最新大学受験・教育ニュース

2018/09/12
【大学受験2019】河合塾「入試難易予想ランキング表」9月版
河合塾Kei-Netは2018年9月10日、各大学の予想偏差値やセンター試験得点率を一覧にした「入試難易予想ランキング表」の最新版を公表した。センター試験得点率のボーダーラインは、東京(理科三類)94%、東京(理科一類、理科二類)90%、一橋(社会-社会)91%など。

 入試難易予想ランキング表では、国公立と私立の入試難易度(ボーダーライン)を学部系統・大学別にまとめている。ボーダーラインとは、河合塾が予想する合否可能性が50%に分かれるラインを意味し、前年度入試の結果と今年度の「全統模試」の志望動向を参考に設定。

 センター試験で必要な難易度を示すボーダー得点(率)と、国公立大の個別学力検査(2次試験)や私立大の一般方式の難易度を示すボーダー偏差値がある。なお、今後の模試の動向などにより変化する可能性があり、予想は2018年度9月現在のもの。

 国公立大学のセンター試験(前期日程)の得点率をボーダーラインでみていくと、社会・国際学系は、一橋(社会-社会)91%、法・政治学系は、東京(文科一類)89%、経済・経営・商学系は、東京(文科二類)89%、理学系は、東京(理科一類、理科二類)90%、医・歯・薬・保健学系は、東京(理科三類)94%が最難関。

 私立大学の偏差値をボーダーラインでみていくと、社会・国際学系は、早稲田(社会科学-社会科学、政治経済-国際政治経済)70.0、法・政治学系は、慶應義塾(法-法律、法-政治)と早稲田(政治経済-政治、政治経済-国際政治経済)70.0、経済・経営・商学系は、早稲田(政治経済-経済、政治経済-国際政治経済)70.0、理学系は、国際基督教(教養-アーツサイエA)と早稲田(先進理工-生命医科学)67.5、医・歯・薬・保健学系は、慶應義塾(医-医)72.5が最難関となっている。

 このほか、Kei-Netでは2019年度入試情報として、大学入試全体スケジュールやセンター試験に関する情報、新設大学・増設学部・学科一覧、入試変更点一覧を掲載。2018年8月30日には、「2019年度センター試験出願ガイド」を公開している。
[リセマム 2018.9.11 Tue 11:50]
2018/09/11
平成30年司法試験、1,525人が合格…最低年齢は19歳
法務省は2018年(平成30年)9月11日、平成30年司法試験の合格者を発表した。最終合格者数は1,525人で、前年の1,543人と比較して18人減少した。受験者数5,238人に対する合格率は29.11%。合格者の最高年齢は68歳、最低年齢は19歳だった。

※編集部追記:平成30年司法試験の法科大学院別「合格者数」および「合格率」を掲載しました。(2018年9月11日追記)


 平成30年司法試験は、論文式試験を2018年5月16日〜19日、短答式試験を5月20日に全国7か所で実施。5,811人が出願、5,238人が受験し、1,525人が合格した。合格者は、論文式試験の各科目において素点の25%点以上の成績を得た者のうち、短答式試験の得点と論文式試験の得点による総合評価の総合点805点以上の者。

 合格者の平均年齢は前年(平成29年)と同じ28.8歳。最高年齢は68歳、最低年齢は19歳だった。合格者の性別は男性1,150人(75.41%)、女性375人(24.59%)。合格者に占める女性の割合は、前年より4.18ポイント上昇した。合格者の司法試験受験回数は、1回目862人、2回目269人、3回目187人、4回目134人、5回目73人だった。

 なお、論文式試験選択科目環境法第2問設問4の2行目の記述「第19条の5第2号」は「第19条の5第1項第2号」の誤記であることが、論文式試験後に判明した。ただ、解答に影響を与えたものとは認められないことから、特段の措置は行われない。

 合格者の受験番号は、法務省のWebサイトに掲載されているほか、日比谷公園側祝田橋交差点付近の法務省司法試験合格発表掲示板など、試験地ごとの合格発表掲示場所に掲示されている。掲示場所は札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市の7か所。なお、法務省では電話による合否に関する問い合わせには一切応じていない。

