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2018/04/18
2018年、春の国立大学園祭7選…東大・東工大・一橋・阪大など<日程・場所一覧>
 入学・進級式を終え、忙しさが一段落した家庭も多いのではないだろうか。大学では春先から初夏にかけて学園祭を行うところがある。アカデミックな雰囲気を感じながら、楽しんでみてはいかがだろうか。

リセマムでは全国の国立大学のなかから7大学をピックアップ。2018年6月までに行われる学園祭情報を紹介する。

首都圏
東京大学「第91回五月祭」
開催日:2018年5月19日(土)、20日(日)
開催場所:本郷・弥生キャンパス

 「五月祭」は毎年5月に東京大学本郷・弥生キャンパスで開催される。歴史は古く、1923年に教授と学生からなる帝国大学学友会により行われた「大園遊会」がその前進。年々注目度が高まっている日本最大級の学園祭で、昨年の来場者は約15万人となった。2018年のテーマは「渦を巻く」。

東京工業大学「すずかけ祭」
開催日:2018年5月12日(土)、13日(日)
開催場所:すずかけ台キャンパス

 およそ50の研究室が参加する研究室公開をはじめとし、博物館や附属図書館の公開、女子美術大学とのコラボレーション企画、コンサート、ジャグリング、写真展示、スタンプラリーなどさまざまな企画が催される。東工大同窓会(蔵前工業会)による児童向け体験型理科教室や、学生サークル2団体による科学実験教室も実施予定。オープンキャンパス(11日〜13日)も同時開催され、大学院全学説明会と学院・系の個別説明会も行われる。

一橋大学「KODAIRA祭」
開催日:2018年6月9日(土)、6月10日(日)
開催場所:国立キャンパス

 例年6月に開催される新入生が主体となった学園祭で、新入生たちがお互いの絆を深める絶好の機会となっている。2018年のテーマは「ハジケロ。」。有名人を招いた講演会や「黄本」で有名な受験生応援企画のほか、子どもが楽しめる企画も用意される。

横浜国立大学「清陵祭」
開催日:2018年5月19日(土)、20日(日)
開催場所:常盤台キャンパス

 横浜国立大学の文化祭は、5月に開催する「清陵祭」と11月に開催する「常盤祭」のふたつがある。5月に開かれる清陵祭の2018年テーマは「極彩色」。新入生が大学という環境で自分だけの個性(色)をもってほしいという願いが込められている。清陵祭では例年、約80もの団体が模擬店や教室での企画、パフォーマンスを行って盛り上げる。また、図書館では子どもも楽しめる企画や、キャンパス中央の野外音楽堂では幅広い世代が楽しめるステージが企画される。

関西
大阪大学「いちょう祭」
開催日:2018年4月30日(月・祝)、5月1日(火)
開催場所:豊中キャンパス

 大阪大学で毎年4月末から5月初頭にかけて開催される「いちょう祭」は、大阪大学の創立を祝うほか、新入生の歓迎、学生・教職員の親睦、地域住民との連携など、さまざまな目的をもって催されている。現在使われている「いちょう祭」の名称は、1963年につけられた。「いちょう祭」当日は学生が運営するステージや模擬店、館内・屋外で開催される計120以上の企画に加え、各学部による研究室公開などのイベントが催される予定。

中部
名古屋大学「名大祭」
開催日:2018年6月7日(木)、6月8日(金)、6月9日(土)、6月10日(日)
開催場所:東山キャンパス

 4日間にわたって行われる「名大祭」。有志による企画やフリーマーケット、模擬店、学生お笑いコンテスト、スポーツフェスティバルのほか、6月10日午後1時からはNHK解説員の水野倫之さんを招き、「過去、現在、未来へ〜大切なエネルギーを考える〜」をテーマとした講演が行われる(講演は事前予約制)。「研究公開」では、現在名古屋大学で行われている研究を多くの人に知ってもらうことを目的に、教授よる研究の説明がさまざまな形式で行われる。最先端の研究に触れることができるだけでなく、実際にその研究をしている方から直接説明を受けられる。興味のある研究分野について理解を深めたり、進路決定の手がかりをつかんだりできる絶好の機会だ。

北海道
北海道大学「北大祭」
開催日:2018年6月1日(金)、6月2日(土)、3日(日)
開催場所:札幌キャンパス

 第60回という節目を迎える北大祭。テーマの「還暦〜新たな一歩〜」には、北大祭の「還暦」のお祝いをしたいという思いと、これからもこの伝統ある行事が続いていってほしいという願い、大学や大学祭を取り巻く環境の変化に対応しながらより進化した北大祭を創るという決意が込められているという。北大祭は、各学部・学科の学生や留学生などがそれぞれ開催する10の祭(各祭)で構成されており、総面積178万平方メートルを誇る広大なキャンパスでこれらが同時に行われる。昨年度(2017年度)はのべ8万人が来場。北海道大学によれば、「学生の工夫を凝らした模擬店はメインストリートを華やかに彩り、その出店数は日本屈指のもの」とのこと。

