医学部新設をめぐる問題。実は関西にも関係する話でした。京都産業大学。出身者には笑福亭鶴瓶さんら、そして教授にはノーベル賞を受賞した益川先生がいます。この京都産業大学が加計学園と同じタイミングで獣医学部の新設を求めていたんですが、国が示したたった1行の条件によって設立を断念していたことがわかりました。

 医学部。人の命を救う医師を生み出すその学部は、大学にとって「花形」であり受験生にとっても憧れの的です。しかし、医師の増えすぎを抑えるため大学が勝手に医学部をつくることはできず、新たな医学部は37年間にわたって設立されませんでした。

 これは動物の命を救う獣医学部についても同様で現在、全国にわずか16しかありません。新たな獣医学部は50年以上つくられてこなかったのですが、そんな中、安倍政権が進める国家戦略特区を使って新設にこぎつけたのが、安倍総理の友人が理事長を務める加計学園だったのです。この件をめぐり文部科学省が作成したとされる内部文書には…

 「『最短距離で規制改革』を前提としたプロセスを踏んでいる状況であり、これは総理のご意向だと聞いている。官邸の最高レベルが言っていること」

 加計学園が獣医学部の新設を認められたその影で、涙を飲んでいた関西の大学がありました。京都産業大学です。現在、9つの学部を抱える京産大。産近甲龍の一角として知られ約1万3000人が通う総合大学ですが、医学系の学部は持っていません。そこで京産大は国家戦略特区を利用した獣医学部の新設を構想。動物病院などで働くこれまでの獣医とは違い、iPS細胞を使った再生医療などライフサイエンス分野で活躍する獣医を育てたいとして、京都府を通じ国に規制緩和を求めていました。ところが、去年11月になって内閣府が提示したある条件が京産大の構想を打ち砕きます。

 「獣医学部の新設は近くに獣医学部がない地域に限る」(規制緩和の条件)

 この条件によって同じ関西に大阪府立大の獣医学部があることから、京産大は認可がおりないことが濃厚に。さらに「来年4月に開設」という実現不可能な条件まで追加されたことから新設を断念したと言います。

 「(安倍首相と加計氏は)極めて長年の友人です。だからお聞きしているんです。政策がゆがめられているんじゃないかという質問です」(社民党 福島みずほ副党首・参院予算委3月)
 「彼は私の友人ですよ、ですから会食もします、ゴルフもします。でも彼から私頼まれたことありませんよ。もし働きかけて決めているのなら、私責任をとりますよ。当たり前じゃないですか」(安倍首相)

 国が出す「たった1行の条件」によって現場は大きな影響を受けます。上の「意向」、下の「忖度」は本当になかったのでしょうか?

[毎日放送 5/18(木) 19:14配信]
2017/05/18
<大学新テスト>民間試験は経済負担重く 都市格差を懸念
大学入試センター試験に代わる新テスト「大学入学共通テスト(仮称)」の実施方針案を文部科学省が16日公表した。「脱知識偏重」を目指す約30年ぶりの入試改革の柱は、英語の民間検定試験活用と、国語、数学への記述式問題の導入だ。政府の教育再生実行会議が新テストを提言してから3年半。高校や大学から反発を受け、実施方針案は双方に配慮した方法に落ち着いたが、2020年度の実施に向けて課題は多い。

 「新たな時代を切り開く人材が育成される」。松野博一文科相は16日の記者会見で、新テストの効果への期待を示した。

 新テスト構想が浮上したのは、13年10月。安倍晋三首相の肝煎りで設置された教育再生実行会議が、マークシート式で「知識偏重」「1点刻み」のセンター試験から、グローバル社会で求められる思考力・判断力・表現力を評価するテストへの切り替えを提言した。これを受け、文科相の諮問機関「中央教育審議会(中教審)」が14年10月、英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)を測るための民間検定試験の活用と、柔軟な思考や表現力が求められる記述式の導入を打ち出した。