 合格通知書兼成績通知書発送は2018年9月21日、合格証書授与は10月上旬を予定している。手続きについては合格通知書で連絡するという。また、10月5日午後2時から午後5時には、法務省で「司法試験合格者のための進路説明会」が開催される。定員は160名。
[リセマム 2018.9.11 Tue 16:44 ]
2018/09/08
医学部合格率、約7割の大学で男子が女子上回る…文科省調査
文部科学省は2018年9月4日、東京医科大学の不正入試問題を受けて、医学部医学科を置く全国公私立大学を対象とした公正確保に関する緊急調査結果を発表した。過去6年間の医学部医学科の合格率を見ると、すべての年度で男子の合格率が女子を上回っていた。

 緊急調査は、医学部医学科を置く全国公私立大学を対象に、医学部医学科の入学者選抜における受験者数と合格者数、合格率(合格者数/受験者数)について年齢別に調べた。調査対象期間は、2013年度から2018年度の6年間。

 男子の合格率が女子を上回った大学の割合は、2018年度が70.37%、2017年度が56.79%、2016年度が71.25%、2015年度が64.56%、2014年度が68.35%、2013年度が69.62%。

 各年度の合格率は、2018年度が男子12%・女子9%、2017年度が男子11%・女子10%、2016年度が男子12%・女子10%、2015年度が男子11%・女子10%、2014年度が男子11%・女子9%、2013年度が男子11%・女子10%。すべての年度で男子の合格率が女子を上回っていた。

 過去6年間の合格率について、男子が女子の何倍か見てみると、「順天堂大学」が1.67倍ともっとも大きく、「昭和大学」1.54倍、「東北医科薬科大学」1.54倍(2016年〜2018年の過去3年間)などが続き、平均1.18倍。東京医科大学は2018、2016、2014年度に男子の合格率が女子を上回り、2018年度は男子が女子の3.11倍だった。

 なお、特定の受験者に対して、特別な加点などを行ったという大学からの回答はなかった。各大学の回答内容については、文部科学省が現在確認を行っている。各大学への追加の問合せや訪問調査などを行ったうえで、最終的な調査結果を公表予定。

 医学部入試における女性差別対策弁護団が実施した無料ホットラインには、8月25日時点で55件の相談が寄せられ、このうち39件が女性受験生による相談だった。また、メールでの問い合わせは8月30日時点で106件にのぼり、このうち65件が女性受験生関連によるものだった。

 元受験生からは、「何年も受験して不合格だったので、医者になるのを諦めていま別の仕事をしている。自分の能力が足りなかったとずっと思っていた。それが、このような得点操作によるものだったかもしれないとわかり、本当に悔しい。今からでも入学させてほしい」。また、母親からは「娘が本当に勉強を頑張っていたし、不合格で落ち込んでいたのを見ていたので、親として絶対に許せない。娘の人生をなんだと思ってるのか」などの声が寄せられた。

 弁護団は東京医科大学および第三者委員会に対し、少なくとも2006年度以降の入学試験の女性受験生に対する得点・合否判定の開示や受験料の返還、2019年度以降の入試において差別的な得点操作を実施しないことなどについて申し入れを行っている。
[リセマム 2018.9.5 Wed 17:45]
2018/09/04
【大学受験2019】入試倍率で見る医学部ランキング、私大1位は148.8倍
「河合塾 医進塾」は2018年9月3日、医学部倍率ランキングを発表した。2018年度医学部医学科入試で倍率がもっとも高かったのは、金沢医科大学(後期)の148.8倍だった。

 医学部倍率ランキングは、国公立大学(前期・後期)と私立大学(一般・センター利用)について、2018年度医学部医学科入試で倍率が高い上位10大学をまとめたもの。

 医学部倍率ランキングによると、国公立大学前期日程では、1位は「高知大学(地域枠)」13.0倍、2位は「岐阜大学」11.8倍、3位は「旭川医科大学」10.2倍だった。4位は「奈良県立医科大学」9.1倍、5位は「鳥取大学(一般枠+地域枠)」8.7倍。