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 春開催の学園祭は、入学したばかりの新入生の参加意識を高める効果もありそうだ。各校の特色と若者のパワーを感じながら春の休日をキャンパスでゆっくりと過ごしてはいかがだろうか。

[リセマム 4/18(水) 14:41配信]
2018/04/16
ICU・上智・同志社・南山「4大学合同進学フェア」名古屋・札幌6月
 国際基督教大学(ICU)と上智大学、同志社大学、南山大学は、「4大学合同進学フェア」を名古屋で2018年6月3日、札幌で6月10日に開催する。大学紹介・入試説明、個別相談などがある。入場無料で、事前予約不要、入退場自由。

 「国境を超えた知性を育む」と題して、キリスト教に基づくグローバル教育を実践する大学による「4大学合同進学フェア」が行われる。大学紹介・入試説明、各大学の個別相談、在学生との相談、資料配布・閲覧、大学紹介DVD上映などを通じて、大学に関する情報を得ることができる。

 名古屋会場では、大学紹介・入試説明を1日2回、各大学が30分ずつ実施。また、午後2時20分から2時50分には在学生によるトークライブを行う。トークライブでは各大学代表の在学生が英語で自己紹介をして、受験勉強の体験談や学生生活、留学経験などを語る。また、札幌会場では、各大学が40分ずつ大学紹介・入試説明をするほか、現役大学生による個別相談を行う。

◆4大学合同進学フェア
対象:受験生、高校1年生、高校2年生、保護者、高校教員、予備校担当者
参加費:無料
申込不要
【名古屋会場】
日時:2018年6月3日(日)12:00〜18:00
会場:ウインクあいち(愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38)
【札幌会場】
日時:2018年6月10日(日)13:00〜17:00
会場:ACU(アスティ45ビル16階)1605・1606(北海道札幌市中央区北4条西5丁目アスティ45-12F・16F)

[リセマム 4/16(月) 14:15配信]
2018/04/14
教養学部の募集停止 いわき明星大
 福島県いわき市のいわき明星大は教養学部の2019年度の学生募集を停止する。同年春の開設を目指す健康医療科学部に「臨床心理学科(仮称)」の新設を目指す。13日、山崎洋次いわき明星大学長と宮腰俊行事務局長がいわき市役所で記者会見して説明した。 
 募集停止は2015(平成27)年度の開設以来、入学者数が減少し、今後も学生の確保が困難であると判断したため。2018年度は定員120人に対して73人が入学した。同学部は在学生が全員卒業するまで開設する。2019は薬学部、看護学部、現在設置認可申請中である健康医療科学部の学生募集を行う予定。 
 健康医療科学部には作業療法と理学療法の2学科が設置される予定。新たに設置を目指す臨床心理学科(仮称)は「公認心理師」の国家資格取得につながる教育課程を想定している。2020年から2023年までの学科開設を目指している。文部科学省との事前調整が必要になるため学科名称は変更となる可能性がある。 
 山崎学長は「今後、より地元のニーズに応えるため医療分野での人材を育成する」と述べた。 
 大学名の変更も検討しており、決まり次第、文科省と具体的な手続きに入る。

[福島民報社 4/14(土) 10:24配信]
2018/04/13
英語民間試験の配点2割超、新大学入試で目安案
 2020年度から始まる「大学入学共通テスト」で導入される英語の民間試験の配点について、国立大学協会の入試委員会は12日、英語全体の2割以上を目安とする案をまとめた。

 拘束力はないが、各大学の判断に影響するとみられる。今月下旬の理事会を経て、6月の総会で正式決定する。

 共通テストの英語は23年度まで、従来型のマークシート式試験と民間試験が併存する予定だ。国大協はすべての国立大受験生に両方を課し、民間試験は〈1〉一定水準以上の成績を出願資格にする〈2〉マークシート式試験の成績に加点〈3〉「出願資格」と「加点」の併用――から各大学・学部が選択することを決めている。

[読売新聞 4/13(金) 9:17配信]
2018/04/12
世界大学ランキング日本版 国際化の進む大学は?

世界大学ランキング日本版 国際化の進む大学は?