 改革の方向性に反対する高校、大学関係者は少ない。しかし、センター試験が50万人規模の受験生を公平に評価するのに妥当な手法だったことも事実で、変更点の多い新テストへの拒否反応も小さくなかった。

 英語の民間活用は、高校側の反発が強かった。文科省が実施方針案で候補に挙げた10試験でも、1回の検定料は3000〜2万5000円と幅がある。試験会場も12〜約1万7000カ所と差があり、実施時期も異なる。複数回受けるのが難しい低所得世帯や、試験会場まで遠い地方の受験生と、経済的に余裕のある大都市の受験生との間に格差が生じる恐れがあると指摘された。

 これに対し、文科省は受験回数を高校3年の4〜12月に2回と限定した。活用する試験を認定する際、全都道府県で複数回実施することや、低所得世帯は検定料を減免することなどを求めることを明確にした。一方で、条件を満たす試験をできるだけ多く認定する姿勢も示す。

 記述式の導入には大学側が反発した。文科省は当初、大学側が採点する案も示したが、2次試験との日程調整が難しくなることに加え、採点する人員を確保できないとの理由から、国立、私立ともに批判的な意見が多かった。実施方針案では採点を全て民間に委託する案に切り替えた。

 双方に配慮した実施方針案に、国立大学協会は「前向きに検討したい」としており、高校側でも大筋で了承される見通しだ。

 ただし、英語だけでも課題は山積している。まず、高校の授業が「検定対策」になる恐れがある。学習指導要領に完全に対応していない試験が選ばれる可能性もあり、「高校3年間の学力到達度を測る本来の趣旨からは外れてしまう」と懸念する声も少なくない。

 2回という受験回数の上限は高校3年しか適用されないため、1、2年の「試し受験」が横行する可能性がある。私立中高一貫校で英語を担当する30代の男性教諭は「民間試験には高得点のコツがある。1、2年での練習が欠かせず、金をかけるほど本番で良い結果につながる」と明かす。どの試験がいつ認定されるのかは明示されていない。東京都立高校の校長は「細かいところが見えてこない。対策の取りようがない」と話した。【伊澤拓也、金秀蓮】

 ◇国語記述式に実用的題材 採点公平性、課題も

 国語と数学で導入される記述式の問題例も16日、2問ずつ公表された。国語は小説や評論文などから出題されてきたこれまでの入試と異なり、自治体の広報資料や、駐車場使用契約書を題材に取りあげ、考えたことを的確に表現できるかなどを問う実用的な内容だ。

 数学も「公園の銅像が最もよく見える角度を調べる」という日常に絡めたこれまでにない問題が示された。こうした内容を「実践的な学力を測るのに適した題材だ」と高校の国語の教諭や予備校幹部は評価する。

 ただし、国語の設問は文字数を20〜120字に制限し、「根拠となる記述を引用」「解答の文末は……となるように」などと細かく条件を付けている。

 東京都八王子市の工学院中高の平方邦行校長は「思考の過程などを測るなら、内容をさらに検討する必要がある」。河合塾教育イノベーション本部の近藤治副本部長も「文中の表現を引用すれば正解が作れ、記述式の狙いである表現力を試す問題として物足りない」と指摘するが「採点にブレを生じさせないため、やむを得ない」と理解も示す。

 50万人が受験する中、採点の公平性確保は大きな課題だ。マークシート式のセンター試験は機械が採点したが、記述式は同センターが委託する民間業者が人の手で採点する。文科省はそれぞれの問いの「正答の条件」も示し、複数の条件をすべて満たした解答を正答例としたが、いくつかの条件を満たした解答の評価方法はまだ不透明だ。

 ある公立高の女性教諭は「正解例が『自己負担』だった場合、『経済的負担』や『費用負担』という解答はどう扱うのか」と疑問を投げかける。駿台教育研究所進学情報事業部の石原賢一部長は「基準があいまいだと、採点の妥当性が疑問視される。基準を公開するのか。検討すべき課題はまだまだ多い」と話した。

[毎日新聞 5/17(水) 8:30配信]

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