 国公立大学後期日程では、1位「旭川医科大学」27.2倍、2位「佐賀大学」25.5倍、3位「岐阜大学」24.3倍、4位「千葉大学」18.4倍、5位「福井大学」17.9倍。

 私立大学一般入試では、1位「金沢医科大学(後期)」148.8倍、2位「関西医科大学(後期+静岡県地域枠後期+大阪府地域枠後期)」83.7倍、3位「近畿大学(後期)」74.7倍、4位「藤田保健衛生大学(後期)」66.3倍、5位「日本医科大学(後期)」60.2倍。

 「河合塾 医進塾」は、河合塾が発信する医学部入試・受験対策情報サイト。2019年4月入学予定者向けに「医学部入試情報2019」を掲載しており、「医学部入試結果分析2018」や「医学部入試変更点2019」「医学部志願者数増加率ランキング」「医学部偏差値一覧」「医学部ボーダーライン(入試難易度)一覧2018」などを紹介している。
[リセマム 2018.9.4 Tue 15:45 ]
2018/09/01
電子黒板整備率は26.7%、最高は佐賀県128.8%…文科省2017年度調査
文部科学省は2018年8月29日、学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果として2018年3月1日時点の速報値を発表した。普通教室の電子黒板整備率は26.7%で、佐賀県は128.8%ともっとも高かった。

 平成29年度(2017年度)教育の情報化の実態等に関する調査は、全国の公立学校(小学校と中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校)を対象としたICT環境の整備状況と、全国の公立学校の授業を担当している全教員を対象とした教員のICT活用指導力を調べたもの。調査基準日は2018年3月1日。

 学校のICT環境の整備状況は、教育用コンピュータ1台あたり児童生徒数が5.6人/台、普通教室の無線LAN整備率が34.4%、超高速インターネット接続率(30Mbps以上)が91.5%、普通教室の電子黒板整備率が26.7%、教員の校務用コンピュータ整備率が120.0%、統合型校務支援システム整備率が52.7%といずれの項目も前年度と比べて向上した。
 都道府県別に見ると、各項目の1位は、教育用コンピュータ1台あたり児童生徒数が「佐賀県」1.8人/台、普通教室の無線LAN整備率が「静岡県」68.6%、超高速インターネット接続率(30Mbps以上)が「富山県」100.0%、超高速インターネット接続率(100Mbps以上)が「大阪府」87.5%、普通教室の電子黒板整備率が「佐賀県」128.8%、教員の校務用コンピュータ整備率が「高知県」149.7%、統合型校務支援システム整備率が「愛知県」96.1%だった。

 文部科学省は、2017年12月に「2018年度以降の学校におけるICT環境の整備方針」をすべての教育委員会へ通知。この整備方針を踏まえて「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018〜2022年度)」に基づく単年度1,805億円の地方財政措置がなされていることから、積極的な活用を周知した。そのほか、学校のICT環境整備の促進や「ICT活用教育アドバイザー」の派遣などの取組みを通じて、学校のICT環境整備が進められるよう働きかけている。

 また、前回調査より大きく数値が向上した教育委員会では、「ICT活用モデル校において、地方議会議員、首長部局の財政担当や広報担当職員同席の下で公開授業等を実施し、自治体における教育の情報化施策について必要性の理解促進」「地域の実情に応じたICT環境の整備計画を立てるとともに、ICTを活用した学習活動の具体的な事例の提示」などに取り組んでいるという。
[リセマム 2018.8.29 Wed 17:45 ]
2018/08/30
【大学受験2019】兵庫県立大学、中央大学など6校が学部などの設置届出
文部科学省は平成30年8月28日、平成31年度(2019年度)開設予定の大学学部などの設置届出(平成30年6月分)について公表した。届出を受理した大学は、兵庫県立大学、中央大学など、公立1校、私立5校の計6校。

 公私立大学の学部・学科の設置、大学院の研究科・専攻の設置および課程の変更にあたっては、学位の種類や分野を変更しないなど一定の要件に該当すれば、あらかじめ文部科学大臣に届け出ることで認可を要せず設置できる。