新年度に入り、受験勉強を意識し始めたお子さんも少なくないことでしょう。18歳人口の減少や高大接続改革で、大学教育も急速に変わっています。
これまでのような有名大学が、そのまま安泰とは限りません。国内外の社会が急速にグローバル化を進めるなか、「国際性」も大学選びの重要な観点になるかもしれません。何を参考にすればよいのでしょうか。
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「教育力」に着目、「国際性」の評価を強化

複数ある世界大学ランキングの中でも最も権威のある英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は、2017年からベネッセグループなどの協力で「THE世界大学ランキング日本版」を作成しています。
THEでは世界ランキングの他、地域版(欧州・アジア・ラテンアメリカ)や「新興国」、「創立50年以内」など、さまざまなランキングを出しており、国別ランキングは米国に次いで二つ目です。しかも国別の特徴は、「教育力」に重点を置いているところです。

大学には研究と教育という二つの機能がありますが、世界中の大学を同じ尺度で評価しようとすると、どうしても研究面が中心になります。学術に国境はなく、研究者同士の評判や論文の引用数など、客観的に比較する指標も比較的簡単に設定できるからです。
それに対して教育は、文化的な違いもあって、なかなか客観的な比較ができません。しかし、世界中で学生や研究者が国境を越えて大学を求める動きがますます加速するなか、大学選びの情報が必要です。そこでTHEでは、まず国内で教育に関するデータがそろっている米国に着目。2番目の国として、日本に白羽の矢を立てたのです。

年間延べ12億人が閲覧するTHEのランキングに名前が載るということは、世界中の留学生にとって大学選びの対象になるということを意味します。逆に言えば、ランキングに載らなければ対象にすらならず、国際的には存在しないも同じになってしまいます。
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京大だけじゃない…意外?な大学も上位に

2回目となるTHEランキング日本版では、前年3位だった京都大学が東京大学と並んで同率1位になったことが注目されました。THEを運営するTES Global社によると、両大学とも国際化に力を入れているものの、京大の伸びのほうが著しかったと言います。
評価方法に変更があったことも見逃せません。評価の観点である4分野のうち「国際性」(他に「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」)の比率が、16%から20%に引き上げられました。これまでの外国人学生比率や外国人教員比率に加え、「日本人学生の留学比率」「外国語で行われている講座の比率」を加えたことに伴うものです。

日本版では、世界版には載らなかった秋田市の公立国際教養大学(2017年20位→18年12位)、東京都三鷹市の私立国際基督教大学(各15位→16位)、国立東京外国語大学(27位→17位)、大分県別府市の私立立命館アジア太平洋大学(各24位→21位)などが上位にランクインされています。分野別ランキングもあり、「国際性」ランキングにはこれら4大学や私立上智大学に、私立の京都外国語大学(20位→6位)、名古屋商科大学(28位→7位)などが続いています。

海外からも注目されるということは、国内にいながらグローバル人材となれるチャンスを広げてくれる大学だと見ることもできます。古くからのブランドや偏差値だけに頼らない大学選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

※THE世界大学ランキング日本版
https://japanuniversityrankings.jp/

[ベネッセ教育情報サイト 4/12(木) 12:21配信]
2018/04/11
大学入試改革、7割以上の保護者「不安」
 大学入試改革について「知っている」という保護者が9割にのぼることが2018年4月10日、栄光の調査結果からわかった。大学入学共通テストの英語への民間資格・検定試験活用も知っている保護者は8割以上だった。一方、大学入試改革に不安を感じている保護者も7割を超えた。

 「大学入試改革に関する意識調査」は、栄光ゼミナールを運営する栄光が2018年3月7日〜21日、高校受験を検討している新小学6年生〜新高校1年生の子どもを持つ保護者(栄光モニター会員)を対象にインターネットで実施。421人から回答を得た。

 2020年度から始まる大学入試改革については、92.9%が「知っている」と回答。「センター試験に代わり大学入学共通テストが実施される」など、大学入学共通テストに関する3項目についても「知っている」は7割を超え、大学入試改革への関心の高さがうかがえる結果となった。

 大学入試の英語について知っていることでは、「大学入学共通テストの英語では、英語4技能を評価する民間の英語資格・検定試験が活用される」がもっとも高く、81.5%に達した。「2020年度からの3年間は、大学入試センターが作成するマークシート式のテストと民間の英語資格・検定試験が併存する」は37.8%、「すでに入試に民間の英語資格・検定試験を評価に活用している大学が増加している」は33.0%だった。

 一方、「大学入試が変わることについて不安はあるか」との問いには、新高校1年生の保護者の38.0%が「とても不安」と回答。「どちらかというと不安」も含めると、76.0%が「不安」と答えた。新中学3年生の保護者では「不安」が85.0%にのぼった。

 このほか、子どもと大学入試について「話したことがある」と回答した保護者は、子どもの学年が上がるにつれて増え、新高校1年生では92.0%に達した。大学入試が変わることに備えて、「子どもに取り組ませていること、取り組ませたいことがある」という保護者は新高校1年生がもっとも多く、56.0%だった。

 具体的には、「英会話教室に通う」「英検を受けさせる」など、英語に関する内容が全学年で多かった。「文章を書く」「新聞の読み込み」などの回答もあったほか、大学入試改革を見据えて「大学付属系の高校に進学させることにした」「私立中学校に向けた勉強をしている」などの声も多かった。

[リセマム 4/11(水) 12:15配信]
2018/04/10
【大学受験2018】志願者前年比、東大101%・早大102%
 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2018年4月6日、2018年度一般入試の入試結果を公表した。志願者前年比は、東京大学が101%、京都大学が98%、早稲田大学が102%、慶應義塾大学が97%だった。

 入試結果は、一般入試の志願者数と受験者数、合格者数、倍率を大学別にまとめたもの。国公立と私立、地区で分類し、原則として募集単位・日程別に掲載。倍率は「受験者/合格者」で算出しているが、受験者が未判明の場合は「志願者/合格者」で算出している。

 倍率と志願者前年比を見ると、東京大学は2.9倍・101%、京都大学は前期が2.7倍・100%、後期(特色入試)が4.0倍・76%、早稲田大学は一般入試が7.3倍・103%、センター入試が4.6倍・98%、慶應義塾大学は4.6倍・97%。また、志願者数が過去最高を記録した近畿大学は一般入試が7.0倍・102%、センター入試が2.3倍・127%だった。

 Kei-Netはこのほか、過去の入試結果データとして2015年度から2017年度の3年分の推薦入試とAO入試の入試結果、国公立大学の「合格者の最高点・最低点・平均点」なども掲載している。

[リセマム 4/10(火) 11:45配信]
2018/04/09
社説:大学入試の英語 懸念深まる民間試験活用
 今春高校に入学した新1年生から受験対象となる「大学入学共通テスト」。現行の大学入試センター試験に替わる新テストであり、英語のマークシート式をやめて民間の検定試験を課すなど大胆な改革内容が注目されている。
 ただ、ここへ来て東京大が合否判定に英語の民間試験を使わないと表明し、波紋を広げている。先月、福田裕穂副学長が「現時点で入試に用いるのは拙速」と発言したのだ。
 国立大学協会は、TOEICや英検など、大学入試センター認定の7団体計23試験を活用する方針を固めている。新テストの実施まで3年を切っての東大の発言は、唐突な印象が否めない。
 だが、やむにやまれぬ問題提起とも受け取れよう。新テストの制度設計は、これまでも細部が具体化するたびに課題が生じ、解決の方向を十分見いだせないまま進んできた。
 教育現場から上がる疑問や懸念の声に、文部科学省は耳をふさいではならない。
 受験生に英語の民間試験を課す理由は、従来のマーク式では測れない「話す・書く」力を含む「読む・聞く」の四つの技能を測るためだ。
 グローバル化に対応し、より実践的な語学力を養おうと、中学・高校ではさまざまな取り組みが始まっている。とはいえ、目標とする英語力と現状の差は大きい。教員のスキルアップも不可欠だ。大学入試が変わらなければ教育改革にも弾みがつかない、という声があるのは理解できる。
 ただ、23の民間試験は留学、ビジネス向けなど、目的や難易度がまちまちだ。大学入試センターは、CEFR(セファール)と呼ばれる国際標準規格を用いて受験生の成績を6段階評価に置き換えるというが、そうした「幅のある」評価を1点刻みの他教科の成績に加えて、果たして厳密な合否判定が行えるのだろうか。
 検定料(6千〜2万5千円)や、年間の実施回数にもばらつきがある。受験生の居住地や家庭の経済力によって有利不利が生じないか。
 浮かび上がってきた課題の多くが、合否判定や採点の「公平性、信頼性」という入試制度の根幹にかかわっている。並行して準備中の国語と数学への記述式問題の導入にも、同じことが言える。憂慮を深めざるを得ない。
 文科省は、2020〜23年度をマーク式と民間試験の併存期間とし、24年度から民間試験に全面移行するとしている。
 教育現場には、23試験がいずれも高校の学習指導要領に合致した内容になるのか不安だとの声や、国の主導で試験を一本化すべきだとの声もある。文科省は異見、提言に丁寧に向き合い、説明や検討を尽くしてもらいたい。必要に応じてスケジュールを見直すことも考えるべきだ。
 新テストは、約50万人が受ける全国統一テストである。あれもこれもと盛り込みすぎず、各大学が課す個別試験とすみ分ける手もある。受験生と保護者が信頼し、納得できる入試制度にしてもらいたい。