 平成31年度開設予定として、平成30年6月に学部などの設置届出を受理したのは計6校。公立大学は兵庫県立大学。私立大学は中央大学、武蔵野大学、鈴鹿大学、武庫川女子大学、日本経済大学。

 兵庫県立大学は、経済学部と経営学部を廃止し、社会情報科学部・社会情報科学科を開設する。

 中央大学は、商学部の経営学科、会計学科、商業・貿易学科、金融学科について定員を減らし、国際情報学部・国際情報学科を開設する。

 武蔵野大学は、経済学部の経営学科と会計ガバナンス学科を廃止するほか、法学部の法律学科と政治学科、経済学部の経済学科、人間科学部の人間科学科について定員を減らし、経営学部・経営学科および会計ガバナンス学科を開設する。

 鈴鹿大学は、国際人間科学部を廃止するほか、こども教育学部のこども教育学科幼児教育学専攻と養護教育学専攻について定員を減らし、国際地域学部・国際地域学科を開設する。

 武庫川女子大学は、文学部の教育学科を廃止し、教育学部・教育学科を開設する。

 日本経済大学は、経営学部の経営学科について定員を減らし、経営学部・芸創プロデュース学科を開設する。
[リセマム 2018.8.29 Wed 13:15]
2018/08/28
私大志願者の約6割、志願者数上位30大学が占有
私立大学の2018年一般入試において、志願者数上位30大学を志願する受験生が全体の56.2%を占めることが、旺文社の調査結果より明らかになった。また、首都圏の大学の合計志願者数は全体の60%を占める。

 調査は、2018年に一般入試を実施している私立大学(通信制、株式会社立の大学を除く)580大学のうち、志願者に推薦入試等の特別入試を含む大学および非公表の学部学科等がある大学等を除く535大学を対象に集計した。調査時期は2018年7月末。ここでいう一般入試志願者数は、大学独自の入試とセンター試験利用入試の志願者数の合計を指す。

 535大学の総志願者数(358万4,729人)に占める割合をみると、志願者数上位10大学までが30.8%、上位20大学までが46.0%、上位30大学までが56.2%、上位100大学までが83.9%にのぼる。上位100大学で、535大学の総志願者数の80%以上を占めており、残りわずか20%程度の志願者を435大学(全体の81%)がシェアしているという。

 大学が設置されているエリア別の志願者占有率をみると、関東地区が59%、関西地区が25%、東海地区が8%など。特に、関東地区のうち、全国の約30%の大学が設置されている首都圏(埼玉・千葉・東京・神奈川の合計)では占有率が60%にのぼる。
[リセマム 2018.8.27 Mon 20:15]
2018/08/25
医学部に強い高校ランキング、1位は11年連続
大学通信が運営する情報サイト「教育進学総合研究所」は2018年8月、国公立大医学部医学科合格者数ランキングを発表した。11年連続で東海が1位を獲得。上位10校はすべて私立高校だった。

 河合塾「医進塾」によると、2018年度医学部医学科入試における国公立大学の志願者数は、前期日程が前年比94%・後期日程が前年比90%といずれも減少した。前期日程は4年連続して志願者数が減少し、医学科人気は落ち着きをみせているという。

 医学部医学科は志願者数が減少しているものの、難関であることには変わりなく、医学部医学科の合格者数は進学校の実力を測る指標の1つとなっている。

 教育進学総合研究所が発表した「国公立大医学部医学科合格者数ランキング」によると、1位「東海」132人、2位「灘」96人、3位「洛南」94人、4位「ラ・サール」86人、5位「四天王寺」62人。上位20校のうち7校が近畿圏の高校だった。

 公立は、11位「札幌南」50人、13位「熊本」49人、16位「新潟」44人、18位「青雲」42人の4校が上位20校にランクインした。

 国公立大医学部医学科合格者数ランキングは、教育や進学に関する情報サイト「教育進学総合研究所」に今週の無料記事として掲載されている。会員登録(月額324円)すれば、すべての記事を閲覧できる。