[京都新聞 2018年04月08日掲載]
2018/04/07
中高生英語力、基準到達4割 上昇傾向も国の目標に届かず
 文部科学省は6日、全国の公立中学・高校の生徒の英語力を調べた平成29年度英語教育実施状況調査の結果を公表した。中3生で「英検3級程度以上」は前年度より4・6ポイント増の40・7%、高3生で「英検準2級程度以上」の生徒も2・9ポイント増の39・3%となったが、政府が同年度までにそれぞれを50%にする目標は達成できなかった。

 調査結果には、中3で英検3級、高3で準2級以上を取得した生徒のほか、取得していなくても定期テストの結果などを基に教員の裁量で「相当の力がある」と認めたものも含まれる。準2級は「高校中級のレベル」、3級は「中学卒業のレベル」とされる。

 中3で到達割合が最も高いのは福井県の62・8%で、さいたま市の58・9%、横浜市の54・0%が続いた。高3でも福井県が52・4%でトップだった。

 今回の結果について、福井県教育委員会の担当者は「各学校がコミュニケーション重視の英語授業を数十年継続してきたことが背景にある」と指摘。その上でALT(外国語指導助手)の活用や高校入試での英検加点制度、英検受検料の補助など生徒の英語学習に向けた環境整備の改善も奏功しているという。

 中3の到達割合が30・5%と低迷した島根県教委の担当者は「教員による生徒の英語力判定にばらつきが出た」と説明。高校生対象の英語セミナーを中学生にも拡大するなどして英語力の底上げを図るとした。

 英語教員の英語力も調査され、大学中級程度とされる英検準1級かそれに相当する資格を持つ割合は、中学で前年度比1・6ポイント増の33・6%、高校で3・2ポイント増の65・4%だった。ただ、中学で50%以上、高校で75%以上という政府目標には及ばなかった。

 また文科省は同日、全国の中3、高3それぞれ6万人を対象に「読む・聞く・書く・話す」の4技能ごとの到達状況をみた別の英語力調査の結果も公表。中高でいずれの技能も50%に届かず、特に高3では「話す」「書く」の到達割合が2割を切り、発信力に課題が浮かんだ。

[産経新聞 4/7(土) 6:30配信]
2018/04/06
私大入学費用、借入額は過去最高197万5,000円
 私立大学入学費用の借入額の平均が、過去最高の197万5,000円となったことが2018年4月4日、東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査結果からわかった。受験から入学までの費用負担を「重い」と感じる家庭は9割を超えている。

 東京私大教連は東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木、長野、新潟、山梨の1都9県の私立大学・私立短大・私立高専の教職員組合を対象とする連合体。「私立大学新入生の家計負担調査2017年度」は、2017年4月に首都圏の私立大学・短大に入学した新入生の家庭を対象に実施した。有効回答数は4,554人。

 「受験から入学までの費用」は、自宅外通学者が前年度比2万9,500円増の216万816円、自宅通学者が前年度比5,400円減の154万6,416円。「受験から入学までの費用」に占める初年度納付金の割合は、自宅外通学者60.9%、自宅通学者85.2%。

 自宅外通学者の「入学の年にかかる費用」は、前年度比3万3,900円増の296万6,516円。このうち、「仕送り額(4〜12月)」は、前年度比4,400円増の80万5,700円。自宅外通学者世帯の平均税込収入900万7,000円に占める「入学の年にかかる費用」の割合は32.9%と、3分の1にのぼる。

画像:「受験から入学までの費用」の推移と各費目の構成比
 入学費用を借入れした家庭は17.9%。自宅通学者16.1%に対し、自宅外通学者は21.1%と2割を超えている。借入額の全体平均は、1983年度の調査開始以来もっとも高い197万5,000円となり、前年から15万円増加した。住居別では、自宅外通学者233万9,000円、自宅通学者167万6,000円で、いずれも過去最高額となった。特に自宅外通学者の借入額の増加が顕著で、前年度から22万円増えている。

 受験から入学までの費用の負担感は、9割を超える家庭が「大変重い」「重い」と回答。入学費用を借入れた家庭では99.0%、自宅外通学者では93.2%が「重い」と感じており、家庭に及ぼす教育費負担の大きさが浮き彫りとなっている。

[リセマム 4/6(金) 12:15配信]

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