◆国公立大医学部医学科合格者数ランキング
1位「東海」132人
2位「灘」96人
3位「洛南」94人
4位「ラ・サール」86人
5位「四天王寺」62人
6位「愛光」60人
7位「東大寺学園」59人
8位「久留米大附設」57人
9位「開成」「西大和学園」各55人

[リセマム 2018.8.24 Fri 20:31]
2018/08/24
【大学受験】2018年度一般入試の小論文・総合問題を掲載…出題内容や出典など
河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2018年8月23日、小論文・総合問題対策に「2018年度大学別実施状況」を掲載した。国公私立大学の2018年度一般入試において出題された小論文・総合問題について、出題パターンや出題の内容、出典をまとめている。

 河合塾の「2018年度大学別実施状況」は、出題内容が判明した大学のみ掲載したもの。各大学の試験時間や出題パターン、出題の内容、出典を確認できる。出題パターンは、標準タイプの「課題文読解型I(見解論述のみ)」「課題文読解型II(要約説明あり)」「テーマ型」や、非標準タイプの「英文問題」「理科論述型問題」などに分類。各出題パターンの詳細な説明は、Kei-Netに掲載されている。

 国公立大では、京都大学法学部(後期)にて、「英文問題」の小論文を出題。「女性をめぐる問題状況と新たな人権」という出題内容で、試験時間は150分。2016年11月2日の京都新聞の記事などが出典となっている。国際教養大学国際教養学部(C日程)は、「テーマ型(社会科学系)」の英語小論文を出題。出題内容は「高校生へのボランティア義務付けの是非」、試験時間90分で実施された。

 私立大学を見ると、慶應義塾大学が文学部人文社会学科(2月15日)や商学部商学科(B方式・2月14日)などで小論文や論述力、論文テストの試験が行われた。たとえば、法学部法律学科・政治学科(2月16日)では、「課題文読解型II(社会科学系)」の論述力の試験を実施。「リスク社会への対応と信頼のあり方」という出題内容で、試験時間は90分だった。近畿大学は医学部(前期A日程・2月4日)などで、「テーマ型(医系)」の小論文の試験を行っている。

 Kei-Netでは、小論文・総合問題対策やセンター試験対策のほか、過去の入試結果データなども掲載。そのほか、2019年度入試情報や入試難易予想ランキングなども閲覧できる。 
[リセマム 2018.8.24 Fri 14:15]
2018/08/23
【全国学力テスト】2019年度サンプル公表、知識・活用を一体的に問う
文部科学省は2018年8月22日、2019年度以降の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)においてA問題とB問題という区分を見直し、知識・活用を一体的に問う方針を示した。サンプル問題も公表している。

 これまでの全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)では、教科に関する調査問題作成の基本理念として、おもに「知識」に関する問題(A問題)と、おもに「活用」に関する問題(B問題)と分けて整理してきた。

 2017年3月に公示された次期学習指導要領は、生きて働く「知識および技能」、未知の状況にも対応できる「思考力、判断力、表現力等」、学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力、人間性等」という3つの柱に基づいて再整理されている。

 次期学習指導要領では、資質・能力の3つの柱が相互に関係し合いながら育成されるものという考え方に立っていることから、2019年度以降の全国学力テストは、A問題・B問題という区分を見直し、知識・活用を一体的に問うこととする。

 国語、算数・数学については、たとえば日常生活の場面と関連付けられた設定のもと、内容のまとまりに対応する大問の中で複数の小問が展開する構成とする。これにより、自然に調査問題に表された学習過程に沿って解くことができる出題とすることなどが考えられるという。

 なお、従来A問題の中で測られてきた基礎的な知識・技能は、新しい学習指導要領においても育成すべき資質・能力として重要であることから、今回の見直し後も問題を精選したうえで、調査問題の大問の中の小問の1つとして出題する。

 サンプル問題は、小学6年生「国語」「算数」、中学3年生「国語」「数学」について、問題と正答、出題の趣旨が文部科学省のWebサイトに掲載されている。
[リセマム 2018.8.23 Thu 11:45]

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